13/04/29 津軽半島3日目
4/29(月・祝) 晴れ 龍飛岬-青函トンネル記念館-三厩-今別-平舘-蟹田駅 60km ルート図
津軽半島ツーリング最終日。はじめの二日間は雨風で大変だったが、今日は穏やかな天気のサイクリングを楽しめた。
高台にあるホテルの風呂からは帯島を眼下に対岸の北海道、松前半島の白神岬から福島方面がよく見える。ここの直下を通っている青函トンネルで結ばれている。
8時過ぎに出発、まずは竜飛岬を観光する。最初に津軽海峡冬景色歌謡碑、「ごらんあれが竜飛岬・・・・あぁぁぁ~津軽海峡~冬景色~」の唄が流れている。そして竜飛崎の高台に上れば竜飛岬灯台だ。
次に青函トンネル記念館へ。ここのメインは体験坑道の見学。
体験坑道乗車券のセットを購入し、出発時間まで展示コーナーを見て周る。トンネル工事中の時の竜飛岬のジオラマを見ると、今では更地となっている場所に多くの宿舎が立ち並んでいたことが分かる。ここで多くの人が働いていたのだ。
時間となりケーブルカーもぐら号へ、十数人の乗客と運転士と案内係がオレンジの車体に乗り込む。トンネル入口の門が開いて出発。真っ直ぐに地底へ続いていく斜坑をガタゴトとレールの繋ぎ目の振動を受けながらゆっくりと下っていく。GPSの高度表示が海面下になってもドンドンと下がっていく。
8分で終点に到着してここから体験坑道へ。案内の人の説明を聞きながら、青函トンネルの歴史や、出水事故の様子、工事用具や工事用車両を見て回る。案内の人の他にも係員の2人が一定距離をあけて後ろを付いてきていた。
ここから海峡線の竜飛海底駅と繋がっているのだが、竜飛海底駅を利用して来るには、今のところ北海道からのツアーだけとのことだ。
記念館から日本海側へ一旦下ってシーサイドパークを周り、再び津軽海峡冬景色歌謡碑の所へ。
次は国道339号線の階段国道。標高差70m、362段の階段の国道、津軽海峡と北海道を前にして海まで下る。スロープが付いているので、自転車を押しながら通ることができる。、
階段国道から帯島に寄って竜飛岬を後にする。ここからは引き続き国道339号線の海沿いの道。漁港、覆道、古いトンネル、集落をいくつも通りながら昨日とは打って変わった追い風にのって進めばあっという間に津軽線の終着駅の三厩駅に到着。
三厩駅を後にして今別の街からは高野崎を周るR280号へ。竜飛崎と北海道とだんだんと離れていき、高野崎でちょうどお昼のなったので、食堂「信光丸」で昼食とした。ホタテラーメンと焼きイカと今別名物の「若生おにぎり」昆布巻きのおにぎり。
高野崎を後にすると目の前に現れて来るのは下北半島だ。岩肌がむき出しになっている所が仏ヶ浦だろうか。津軽半島の東側に至り進路は南へと変わる。遠くに高い建物が見えてきた、平舘灯台かと思ったが近づくにつれて違うことに気づく、コンクリートの無機質な四角い塔、塔頭にアンテナらしきものが見える。後で調べてみたらNTTの石崎無線中継所だそうだ。
この後平舘灯台、海岸、松林、平舘の街と松前街道を行く。
今回のツーリングも残り僅かとなり、下北半島の脇野沢と結ぶフェリーが出ている蟹田港へ。今日の便はもう終わっていた。
そしてゴールの蟹田駅に到着。スーパー白鳥で新青森駅に出て「はやて」で東京へ。
小さい頃から知っていた津軽半島、竜飛岬、青函トンネルの地ではあるが、しかし実際に訪れてみると、想像をはるかに越えるスケールに圧倒されぱなしだった。今回の計画は数年前から立てていたのだが、ようやく実現できたことがとても嬉しかった。