7/19(月) 鉢ヶ崎-蛸島-珠洲-恋路-九十九湾-宇出津-七見駅・・・穴水駅・・・能登空港 晴 50km ルート図
奥能登ツーリング最終日。今日は珠洲から能登空港までの予定だ。
8時に珠洲ビーチホテルを出発。鉢ヶ崎海水浴場はすぐ裏手にある。飯田湾に沿って右手に伸びている能登半島が今日走るコース。海沿いを少し走ってから県道に戻る。
蛸島の街へ。かつての能登線の終着駅蛸島駅跡に到着。駅構内は時間帯によって公開されているが、今日は定休日だった。入口横にずいぶん古い自動販売機があり、いくつかのグッズが売られているので札を購入した。
能登線は1991年にのと鉄道となり、2005年に穴水~蛸島全線が廃止されたので廃止されてから5年経っている。
隣の正院駅まで廃線跡、鉄橋に寄ってみた。路線跡も一部で残っているが、完全に水田となっているところも多い。
珠洲の街の手前に「道の駅すずなり」に着いた。ここが珠洲駅跡でホームが残されている。休憩中しているとに、地元の自転車乗りの方から声をかけられた。ブログを見ていただいているようであり、北海道ツーリングにも行かれたと後日ブログでコメントがあった。
珠洲の街中から上戸地区を過ぎると、前方に見附島が見えてきた。ここから恋路海岸方面は「えんむすびーち」と名付けられている。
国道から一本海側の道を行く。きれいな海と黒光りする瓦の家の集落の情景が続く鵜島の街道を進み、25年以上まえに乗車したことがある廃線跡を眺めていると能登町に入る。
山側の高台にある恋路駅跡へ。水田の中の道から階段でホームへ登った。駅の両側がすぐトンネルとなっているが海がほど近い風光明媚な駅だった。
恋路海岸から県道35号で内浦総合運動公園、五色ケ浜海水浴場、九十九湾へとアップダウンが多く、日差しが強い。
九十九湾に到着。遊覧船が出ているが、ずいぶんとひっそりしてしまった。近くの九十九湾小木駅跡も寂しく佇んでいる。
小木をショートカットするトンネルで姫地区へ。ここからは穏やかな海岸沿いの道となる。能登線も並行していて縄文真脇駅、小浦駅、羽根駅とあった。
宇出津の街に入りバスターミナルとなっている宇出津駅へ。
能登丼のパンフレットに記載されていた居酒屋風来坊へ。いしり丼を食べた。
ここで午後の計画を見直す。昨日以上の猛暑と向かい風で能登空港まで自走はかなり厳しいので、走れるところまで走り、その後、路線バスとタクシーで能登空港に行くこととした。
昼食後出発、宇出津から先も海沿いのいい景色が続く。隣には能登線の路盤が並行している。名波駅跡、矢波駅跡、能登七見健康福祉の郷なごみを通り、七見駅跡の能登七見バス停に到着。 ここでゴールとして輪行することにした。
数分遅れて穴水行の小さなバスがやってきた。先客は高校生とおばさんの二人だけである。
鵜川の街で二人とも下車し、乗客は私たちだけ。峠を越えて穴水駅までそのままだった。
穴水駅に到着。かつてはここから輪島方面の七尾線と蛸島方面の能登線の分岐駅だったが、今はのと鉄道の終着駅である。ここからタクシーで能登空港へ。この地域では能登空への足は乗り合いタクシーがよく利用されているらしい。ただし事前予約制とのこと。
能登空港でのんびりと休憩して搭乗。これにて奥能登ツーリング終了である。