14/05/05 石見ツーリング3日目-江の川・三江線

2018年3月20日サイクリング

5/5(月) 雨のち晴 川本-粕淵-浜原-宇津井駅-三次 85km ルート図

今日のルートは昨日の午後から引き続き、江の川と三江線にひたすら沿って行く。ゴールは広島県に入って三次まで。およそ80kmの予定。
昨日から天気が下り坂で心配だったけれども、明け方に強い雨は通り過ぎて、8時過ぎには弱い雨に変わってきた。この後は天気が回復することから9時前に出発することとした。
自転車はプロジェクタールームに置かせていただいていたので、ここでバッグなどをセットして出発。まずは川本の街へ下る。
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出発の時は雨も上がっていたけど、少しすると雨が降ってきたので雨装備に。江の川も昨日と変わってしっとりとした景色となった。
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粕淵までは大きな街がないので見どころは橋と駅。木路原駅、竹駅、乙原駅と各駅に立ち寄りながら進み、石見梁瀬駅に。この駅はかつては交換駅だったが、今では単線の駅。長らく不通となっているのでホームのブロックの隙間や亀裂から幾本もの茎が伸びて、小さな花が咲いていた。
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そして昨日から度々見かけた看板。「危ないので安全な通路または踏切を通行下さい」とある。家と道路の間にレールが通っているので必然的に線路を渡るしか道路に出られない。
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三瓶山や石見銀山への分岐点となる粕淵から浜原駅へ。 三江線の不通区間は江津からここまでで、ここから三次までは運行されている。ただし三次方面は1日4本。朝7時台の次は夕方の17時台で昼間走る列車はない。
駅舎前には三江線全通記念碑。昭和五十年にここから口羽駅までが繋がって一本の路線となった。
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浜原大橋をわたって浜原ダムへ。この頃から自転車とすれ違うことも多くなってきた。信喜橋を通りすぎて、引き続き右岸の道を進んだ。落ち葉が多く積るところもあり、信喜隧道は長さ300mほどだけれど照明がないトンネルだった。
後で調べて分かったことだが、この地域のサイクリング大会の「グルメフォンドin美郷」での「江の川周回フラットサイクリングコース」では、この区間は通らないコースとなっていた。
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信喜橋からは巡回中の軽トラック1台とすれ違っただけで、木に覆われたひっそりとした道も都賀行大橋手前から視界が開けてきた。左岸の国道側に橋を渡って、調べておいた関西風のお好み焼き屋さんで昼食。食事処があまりないので、お昼にちょうどいいタイミングでありがたかった。
左岸は国道だけれど、交通量も少なく、道の駅グリーンロード大和の裏手にはきれいな遊歩道もある。
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都賀大橋で左岸に移り、街を抜けると江の川の深い谷中へ。ここからが一番の絶景区間だった。
浜原駅から三江線は、最後に繋がった区間であり、できた時期が新しい。そのため工法が変わって、川に沿うことなく高架線とトンネル、橋梁で一直線に線路が作られている。
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そして宇都井駅へ。ここは先ほどの鉄橋から長いトンネルを抜けて出てきた場所になる。前後がトンネルになる僅かな距離を高架線で繋いでここに駅を作った。ホームの高さは20mで116段の階段で登る。ホーム上に出ると強い風が吹いている。
このような構造のためTVで紹介されたりと有名な駅で、観光客が次から次へやってきていた。
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宇都井駅近くの橋から。カヌーはあちこちで見かけたけれど、ここは競技用のゲートが設置されていて本格的。早い流れに思えるけれど、流れに逆らって上らなければならないこともあるので、かなりハードなんだと思う。
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江の川がすこし穏やかになり、支流の出羽川に少し入ると口羽駅に到着。 ここがかつての三江南線の終着駅。こちら側にも全通記念の石碑が駅前にあった。
次の両国橋になると対岸は広島県。ここではまだ渡らずに島根県側に留まって右岸を下っていくと昨日に続いて猿が2~3匹現れた。
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口羽駅から線路と道路はまたフレンドリーになる。江平駅と作木口駅のあいだでディーゼルカーが走ってきた。江津から1日以上経って、初めて三江線の車両を見た。その列車は口羽駅で折り返しとなる、「江の川カヌー公園さくぎ」で休憩がてら対岸を走る三江線とカヌーを合わせて撮影した。
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ようやく1日のルートも終盤に。江の川はここで大きく蛇行していて、ショートカットする門田トンネルもあるが、川に沿った道を行く。三次に近づくにつれて、谷間が広がるところが多くなり、家が少しづつ増えてきた。
ここの国道375号線は、広いところもあるが車1台がやっとの道幅の所も多い。
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夕方になり、風も冷たくなってきた。久しぶりに大きな街が見えてきて、赤い巴橋を渡れば三次の街に。
ということで、先に書いたとおり今日は江の川と三江線を十二分に堪能することができた。
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宿にチェックイン後、夕食はホテル近くの「わに料理」のお店へ。ワニと呼んでいるが「さめ」であり三次名物料理。
刺身や天ぷらなどをおすすめ料理をいただいた。
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