伊良部大橋を自転車で渡る。
先週、沖縄は宮古島へ行きました。いつものツーリングレポートは後になりますが、まずは1/31に開通した伊良部大橋を渡りましたので、ここのレポートのみ先に掲載します。
伊良部大橋は沖縄先島、宮古列島の宮古島と伊良部島を結ぶ橋です。全長3,540mは、無料で渡れる橋、すなわち自転車で渡れる橋としては日本一長い橋となりました。
宮古島は、これまで池間島と来間島との間に橋が結ばれていましたが、これで4島が橋で結ばれることとなりました。
まずは伊良部大橋の宮古島側、「ようこそ伊良部島へ」の電光掲示板で歓迎されます。この周囲は各種工事が行われていて、付近の道が通行止となっていることが多いので注意してください。私も予定していた道が通れませんでした。今のところはメイン道路でアクセスすることをおすすめします。
橋の入口に堂々と「伊良部大橋」、「平良下地島空港線」と、黒石に白字が輝いています。
いよいよ橋に入ります。最初は平坦区間。2車線の車道の両側に、暖色で明示された路側帯があるので、歩行者、自転車はこの区域を通行します。車道との段差はなく幅は1m位で気になるほど狭くありませんが、車道との境に反射板が設置されているので、気付かずに乗り上げないよう注意が必要です。今日は土曜日で天気も良く、自転車、ランニング、歩行者も多く通行していました。
1kmほど進めば中央部が近づいてきます。船の航行のため27mのクリアランスが設けられているのでちょっとした丘を上ります。ただ、この海の青さと路面の真新しさの景色の中、さらに追い風だったので何ら苦痛は感じませんでした。
この箇所は当初は鋼中路アーチ橋で計画されていましたが、耐久性の問題から鋼床版箱桁橋に変更されました。橋が好きな私にとってはちょっと残念でしたが、この景色を目の当たりにすると何も言えません。
また、両島の浅瀬を結んだ地形のルートにより橋が緩やかにカーブしています。
制限速度は40km/hで追い越し禁止、なのである程度まとまって車がやってきます。(今のところはみんな徐行でしたね)
橋の頂上部付近に道幅が広がっている区間が2箇所、眺望スポットとなっており、自動車が次々と入れ替わり停車していました。
橋の頂上部を過ぎれば、目の前は伊良部島。
伊良部側の残り600m程は埋め立てられた海中道路となるので、この部分は伊良部大橋に含まれません。伊良部大橋の全長は3,540m、語呂合わせで「サンゴノシマ」となっていますが、実際のところ海中道路を含めた海上の延長は4kmを超えています。ちなみに私達が橋を渡る時間は、あちこちで停まってばかりだったので35分も掛かりました。
伊良部島に上陸すると、伊良部大橋開通を祝う幟や垂れ幕に迎えられました。
この後、伊良部島、下地島を巡って14時に戻り、伊良部島の高台、牧島展望台付近からの眺望です。少し遠くなりますが橋を俯瞰で見られるのは伊良部島側からだけです。今回は牧島展望台が工事中で立ち入りできなかったのが残念、展望台再開後はさらに良い角度から見られると思います。
伊良部島、下地島を周って宮古島へ戻ります。まずは伊良部側の海中道路の路盤です。
橋は開通しましたが、まだ工事の名残が残っていました。海に並ぶ杭、作業場、トラック、クレーンなど、橋の建設を担った施設。拝見することができて良かったです。
それにしても海の青さが半端なくて言葉を失います。
最後は宮古島側の景色です。橋は東西の方向に掛かっているので、朝は宮古島→伊良部島、午後は伊良部島→宮古島とすると、順光となるので海の色がきれいに見えます。
ということで、今回の最重要目的地の伊良部大橋のレポートでした。
ツーリングレポートはまた後ほどですが、今回は(久しぶりに)天気に恵まれ、暖かく快適なツーリングとなりました。