09/09/21 山口ツーリング3日目
09/21(月) 長門-津黄-角島-小串 ルート図
7:20、長門グランドパレスを出発。R191を西へ進む。今日もいい天気だが午後から下り坂の予報。なるべく先を急ぐことにする。
黄波戸温泉に向かう県道66号に入り、青海島を右に見ながら海岸線沿いを走り、黄波戸温泉を回りこむようにして一気に黄波戸峠まで上る。山陰本線が近くを通っているがこちらもなかなかの急坂か、気動車がうなりをあげて走っていった。
峠を下り、県道を離れて日置中地区へ。ここから千畳敷・棚田・龍宮潮吹の案内矢印に従って上りはじめる。途中に千畳敷への分岐があったが、千畳敷のことは知らなかったのでパス。後で見てみたら300mまで上らなければならなかったみたいだ。
峠間近で県道に再合流し津黄峠に到着。予想外の標高200m越えとなってしまったが、峠の先から見た日本海は感動ものだった。
棚田が広がる山の斜面を油谷津黄まで一気に下る。津黄港で水分を補給し再び上り、津黄龍宮の潮吹に到着。「龍宮の潮吹」とは水面下の洞窟を通った波が30mも吹き上げるそうだが、今日は波は穏やかだった。
ここから先は油谷の棚田の風景がきれいな場所だが、つい海沿いの道へ行ってしまい、ミスコースをしてしまった。それでも周囲に棚田が広がり、稲刈りも盛んに行われているのを見ることができた。
県道と合流すると油谷後畑、向津具半島を周ることも考えていたが、残りの距離を考えて半島はパスすることにした。
油谷湾を南下し伊上でR191へ。さすがに交通量が増えたので脇道を縫いながら先へ進む。
伊上駅の先で下関市(旧豊北町)に入る。長門粟野駅の先でお昼時だったので国道沿いの食堂で食事にした。付近にあまり店がないので次から次へと地元の人や観光客がやって来た。
粟野から先、国道は山の中へ入っていくが、海岸線にバイパス道路があったので海へ向かう。静かで釣り人がぽつぽつといるだけの道、「いい道だー」と思ったが、先に進むとともにだんだんと様子が怪しくなり、最後は藪の中に消えてしまい通行不能。地図では2本線の道だが、もう使われていないようだ。
引き返して国道まで戻り阿川へ。ここから角島方面へ向かう。角島の北にある島戸地区を経由した。街中の建物に「原発反対」の文字がかすかに残っていた。かつて旧豊北町豊北原発が建設される予定だったが中止になったのだ。
角島大橋が見えてきた。天気がよければものすごくいい景色だが、残念ながら曇り空。橋の上は車で渋滞中。路肩もほとんどないので、車の脇を走り、追い抜いたり追い越されたりしながら1,780mの橋を渡った。
角島では一番西にある灯台へ向かう。島南部の道へ入ると車も少ない漁村の風景となる。角島灯台は多くの観光客が訪れにぎわっていた。そして帰りは島の尾根沿いのバイパスで戻ったが、車は大渋滞、引き返す車もいたけど戻るのも渋滞しているので大変だったであろう。
戻って後は日本海岸を南下して、今日の宿の小串まで残り20kmを走る。R191に合流すると車も多くなり、疲れも増してきた。何度も上ったり降りたりを繰り返し。
二見を過ぎると海岸沿いのいい道となるが、雲行があやしくなり、やがてポツリポツリと雨が降ってきた。雨装備をして湯玉、そして小串に。
16:30前、今日の宿「みどり屋」に到着した。自転車は玄関の中に入れてもらった。ご主人の話では前日も自転車の人が泊まったそうだ。