07/01/07 桜島・開聞・天草ツーリング 4日目

2018年3月21日サイクリング

1/7(日)曇りのち晴れ
下田温泉-苓北町-通詞大橋-鬼池港-本渡-ロザリオライン-天草五橋-三角・・・熊本
北日本で猛威をふるっている爆弾低気圧の影響は遠く九州まで押し寄せている。
深夜にものすごい風の音がしていたが、朝方には若干弱まってた(とは行ってもまだ暴風なのだが)。
今日は天草下島、天草上島の海岸線沿いをたどり、天草五橋を渡って三角駅まで。そこから熊本駅までは輪行の予定である。
宿の人に「お気を付けて」と声をかけられて8:15出発。宿の前に立てられていた幟はポールが折れたり、旗がちぎれていたりとぼろぼろである。バス停の標識も倒れていた。
ただ、幸いなことに雨はほぼ上がっていた。

海側からの向かい風、崖側は波しぶきがかかってくるので右側通行でそろりそろりと走る。下田温泉まで下ると、激しい波が高く道にまで覆いかぶさってきていた。
昨日と同じく細かなアップダウンを2回ほど繰り返すとやがて平坦になる。向かい風は続いているが、雲の切れ間が見え始めてきた。
苓北町に入ると、山側に広い歩道が整備され、前方には九州電力苓北発電所の煙突がそびえ立っているのが見える。天草下島のほとんどの自治体が天草市に合併したが、ここ苓北町だけは元のまま独立しているのだ。

都呂々(とろろ)の街、発電所横を通って、R389からR324へ、島の北岸に出る。先ほどの西岸の荒々しい海とは全く表情を変え、穏やかな海に変わった。
東へ進路をとったので横風やや追い風で、海側に歩道が整備されているので快適な走行に変わる。

気がつくと空はすっきりと晴れてきた。通詞島にかかる通詞大橋に立ち寄り、R324を先に進む。だいたい山側に歩道があり、集落が現れると旧道に入って、街並みの中を進む。
左手には島原半島がくっきりと見え、沖にはフェリーが見える。その船の向かう先の鬼池港に到着。やがてフェリーも接岸した。島原半島南端の口之津港から天草鬼池港を結ぶ島鉄フェリーである。
ここからは、なるべく国道から外れた道で本渡へ。
本渡に入り、久しぶりの大きい街を実感する。商店街の食堂で昼食。本渡大橋ループで天草下島から天草上島へ渡る。近くに可動式の歩行者橋を発見、あっちに行けば良かったと調査不足をちょっと後悔する。
しかし、ここからは追い風でロザリオライン-別名「タコ街道」とも言うらしい-を軽快に進む。道の駅有明まではほぼ平坦であった。

道の駅では休憩と、チェーン周りがシャリシャリ言ってきたのでオイルを指したり、ブレーキの調整をした。
4日間のツーリングも終わりに近づいた。残り35kmであるが、また起伏の大きい地形となりボディーブローが効いてくる。

松島有料道路の入り口を横目に見て進むと、白岳砂岩のケスタ地形が美しい千元森嶽が見事である。
天草パールラインに入り天草五橋の橋を渡り始めた。最初の松島橋は歩道を走ることができたが、次の前島橋、中の橋、大矢野橋と歩道はなく自転車ではちょっと厳しい道である。(端に幅50cmほどの歩くことはできる段差がある)
この道は元々有料道路で自動車専用であったため、致し方ないか。しかし、橋と橋の間では道の片側に立派な歩道があるので釣られて道を渡って歩道側に移ったが橋で裏切られ、無駄足を踏んでしまった。

天草四郎ゆかりの大矢野島では天草四郎記念館があり、街も賑やかだ。
パールラインをしばしはずれて尾之上の街を経由する。対岸が夕日に照らされてきれいな海沿いを走り最後の上りを終えると、天草五橋の最長の橋、天門橋。ここは後続車を押さえて一気に走り抜けるとゴールの三角駅までは一気の下りである。
予定していた列車の15分前に無事ゴールした。

三角線で熊本駅まで行き、ホテルまでは自走。夜は久しぶりの都会に繰り出し、郷土料理居酒屋で馬刺し各種、辛子蓮根、だご汁などをいただいた。