09/06/14 野尻湖・戸隠高原・七曲
06/14(日) 北須坂-豊野駅・・・古間駅-野尻湖-戸隠高原-戸隠バードライン-七曲-善光寺-長野駅 ルート図
長野の実家への帰省がてら、北信地方を走った。
今回のコースは長野県北部、新潟県境に近い野尻湖から戸隠高原を周り、長野駅まで南下するコース。
標高はスタート地点の600mから最高1,250mまで上り、400mまで下る。
実家に近い豊野駅から輪行。8:26発の直江津行きの普通列車は、かつての特急「あさま」の車両が利用されている。
信越線は鳥居川の渓谷を上り、程なく古間駅に到着。国道から遠く離れているので静かな良い感じの駅だ。
北へ向かい一丘越えれば野尻湖に出る。ただし湖畔ではなく森の中、木々の間から湖面が見える湖の周回道。1kmごとに標識が立ち、湖畔一周が15.2kmと書かれている。
アップダウンしながら反時計回りに進むが霧で湖面が見えるが対岸は見えない。最東端に至ると道が湖畔に降りて平地に出る。釣り客がたくさんいて湖岸やボートの上から竿を伸ばしている。
再び崖の中腹に上り周回道を進む。あちこちでホテルや別荘が下に現れる。やがて霧が濃くなり視界が数十mになってきた。
レストラン、遊覧船、ボート乗り場が並ぶ野尻湖の一番の賑やかな所に到着。幼い頃に来たことがあり、ここからモータボートに乗った思い出があるが、今日は霧で何も見えない。
野尻湖を3/4周して湖と離れ次は戸隠高原へ向かう。国道18号、信越線と交差し、黒姫山の山麓を緩やかに上り始める。
ここ周辺のそば畑では「黒姫産霧下そば」が生産されている。右に黒姫山、左に飯縄山が大きく見えるはずだが、今日は残念ながら見ることはできなかった。
白樺の森の中、鳥居川に沿って上る。カーブが少なく直進的な道が続き、標高1,000mを越え、黒姫山から戸隠山の山麓へ移るとまた霧が広がってきた。
そして標高1,200mまで上ると道はほぼ平坦となり、戸隠キャンプ場に到着。長野駅行きの路線バスが停まっていた。1時間に1本ほど運行されている。
一瞬雨が降ってきたので雨装備をするがすぐに止み、奥社入口に着くと、他にもからくり屋敷などがあるので人が多く賑わっていた。ちょうどお昼時で蕎麦屋があったが、もう少し先に進むことにした。
1kmほど進むと、「そばの実」大きな蕎麦屋さん。駐車場に車も多く、待つようなので先へ進み、さらに1kmほど進むと中社へ。ここは戸隠の中心街で蕎麦屋が数多くあるので、ちょっと奥に入った所にある「戸隠食堂」へ入った。まずそば団子が出てきて、戸隠そばの大ざるそばと冷やしたぬきそばをいただいた。
戸隠そばはいろんな決まりがあるが、ぼっち盛りと呼ばれる盛り方のそばで美味しかった。
食事中に天気をチェックすると北の方で天気が不安定なので、先を急ぐことにした。中社から一気に標高1,000mの宝光社まで下ると、飯縄山の山麓コースとなり若干上り返しになる。
黒姫側に比べて交通量が増え、次から次へと関東一円のナンバーの車が通っていく。そば博物館や大久保の茶屋、旧長野県庁舎と過ぎると大座法師池に出る。
長野市街へのメイン道の浅川ループラインと別れ、戸隠バードラインを七曲方面へ行く。時折雲が切れ陽が差してきた。
大峰山への分岐に到着。かつてはバードラインがこの先、大峰山、地附山を抜けて長野市街へ繋がっていたが、1985年7月の地附山の地滑りにより道が消失したため、今では七曲経由となっている。
18%の標識を過ぎると、路面はスリップ防止の道となるのだが、形状が凹でなくて凸、大佐渡スカイラインと同じく、自転車ではとても走りづらい。
スピードを出すとかなりの震動となるのでそろりそろりと下る。自動車のタイヤが通るところはやや削れているのでなるべく良い場所を選んで下っていった。
急傾斜の地形にロックシェードに覆われたヘアピンカーブが続く道、そこそこ車も来て路線バスも下っていった。
七曲がりについては
こちらのページ
に詳しく書かれている。
途中に道の真ん中に現れる一本松は松食い虫にやられて枯れてしまったそうだ。
10分近く掛けて七曲がりを抜けると、眼下に長野市街が姿を現してきた。
最後の急さかを下ると善光寺、表参道を通り、15時前に長野駅に到着した。
新幹線で帰る途中、佐久平付近では大雨になっていた。各地で局地的な雨が降っていたようである。
今日は景色には恵まれなかったが、雨に降られないだけラッキーだった。