14/01/12 那智の滝・太地・串本
1/12(日)晴 ホテル浦島-那智の滝-熊野那智大社-太地-串本 68km ルート図
2日目はホテル浦島から。7時前に朝風呂に入りに行くと、早朝から団体の出発客でロビーには人が多い。そして8時の朝食の頃には大混雑、送迎船のりばが長蛇の列となっていた。この様子だと帰りも自走でトンネルを抜けてかと思ったが、8時半のチェックアウトの頃にはだいぶ空いていたので、昨日フロントに預けた自転車を持って送迎船に乗りこむ。
今日はまず那智の大滝まで往復するので、重い荷物は紀伊勝浦駅のコインロッカーに預ける。新宮方面に向かい、「JR那智駅&道の駅なち」から、那智滝、熊野那智大社に向かって那智川を上り始める。那智川周辺は2011年9月水害の復旧工事が至るところで行われていた。
那智の滝まではおおよそ300m上る。道はしだいに勾配がきつくなり熊野古道の大門坂下から車道は九十九折の道になる。標高は上がるけれども今日はそれほど寒くなく、やがて谷の奥に大滝が見えてきた。
那智駅から1時間ほどで那智の滝入口に到着。自転車を置いて歩いて滝へ向かう。那智滝は滝そのものがご神体の滝で落差133mは一段の滝としては日本一。陽の方角もよく、滝下には虹が見えた。
土産物店が並ぶ参道の階段を登り、熊野那智大社と隣の青岸渡寺に参拝して滝入口まで歩いて戻ってきた。
昼前に紀伊勝浦駅まで戻り、ここからR42で太地へ向かう。湯川トンネルは旧トンネルを利用した自転車歩行者用トンネルになっている。湯川温泉を過ぎて太地方面に分岐し、くじらの親子像に迎えられて太地の街へ。博物館手前で昼食とする。くじら丼。
昼食後はくじらの博物館へ。館内は捕鯨文化が詳細に学べる展示がならぶ。小さな船での捕鯨状況の模型や、実物大の復元船もある。
屋外にはイルカショーのプールや、クジラのふれあい桟橋などがあり、ちょうどイルカショーの時間だった。クジラのショーもあるけど時間が合わず見ることができなくて残念だった。
博物館の後は太地市街から海岸線、岬を周る。ここから地形は険しくなり、50mほど高台に上ってまずは燈明崎に。勝浦が見える距離でホテル浦島もまだ近くに見える。
ここから梶取崎に行こうと海岸の道で行こうとしたが、遊歩道で自転車通行禁止だった。GPSで表示された落合博満野球記念館経由のルートも抜けられず、さらに遠回りし梶取崎にようやく到着。
太地の山を抜け下里、高芝と旧道を通ってからR42に合流する。あとは串本までだ。
すぐに玉ノ浦。対岸の家並みが良さげな雰囲気で、時間があれば湾内を少し行ってみたかったが、余裕がなくなったので国道をそのまま進む。続いて荒船海岸へと続く。
日が傾くにつれて寒くなり、風も緩やかではあるが向かい風である。 田原、古座、姫と淡々と街を抜けて串本の街手前では橋杭岩。向かいの大島まで転々と繋がっていて、海面下にも同じような岩が続いているとのこと。
串本の街に入り、最後はへろへろになりながら高台に上ると日没 串本ロイヤルホテルに到着。部屋からは大島が眼の前に広がる。明日行く予定だ。