茅野-メルヘン街道-麦草峠-八千穂-臼田 晴 65km
地図
昨日は佐久平駅から野辺山経由で茅野まで走ってきた。今日は麦草峠越えで佐久まで戻る予定だ。標高800mから2,100mまで1,300mを上る。暑くなる前にできるだけ行ってしまおうと、5時半に起き、昨日買っておいたおにぎりで朝食を摂る。
準備をして6時半に出発しようとしたが、折りたたみを展開したときにチェーンが切れていることに気がついた。コネックスのリンクが外れて片側の部品がない。昨日、部屋で整備したときに外れてしまったのか。部屋に戻って探してもなかったので、チェーンを1コマ切る。リンクとあわせて2コマ短くなるのでローで大丈夫かと思ったが問題なくて一安心。
ちょっと遅れたが6:40にスタート。茅野駅前からR152に出て、コンビニでお茶をまず1リットル補給した。
郊外店が並ぶまっすぐな国道を緩やかに上っていき、街並みが途絶えるところで上川側から上ってきた道と合流する。
上川を渡り少し先のコンビニ。まだ先にもあるはずだが念のためここで水1リットルを追加した。
7:25、標高900m。メルヘン街道で最後のコンビニと思っていたローソンの手前で「2km先に7-11」の看板があったので、そのまま通過。
7:35、標高 950m。「メルヘン街道」の標識に標高の記載と「CHINO」のマークがついている。
視界が開けてきて、標高1,000m直前に7-11に到着。まだ8時前なのにもう暑くなってきた。ここまで2人で500mlほど消費した水分を追加しボトルに補給する。
蓼科湖ビーナスラインへの道と分岐して新道に入る。7:50、標高1,000m突破。丘の上の畑の中をまっすぐに進む道だ。
まっすぐな道の途中の400mほどだけ、まだ未完成?で右側へ迂回するところがあるが、左側の小路でも繋がりそうなのでそちらへ迂回した。
広い丘陵地帯を過ぎると集落の中の坂を上ると、糸萱大橋で渋川の右岸へ渡る。
親子の声援を受けて直線状の道を淡々と上っていく。前に見えるのがこれから向う山だが、霞の中にぼんやりと見えている。
8:10、標高1,100m。日陰がしばらくないのでこの区間は辛かった。
さらに1km弱進むと蓼科別荘地に入る。木陰で一息つく。日差しは強いが風は涼しい。ここからは別荘地の中の道となり、木に囲れた九折となる。
8:30、標高1,200m。「蓼科湖・横谷峡サイクリングロード」の標識があった。蓼科湖と横谷峡のそれぞれに繋がっているらしい。このあたりに泊まることができれば朝の散歩に良さそうだ。
8:45、標高1,300m。別荘地域の中ほどになるが、道沿いの家がなくなる。カーブミラーに「1号カーブ」の標識があり、ここから上に行くにつれて「2号カーブ」「3号カーブ」となっている。
9:02、標高1,400m。時折、わずかに茅野の街が見張らせる場所がある。別荘地帯なので朝の散歩の人も多く、道端で不思議な音色の楽器を練習中の方もいた。
9:18、標高1,500m。茅野から700m上り、麦草峠まで半分上ってきた。
9:38、標高1,600m。景色に変化がなく淡々と上り続ける。アブかハエか、虫が数匹まとわりついてきて、自転車を止めると足にたかってくる。虫除けスプレーをかけるがあまり効かずに手足を振り回してなんとか追い払う。
9:55、標高1,700m。広大な別荘地が終わり、ようやく風景に変化が出てきた。後ろからやってきたローディー抜かれる。カーブを曲がって前を見ると、すでに200m先の次のカーブに消えていった。速度が3倍くらい違う感じ。
10:17、標高1,800m。青空の中に山がくっきりと見えてきた。蓼科・八ヶ岳国際自然学校の先で冬季閉鎖のゲートを通過。
10:36、標高1,900m。水分ばかり摂ってきたので、ここでは塩辛いものがいいかと、昨日酒のつまみで買ったサラミを食べる。なんか一気に元気が出てきた。峠で折り返してきたのだろう、さっき追い抜かれたローディーがもう下ってきた。その後、もう一人来た、この方は八千穂側から来たのだろうか、手を振って挨拶する。
駐車スペースがあり、「日向木場展望台」とあったが、ここはそのまま通過した。
10:55、標高2,000m。ここまでくれば気分的にもすごく楽になるが、なんとなく空気が薄い感じもしてきた。木の丈が低くなり、山岳ハイウェーの風景になってくる。
11:14、標高2,100m。あともう少し。最後は傾斜がごく緩やかになりほとんど平らな感じ。スピードもぐんぐん上がりラストスパートで峠へ向う。
11:20。麦草ヒュッテ入口。茅野市と佐久穂町の境界に到着。茅野から4時間半で上ってきた。ヒュッテ周辺には多くの登山客がいて、ちょうどバスが発車していった。
ヒュッテの食堂で
カレーライスとラーメンで昼食。
あとはもう下るだけ。お腹を満たしたところで下りに備えて長袖を着用する。ヒュッテ近くと、数百m先の実際の麦草峠でそれぞれ「麦草峠2,127m」の前で記念撮影をした。国道としては2番目の標高である。一番は
志賀草津道路の渋峠
だ。
ここからは一気に下っていく。白駒池への駐車場を通り過ぎると、ちょっとだけ上り返しがあるのだが、今日一番足が悲鳴を上げていた。
ひっそりとした山の谷間に道は下っていく。急カーブが連続する。道幅が狭く見通しが悪い箇所が多い。
佐久穂町からいったん小海町へ入り、松原湖への道の分岐となるレストハウスを過ぎると再び佐久穂町に戻る。
曇りがちの空で、風が当たると体が冷えてくる。八千穂高原スキー場の先はきれいな道となり新しい橋からは、一面の森が見渡せる。この後はほとんど止まることもなく、標高1,200mまで下ると、森を抜けてレタス畑地帯に出た。
ここからはいくつか農道もあるみたいだが、国道を下っていくと人里に出た。峠から1時間のあっというまのダウンヒルだった。下っているときはそれなりに涼しかったが、ここまで下るとやっぱり暑い。
八千穂駅の手前、千曲川の向こうに小海線の2両編成のディーゼルカー走っていった。次の列車は50分後なので、もう少し先の駅へ進むことにして、R141に合流する前に脇道に入る。その後R141に出たが、車が多かったので橋を渡り、昨日の県道2号のさらに山側の道へ。濃い緑色の水田を抜けて、臼田駅でゴールにすることとした。
13:37、臼田駅に到着。有人駅で緑の窓口で切符を買うことができ、ゆっくりと荷物を整理して、残っていたボトルのお茶を飲み干した。
14:01、臼田駅発。佐久平駅から接続よく新幹線に乗り換えて、思いのほか早く家に帰ることができた。