14/11/01 壱岐佐賀2日目
11/1(土) 雨 壱岐島荘-猿岩-勝本港-芦辺港-はらほげ地蔵-一支国博物館-原の辻遺跡-印通寺港…唐津東港-唐津 57km ルート図
壱岐佐賀2日目。今日から本格的に行動開始なのだけれど天気予報は雨。東北にある低気圧から西へ長く伸びた前線がちょうどこの近辺まで伸びている。
今日は島内を周り、夕方にフェリーで離島する。コースは決めていないので天気次第でその都度判断することにした。
壱岐島では毎年サイクリングイベントが開催されている。そのため、交通機関や宿泊施設での自転車の扱いは慣れている様子だ。ちなみに昨日博多港で購入した「しまとく通貨」は宿泊料にも利用できる。それなら昨日もっと買っておけば良かったとちょっと残念。
玄関先で雨装備をして出発。岬に入り猿岩の手前に黒崎砲台跡がある。太平洋戦争時の砲台でかなりの威力があり、砲塔の穴が上から覗けるがとても大きい。
そして猿岩は壱岐島一番の名所。その名の通り、横を向いたお猿さんの姿そのもの。瞑想しているようにも見える。ただし展望台から少し進んで角度を変えるとただの岩となってしまう。
ここから島を反時計回りで行く。壱岐島荘前まで戻り、湯ノ本温泉街を抜けて島北端の勝本へ向かう。細かなアップダウンが続く。中学生の駅伝大会が始まるのだろうか、所々で準備やウォーミングアップ、また応援の保護者の車があちこちで停車していた。
県道から壱岐島の中央部を貫くR382に出て勝本港へ。朝市が有名で、海から1本入った細い道沿いはいい感じだ。翌日の11/2には「勝本朝市まつり」が開催されるところだった。
壱岐島の北端まで来たので、これからの予定をちょっと考える。レーダーで雨の塊が点在するのでなるべく早く南下したほうが良さそうなので、芦辺港に向かうことにした。
イルカパーク入口前から東海岸へ周ると、一気に殺伐とした風景に変わった。天気が良ければ青い海が広がる絶景だろうが、空も海もモノトーン。海岸沿いの道が途絶え、坂を登って内陸へ、振り返ればこれはこれで「おっ」と思う風景だった。
この辺りは小路で繋がるルートもあるが、雨が強くなってきたので主要道の最短ルートで芦辺港へ急ぐ。高速船ターミナルで雨宿り。ちょうど福岡発対馬行のジェットフォイルの到着した。ここでも「しまとく通貨」を購入して、近くのお店で壱岐のお土産を買って発送してもらう。
まだまだ雨が続きそうなので、昼食にすること。ネットで調べて1kmほど離れたお寿司屋さんへ。ネタが大きく美味しいお寿司だった。
なんだかんだで芦辺港で2時間を過ごしたが、先に進まなければならないので小雨の中を出発。次は島の東端の「はらほげ地蔵」へ。満潮時には海につかるため、胸に穴が空いていて供物を置くようになっている。潮が引いている時だったので近くでお参りすることができた。
雨が続くので先へ。雨宿りも兼ねて一支国博物館に。入館するとまずは壱岐島・一支国の歴史のビデオを上演してくれた。上演後にスクリーンが上がると、窓の先に一支国の王都跡の原の辻遺跡が遠望できる。なかなか凝った演出方法だ。ジオラマをはじめ、館内の展示もよく作られている。
博物館を出て、原の辻遺跡を見学。最後は因通寺港へ。因通寺港は唐津との航路がフェリーで結ばれている。
フェリーあずさが入港すると自転車は最初に乗船。すっかり日も暮れた17:30に出港。
乗客も少なく客室も広々と使えて、濡れてしまった紙類を乾かしながら過ごした。
19:10唐津東港。下船も自転車は最初だった。3kmほどで唐津第一ホテルに到着。
明日から「唐津くんち」が始まる。