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14/02/09 熊本から柳川

2/9(日)曇時々晴 熊本-玉名-長洲港-荒尾干潟-三井三池炭鉱跡-柳川 87km ルート図

九州ツーリング2日目。今日は熊本から北上して福岡は柳川まで。基本的に海岸線をたどるルートで考えていたが、直前でいろんな情報が入ったので、すこし寄り道が多いルートとなった。
8時にドーミーイン熊本を出発。九州とは言っても朝は寒かった。熊本市街から海まではすぐ近くだと思っていたれど結構距離がある。金峰山の南を流れる坪井川に沿って下って8:45に島原湾に出れば、穏やかな海の先に島原半島が見えてきた。




ここから海岸線のR501で、それなりにアップダウンのある道に。「河内町」の看板に出会う、旧河内町(現熊本市) 、「河内みかん」の河内とはここだったと知った。山の上まで連なる蜜柑畑の風景が見事。
9時過ぎ河内温泉の横をを抜けて玉名市に入る。昨日熊本物産館で見たパンフレットから、寄り道して玉名の街の石橋と街並みを見に行くことにした。高瀬大橋を渡ればすぐに玉名の昔ながらの街。眼鏡橋や古くからの街並みを見て回る。





玉名駅からは鹿児島本線に沿って細い道で進んでいく。途中通行止を迂回しながら長洲町に入り、11:30長洲港に到着。島原・多比良へのフェリーが出ている。
長洲港から北はラムサール条約湿地の「荒尾干潟」。うれしいことに雲が切れ、陽が差してきた。湿地と島原半島を眺めながら堤防上の道を行く。遠浅の砂浜を進んでいたトラクターみたいな車はそのまま海へ入って行き、船となっていた。






正午過ぎに荒尾駅に到着。ここからは三井三池炭鉱関係巡り。「三井三池炭鉱」と言えば、小さい頃からその名前は幾度となく聞いたことがあったのだけれど、それが大牟田にあるということを来る直前に知った。てっきり筑豊にあるものだと思っていた。
熊本県荒尾市から福岡県大牟田市にまたがる炭鉱の街めぐり。街中に福岡熊本県境が通っている。
まず旧三川電鉄の変電所、今は(株)サンデン会社が購入して本社建屋としている。
昼食後、万田坑へ向かう。道横に三池鉄道の線路跡が続き、跨線橋には「三池炭鉱専用鉄道」と銘板が貼られていた。



三池炭鉱万田坑へ。万田坑ステーションで入場券を購入し、見学へ。竪坑櫓、竪坑口、鉄道跡、巻上機、職場や浴槽など、炭鉱の施設がさまざまな形で残っている。1時間ほど見て回った。




万田坑のあとは大牟田側の宮原抗と宮浦石炭記念公園へ。記念公園の煙突は炭坑節の「あんまり煙突が高いので・・」のモデルの煙突説があるが、それは違うとのこと。


今日の見どころは周ったので、最後は柳川まで。大牟田の街を抜けてみやま市に入り、有明海沿岸道路を横目に進む。
有明海沿岸道路の矢部川大橋、主塔間の距離261mは、コンクリート製斜張橋としては日本一の長さだ。ただし自転車では渡れないので、1kmほど上流の浦島橋を渡って柳川市へ。
直前まで雨が降っていたのか道路は濡れていた。柳川の運河地帯を進んで、17時前に「かんぽの宿柳川」に到着。夕食は近くの「若松屋」(1985年大学生の時に来たことがあるので29年振りだ)でせいろ蒸しをいただいた。



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