1/10(日)晴れ 弓削島-佐島-生名島…土生…岩城島…因島-向島…尾道 77km ルートマップ
3日目は愛媛県上島町の島巡り。弓削島、佐島、生名島そして岩城島と行き、午後からはしまなみ海道で尾道まで。
日の出前の燧灘、遠くの島の灯台の光が点滅している。
8:15、インランドシーリゾート・フェスパ(旧国民宿舎ゆげロッジ)を出発、まずは弓削島南側を周回する。久司山の裾を標高100mまで登れば、同じ上島町の豊島、高井神島、魚島、江ノ島が見えてきた。
弓削島南側から弓削商船高専前を通って北側へ向かう。県道172号の細い路地を抜け、みかん畑の中を上っていくと東岸へ。
弓削島の東側は急峻な地形が続く。僅かな谷あいの平地に集落があり、登り降りしながら道が続いている。高台に上ると瀬戸内海がまぶしく輝く。海の先、豊島、魚島そしてその先をずーと進めば四国は観音寺あたりとなるはず。
大岳ノ鼻・大谷桜園の切り通しを抜けて北側に回り込むと本州が見えてくる。横島、田島、その先は鞆の浦で、2010年に福山起点で行ったところだ。こうしてあちこちの島へ行ってみると、それぞれの位置関係が分かってきて楽しくなる。走る車もほとんどなく、貸切状態の道を進む。
北端を周り山を降りて西海岸へ出ると弓削久司浦地区、対岸は因島。
西側は平坦な道で快適に。上弓削港からは家老渡フェリー汽船で因島の家老渡港(かろうと)と繋がる。その先の弓削港まで来ると弓削島で一番賑やか。
弓削大橋を渡って佐島を少し周る。
佐島港から生名橋を渡り生名島は西側に赤穂根島、岩城島を見ながら行くが、ちょうどこの時だけ厚い雲が掛かってさらには向かい風を進むこととなったのでちょっと辛かった。
立石港から土庄港長崎桟橋に戻り、少し離れた土庄港中央桟橋に行って、次は岩城島へ向かう。
土生港(中央桟橋) ~ 長江港の長江フェリーに乗船する。自転車は自分で立てかけるだけで紐等で固定はせずに船室へ。出航後係員が来て運賃を支払う。運賃¥280だが「サイクルフリーで上島町へ行こう!~観光客専用自転車船賃無料化事業~かみじまサイクルフリー券」に必要事項を記入すれば自転車代は無料になる。
フェリーには因島のスーパーに自転車で買物に来たと思われる外国人が多く乗っていた。造船工場などで働いているらしい。
岩城島は尖った積善山が特徴的。この島は今は橋で繋がっていないけれども、上島町の島を結ぶ上島架橋や生名島と結ぶ岩城橋が予定されている。長さは先の2橋と大差はないので技術的には十分可能。岩城島から赤穂根島、津波島、伯方島までの構想もあるとのこと。
島南部の岩城港に到着。近くの民宿よし正で「岩城ラーメン」。薬味にひじきラー油・ポン酢・レモンが付き、食べながら少しずつ味を変えていく。
岩城島から三光汽船の洲江港(すのえ)~ 小漕港(おこぎ)で生口島へ。
乗船してから係員に運賃¥150でここも自転車代はかみじまサイクルフリー券で。
このフェリーは時速8㎞程とのんびりと進む。日差しも暖かくて気持ちよかった。
しまなみ洲江港からは昨日と同じ道になる。生口大橋の手前のフェリー乗り場、この三光汽船、赤崎-金山航路は土日祝が運休とのこと。
昨日に続いて生口大橋を渡り、因島は西側のしまなみ海道メインルートなので、自転車乗りがとても多く、外国人もよく見かける。重井港経由で因島大橋へ。
向島は遠回りになる東側へ。このルートは小さな漁港が点在するのどかな道。対岸に横島、百島、戸崎を島、半島が続く。尾道拠点でこの辺も行ってみたい。
ようやく尾道水道までやってきた。廃止された桑田渡船の桟橋から造船工場の裏道を通り、尾道大橋の下を抜けていく。
尾道駅前行の渡船で尾道へ。尾道は10年振りだがずいぶんと綺麗になった。ちょうど日没時間で尾道港ポートターミナルのウッドデッキの突端で日の入りを眺める。
夜はお好み焼きを食べに行って、駅前をぶらりと。対岸の工場のクレーンが青・黄・緑・赤・白色の5色にライトアップされていた。