10/02/14 伊豆大島2日目

2018年3月27日サイクリング

元町-三原山頂口・・・三原山・・・三原山頂口-元町港・・・熱海港  ルート図
伊豆大島2日目。昨日とはうって変わって青空が広がっている。
今日は三原山に行くのが目的である。その後の予定は決めておらず、帰りのジェット船の港が岡田港か元町港かということと、余りの時間具合によって考えることにした。
8時半にスタート、三原山頂口に向けて元町の坂を上っていく。急な坂道を、大島町立つばき小学校、大島バス駐車場、ホテル椿園と進むとすぐに街を離れる。
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御神火スカイラインに入ると、両側を木に覆われてまだ朝陽も当たる前なので、路面がしっとりと濡れている。
標高400mまで上ると元町を俯瞰出来る場所に出た。元町港の先の海に一本の筋、沖からジェット船がやってくるのが見えた。どうやら今日の船は岡田港でなく元町港から出るようである。

外輪山の急斜面に沿って道は続く。ますます見晴らしは良くなり、大島空港、沖を進む何隻もの船、そしてその奥の伊豆半島は霞がちだが見えている。
ほとんど車も走ってなく、地元の車とレンタカーが時折通り過ぎていくだけだ。
山の上に建つアンテナが間近に迫ってくるとまもなく三原山頂口に到着。元町から1時間40分で上ってきた。

駐車場の脇に昨日出会った人の小径車が止まっていたのでその横にBD-1を止めて、ここからは徒歩で三原山へ向かう。
御神火茶屋から外輪山の内側の遊歩道へ。溶岩地帯を抜けて内輪山に上っていくと昨日の雪が残り、昨日も見た樹氷が朝陽に輝いている。

内輪山に上がり、時計回りでお鉢巡りに進んだ。樹木やコースの柵、ロープにびっしりと氷が張り付き、昨日の寒さと強風がすごかったことを感じた。数cm積もっている雪道を登りながら内輪山を半周周ると剣が峰に到着である。

東側には裏砂漠が大きく広がっている。ちょっと小高い山の尾根の先が昨日引き返したところだ。gpsで確認するとここから直線距離でほんの1kmほどだ。昨日見えるはずだった景色を、さらに上から見ることができた。
剣が峰から残りの半周へ。荒々しい火口や、蒸気の吹き出ているところを抜けて一周回ってきた。

途中で火口展望台への分岐道があったので行ってみたが、お鉢巡りから見る方がよく見ることができた。

山頂口まで戻るとちょうどお昼。食事処で昼食とした。昼食中に午後のルートの検討をする、それほど時間に余裕がなくなったので、山腹噴火口、三原山登山道路、リス村、大島空港、サンセットパームラインで元町港へ下ることにした。

三原峠見晴台の先で左に入るとひび割れた下り坂にが続く。道の途切れたところから山腹噴火口が始まる。300mほど階段遊歩道となりその先に道が繋がっているので(もともとつながっていた道が噴火で途切れてしまったのだ)BD-1を押しながら歩いていった。すぐ脇に幾つもの噴火口が続いている。

山腹噴火口を後にして、三原山登山道路、椿の森、リス村とあっという間に下る。リス村は前回来て「うさぎの避難訓練」などとても面白かったが、今日はちょっと閑散としているように見えた。

大島空港から海岸に出て最後はサンセットパームラインで元町港へ。ここの区間はサイクリングロードも併設されている。

三原山山頂でだいぶ時間をとったため、元町港に到着したのは出発の20分前。慌ただしく準備をして桟橋へ。ターミナルの前で自転車を畳んだけど、チケットを受け取ってから船の近くまで行って準備した方が楽だった。
熱海行きの他にも東京に向かうカトレア丸、ジェット船も接岸しており、ターミナルは賑わっていた。
14:10。定刻に出航し熱海港への帰路についた。

元々は島一周の予定だったが、帰りが元町港となったため、大島空港-岡田港間が残ってしまいちょっと残念だったが、1日目の裏砂漠の道のりはなかなか体験できないことだったので一番の思い出となった。