09/03/12 四国九州6日目 佐田岬・佐賀関

2018年3月20日サイクリング

03/12(木) 三崎-佐田岬灯台-三崎港・・・佐賀関港-関崎-坂ノ市駅・・・大神駅-日出 59km ルート図
今日は佐田岬半島まで往復した後、フェリーで九州に渡る。宿泊した三崎は大きな街としては佐田岬半島で一番先端にあるが、佐田岬まではまだ15kmもある。
今日はすっきりとした青空が広がるサイクリング日和になった。
7:35スタート。県道256線は三崎の街を抜けるとすぐに上り坂に掛かる。この坂、昨日対岸から見て分かっていたが山の尾根の上まで緩やかな勾配で5km続く。
みかん畑が続き、高くなるにつれて海も広がってくる。後で乗船する予定の九四フェリーが佐賀関へ出港していった。
150m上ったところでようやく風車が間近にそびえてる尾根の上に到着。ガソリンスタンドの先で道が二手に分かれるが、佐田岬の矢印に従って切通しを抜け南側のルートへ入る。
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串地区を抜けて2kmほど進むと分かれた県道といったん合流するが、すぐに街へ下る途中で再び道は分岐する。ここからは北ルートが岬への本筋だが街へ下る南ルートへ進んだ。
街中の細い道を進むと石垣が多く見られる。正野野坂の石垣群で有名だ。

ここから再び100m上り、北ルートの道と合流すると後は比較的フラットな道が続き、佐田岬駐車場に到着した。

駐車場から徒歩で灯台へ向かう。自転車で灯台まで行った方もいたが、最初の数百mはフラットなので良いが後は歩いたほうが楽だと思う。20分程歩いて佐田岬灯台に到達。ここが四国の最西端だ。

着いた時には気が付かなかったが、駐車場から灯台と佐賀関がいい感じで見える。また、ここにはみかん売りのおばさんが友達とおしゃべり中。横で猫がのんびりと寝ていてほのぼのした雰囲気だった。

帰りは2箇所の分かれ道は行きと逆でいずれも北側ルートを進んだが、両方とも北側ルートのほうが標高差が少なくなるので楽に感じた。
1時間に1本のフェリーにちょうど良い時間に到着しそうだったので、尾根上のGSから一気に5kmの下り坂をノンストップで下った。

旅館で荷物受け取り三崎港フェリーターミナルへ。乗船名簿を各々書いて乗船券を購入し、自転車に戻るとすぐに乗船。
国道九四フェリーは愛媛県三崎と大分県佐賀関の間、31kmを70分で結んでいる。うち豊予海峡の海峡幅は約14kmだ。
車数台が乗船したが、徒歩客も数人なので、余裕で2等船室の1ブロックを占有できる。
時間がなくて昼食が変えなかったので船内の自動販売機のカップヌードルと昨日お土産で送った愛媛みかん「せとか」の余りで昼食。

食事はそこそこにデッキに出て、佐田岬を眺める。午前中のコースに沿って船は進み、佐田岬灯台の横を通り豊予海峡へ入った。

もう九州が目の前になる。高島の横を通り、佐賀関へ。関崎に小降りの灯台があるが、なにしろその背後にそびえ立つ2本の煙突が印象的な風景だ。

関崎のぐるりと周り、フェリーは佐賀関港に到着。九州は大分市(旧佐賀関町)へ上陸だ。

まずは関崎を巡ることにした。東洋一の高さといわれる2本の煙突が立つ日鉱製錬佐賀関の前を過ぎると急坂で上っていく。
荷物があるので重く感じる。150mほどの尾根を上り、関崎海星館へ。ここから階段を下りて関崎灯台へ往復。

海星館から少し下ると駐車場があり、ここからでも灯台へ行けるようで、ここから歩いた方が楽みたいだ。
全国渚百選の大黒海岸から良い感じの道が続く。

半島を周って街へ戻ってくる。民宿には「関サバ関アジ」の文字が並び、商店街は「関あじ関さば通り」という。

フェリーターミナルに戻り、大分方面へ進む。すぐに「さがのせきサイクリングロード」の入り口があり海岸沿いを行く。国道に戻って少し進むと道の駅佐賀関。ここの名物のクロメたこ焼きでおやつにした。

ここから日本鉱業佐賀関鉄道廃線跡を行く。線路跡をトンネルや橋が残されている
幸崎駅から輪行しようと思っていたが時間があるので一駅先の坂ノ市駅へ。

島式ホームで本来は跨線橋を渡らなければいけないのだが、輪行袋を見た駅員さんが
線路を横切る平面通路(昔の通路)を通してくれた。ありがとうございました。

各駅停車で西大分駅を過ぎると海が見える。大分から別府まで国道10号のとても広い自歩道が整備されていて、ここも走ってみたかったがまた次のお楽しみにする。

大神(おおが)駅に到着。ここから宿までは4km。日没時間を過ぎ、少しずつ暗くなっていく中18:00前にウェルサンピア大分日出(ひじ)に到着した。
夕食時に頼んだ生ビールは陶器製のジョッキで提供され、ビールがとてもおいしく感じた。

明日は丸一日雨模様とのこと。