09/06/28 妙義・碓氷峠

2018年3月20日サイクリング

06/28(日) 軽井沢駅-和美峠-妙義-横川駅-碓氷峠-軽井沢駅 ルート図
梅雨の間を縫って、梅雨前線から離れて北へ向かった。
今回は信州・軽井沢駅をスタート・ゴールとして、日本三大奇勝の一つ、妙義山を反時計回りにぐるりと周り、最後は碓氷峠を上るコース。
軽井沢駅南口を9:20に出発。曇り空の下、標高900m強の高原は涼しさを感じる。
まだ朝早いので観光客も少ない軽井沢プリンスショッピングプラザから、県道43号下仁田軽井沢線へ入る。R18軽井沢バイパスを挟んで、軽井沢プリンスホテルGCから軽井沢72ゴルフへとゴルフ場の間をしばらく走り、最後に20mちょっと上ったところで和美峠に到着。ここで長野県軽井沢町から群馬県下仁田町へ入る。
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和美峠を越えるとフラットな高原地帯から急峻な山岳地帯と変わり、道は急坂急カーブが続く。
空高くそびえている上信越自動車道の橋の下を潜り、一気に標高を下げていった。
やがて傾斜が緩やかになると畑や建物が現れ、道端にあじさいがあちこちに咲いている。

「紅葉ライン(姫街道)」と名づけられている道、矢川川沿いに下り、県道をはずれ、「歴史を偲ぶ上州姫街道 本宿」を通った。

R254西上州やまびこ街道に入ると交通量が増えてきた。こんにゃくの看板をあちこちで目にすると下仁田こんにゃく観光センターに到着。ここで少し休憩。ここまで20km以上走ってきたがほとんど足は使わずに来た。

さらに下って標高300mを切ると中小坂の交差点。ここで左折するとK51上州三山パノラマ街道に入る。ここからは緩やかに上りとなり、妙義山の裾野を行く。
太陽が顔を出しくるとK196との分岐点に到着。予定ではK196で妙義山の裾野に行く予定だったが、視界があまり良くないのでオプションと考えていた碓氷峠を上ろうと考え、ここは力を残すべくK51を直進するコースにした。

妙義山を左手に杉ノ木峠で富岡市(旧妙義町)へ。道を進むにつれて少し霞んでいる妙義山があっというまに山容を変え、様々な形へと変化していく。

昼食場所として予定していた「道の駅みょうぎ」に向かうため、諸戸でK51を左折したが、ここから諸戸川沿いの急坂の道を150m上ることとなった。
上りきりK196に合流して、12時過ぎに「道の駅みょうぎ」に到着。ざるそばとマイタケご飯を注文した。ざるそばは量が少なめだったのでマイタケご飯もあってちょうど良かった。

エネルギーを蓄えたところで午後のスタート。まずは妙義神社の横を通り、緩やかな下りでR18に出る。旧中山道の脇道を進みつつ、信越線の踏切を渡ると横川駅に出る。釜めしで有名な荻野屋が駅前にあるが、駅横にテントも設営されここで釜めしを食べることができる。

ここから碓氷峠越えでスタート地点の軽井沢駅へ。朝下った分を上り返すことになる。

横川駅の先で信越線の線路は途切れ、先に「碓氷峠鉄道文化むら」となっている。横にはアプトの道遊歩道があり、途中のめがね橋まで線路跡を辿ることができるが自転車通行禁止なので国道18号旧道を進む。

広い幅の直線の道が伸びる坂本宿を上る。若干の追い風が災いして体が熱くなってきたが、宿場町の終端着き、ここから碓氷峠へ差し掛かると風が涼しく感じるようになった。上り始めるとすぐに1匹の猿が出現、すぐ後にも小猿が出てきた。

アプト式時代の旧線の橋やトンネルと交差しながら碓氷湖をすぎてしばらく進むと、めがね橋で有名な「碓氷第三橋梁」に到着。

かつて信越線の車窓から眺めたことはあったが、こんなに間近で見るのは初めて。予想以上に大きい。橋の上も遊歩道になっていて、ここから上ることもできるのだが、とても疲れそうなので下から眺めるだけにした。

めがね橋から先にも旧線のトンネルや小さな橋が次々と出現する。横軽の中間地点の熊ノ平を過ぎると新幹線開通で廃止された新線区間でコンクリートの橋梁に架線柱と架線も残っている。

横川-軽井沢間は通称「横軽」と呼ばれ、標高差約600mを鉄道ではトンネルと橋で直線的に結ばれるため11.2kmの距離だが、国道18号旧道では約17kmある。国道は地形に沿って数多くのカーブで結ばれているため距離は長いが、傾斜が緩やかで上りやすい。

横川から2時間ほどかけて標高960mの碓氷峠に到着。下ってすぐゴールの軽井沢駅に到着した。