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10/07/18 奥能登ツーリング2日目

10/07/18(日) 輪島-千枚田-曽々木-木ノ浦-禄剛崎-鉢ヶ崎 68km 晴 ルート図
奥能登ツーリング2日目、今日は輪島から能登半島を時計回りで進む。禄剛崎から珠洲まで60km位の予定で、楽勝かなと思っていたが、暑さに負けて結果的にはちょうど良い距離だった。
8時に輪島温泉八汐を出発。昨日の夕方にも走った袖ヶ浜、鴨ヶ浦、輪島港、いろは橋と進む。



輪島朝市へ行ってみたけど、思っていたほどの賑わいではなかった。しかし、朝市を抜けた先に「あわびまつり」の看板があり、ルートイン輪島の裏手の広場で大々的に行われていた。今日はこっちがメインみたいである。駐車場も多くの車で埋まり、会場内は準備が着々と行われている最中で、8時30分から始まる即売を待つ長い行列が続いていた。


温泉街を離れてるとR249の半島周回道路へ入る。ここからは快適コースとなるが、最初のアップダウンで早くも熱中症の兆候がでてきた。ねぶた温泉をから先も、アップダウンが続くが道の駅千枚田ポケットパークでようやくヒひと息つくことができた。ここからは国指定名勝白米の千枚田が一望できる。
棚田の中の小路は自転車でも通れそうなので、ちょっと立ち寄り若稲の香りを満喫した。






千枚田から先は奥能登揚げ浜塩田地帯へ入る。道端には塩田が続いている。



曽々木の窓岩手前の海水浴場で一休みする。ここはライダーの休憩場所にもなっていて多くのライダーが休憩中だったが、窓岩を見るには海岸線の小路を進んで北側から眺めたほうが窓の感じがよく分かる。
曽々木ポケットパークの先はトンネルになる。かつては海沿いルートの「曽々木隧道・八世乃洞門」だったが、 2007年の能登半島地震で被害にあい、2009年に「八世乃洞門新トンネル」が開通して旧道は通行止となっている。トンネルの先の「垂水の滝」は別名「逆滝」とも言われている。冬の北風で滝の水が吹き上げられるのだが、今日は穏やかな滝だった。



「伝説とロマンの里」珠洲市に入った。真浦塩田公園、真浦漁港と進み、この先の逢坂トンネルも新しいトンネルで旧道トンネルは通行止めだった。
この道は「塩街道」と名付けられていて、道端には塩田が数多く点在する。まもなく「道の駅すず塩田村」に到着。
ここでしばし休憩とした。ほどよい冷房の下、名物の「しおサイダー」を飲み、試供品の塩を舐めていたら元気回復した。また、ここには「塩の資料館」(有料)も併設されており、塩精製の体験もできるとのことである。


このさきも塩田や塩の販売場がある。山の上に工事中の高架橋を望むと、珠洲に直行するR249から半島を廻る県道28号へ。国道もそれほど交通量が多かったわけではないが、K28に入るとさらに減少する。観光客がほとんどとなり、バイクのチームが多く行き交うが、対向から自転車も数台すれ違った。
思ったよりかなり小さい「ゴジラ岩」、大崎島など海沿いの平坦な道を進む。「魚沼よりうまい珠洲の米」の看板もあって美味しそうな稲が育っている。このルートは小さな漁港を通過する道は典型的な日本の風景だ。



禄剛崎の岬が近づいてくると殺伐とした景色に変わる。絶景だが上り坂となる。まるで佐渡島のZ坂のようで、山の上にこれから向かう展望台が見えている。山中のヘアピンカーブで上っていき、100mほど上ると「椿の展望台」に到着。今上ってきた道が絶壁の地形の中に見える。
展望台の隣にある「つばき茶屋」で昼食。たこ飯とうどんで塩分補給し、冷水もたくさんいただいた。今日のルートのちょうど良い場所にある食事処でとても助かった。



木ノ浦国定公園特別地区の奥能登絶景海道が能登半島の境界点となりこの先から東側地域となる。
道の駅狼煙か徒歩で能登半島最北端の禄剛埼灯台へ。このころは気温もかなり上がり、登り道をゆっくり上り、木陰で休みながら歩いてきた。



禄剛崎から先も100m弱のピークを越えるが、途中で予定してなかった金剛崎へ。自動車のすれ違いもままならない細い道が1km程続くが、突端には展望台とさらに海まで下るとランプの宿がある。


金剛崎を過ぎればあとは海沿いの平坦な道となる。須須神社、新しくできた引砂バイパスを過ぎ鉢ヶ崎へ。
今日の宿の珠洲ビーチホテルに到着した。だいぶ早い時間についたが、この暑さの中では良かった。
近くの日帰り温泉「鉢ヶ崎温泉すずの湯」の無料券が付いていたので夕食前に温泉につかり、あとはのんびりとリゾート気分で休息した。




夕食のコースで出た能登牛ステーキと日没の風景。


明日はこのまま海岸線を進んで最後は能登空港へ。暑さが厳しいようだ。

呼人

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