09/22(火) 小串-毘沙ノ鼻-下関-門司港駅・・・小倉駅 ルート図
朝起きて気になる天気予報チェック。一日雨マークだが、時々降るくらいのようなので、予定通りに走ることにした。
朝方の雨があがるのを待ち、今日はゆっくりめの8時スタート。みどり屋からすぐ近くの海岸に出るとすぐに小串港、小串海水浴場に出る。
小串駅前を通る街中の道をしばらく進むとR191に合流。川棚温泉駅、黒井村駅と国道を走る。
黒井村駅から本州最西端へ向かうため、室津へ。ちょっとした峠を越えは雨に濡れた水田の緑と彼岸花の赤が鮮やかだった。
吉母地区の手前で右折し本州最西端へ向かう。海にはいくつもの島々がぼんやりと浮かんでいる。
「本州最西端」と書かれた小さな看板があるが、訪れる観光客は少なく、ごくたまに車が通るくらいだ。
急坂を100m上ると毘沙ノ鼻の駐車場に到着。展望台はここから遊歩道で200mほどだが自転車で行くこともでき、遊歩道ではアゲハ蝶がとても多く見られる。
展望台からは180度の日本海が望め、真正面に蓋井島がぽつんと浮かんでる。
展望台から引き返し、吉母海水浴場、夏は賑わうのだろうがこの時期はとても静かだ。
吉見駅からR191に入ったが、福江駅から次の安岡駅までは国道を離れ山側の農道を縫って進んだ。
安岡駅からはすでに下関の市街地となる。今回のツーリングで初めての大きな街だ。国道かわき道で下関の中心街へ向かう。山陽本線と山陰本線の分岐駅の幡生駅を通り、下関駅に到着。下関駅は東西に2箇所の出口があるがどちらもぱっとしないなと思ったら、2006年の火事で三角屋根の駅舎が消失してしまったのだそうだ。
下関駅到着で山口県のツーリングは終了だが、帰りは小倉駅から新幹線の予定なので九州へ渡る。
九州へ渡る方法は、最初は関門トンネルと考えたが、現在リフレッシュ工事中で通行止め。自転車の場合、無料の代行バス輸送もできるが、1時間に1本と本数が少ない。
そこで、20分おきに出ている関門連絡船で渡る予定にしていた。
下関駅から2kmほど、下関水族館の隣の関門連絡線乗り場へ到着。早速乗船券を買おうとしたが、自転車のボタンが「売切」となっていた。聞くと今日は乗客が多いので自転車は乗せられないとのこと。これは予定外だったが時計を見ると、関門トンネルの代行バス出発の20分前。関門トンネル入口まで1.5kmほどなので、急ぎ移動することにした。
めざすは関門橋をくぐった先。走っていると前方にもMTBの若者が走っている。「同じ目的かな」と思っていたらその通りだった。
12:50、発車10分前に到着。人は観光バスに乗っていくが自転車はトラックに載せていく。係りの人が積み込み作業をしてくれるが、傷のチェックをするとのこと、傷のチェックといっても全体的にボロボロでいろんなものが付いているBD-1。なぜか「右後ろに傷」とだけ記載されていた。(ねこBDは「全体的に錆び」だったそうだ)
13:00、トラックに続いてバスも出発。乗客は十数人だった。いったん山側へ行き、関門橋を通って九州へ渡り、関門トンネルの門司口へ。時間は25分ほど掛かった。
トラックからBD-1が降ろされ確認のサインをする。ここからは門司港駅方面へ。レトロな街、門司港は多くの観光客で賑わっていた。
昼食を食べそびれていたので、門司港名物の焼きカレーでお昼。たまたま見かけたアーケード街のお店へ。満席だったので10分ほど待ったが、注文してからはタイミングよく、すぐに出てきた。
雨もぽつぽつと降っていたので、門司港駅から輪行することにした。門司港駅は趣のある駅舎、そして終端駅であるので改札口から入ると段差なくそのままホームへ入れる。小倉駅で新幹線のぞみに乗り換え帰宅。
今回のツーリングは行程の計画する時間も短かったが、最大の見所の秋吉台が絶好の天気だったのが幸いだった。そして、これまでほとんど知識のなかった山口北西部の事をいろいろ知ることができ得るものが多かった。