08/07/05 裏ヤビツ・表丹沢林道
南林間駅-座架依橋-中津往還-海底-宮ケ瀬ダム-裏ヤビツ-菩提峠-表丹沢林道-秦野戸川公園-渋沢駅 61km
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土曜日の天気予報の推移。週初めの予報では雨、それから曇になり、晴時々雨になり、昨日には曇時々晴と変化した。
結局のところ当日にならないと分からない天気なので、今週も遠出は避けて丹沢へ。今回は3年ぶりに表丹沢林道に行ってみようと思い、裏ヤビツから菩提峠を越えるルートを計画した。
今日のスタートは南林間駅。西へ向い座架依橋で相模川を渡る。もやもやしていて丹沢の山はほんのうっすらとしか見えない。
ここからだと横須賀水道みちで行けば最短ルートだが、今日は内陸工業団地から、相模川に近くの道へ、地図で見るといかにも旧道の道へ行った。あちこちに旧道の雰囲気が佇む街並みは、厚木・愛川の古道「中津往還」だ。
水道みちに合流し坂を下るとお気に入りの水田。田植えも終わり一面に緑が拡がっていた。この水田地帯をぐるりと大回り。
いつの間にか日差しが強くなってきた。中津川右岸に渡り、海底地区、勝楽寺からR412に出ると、だらだらとした上り坂が続く。トンネルの先、馬渡で左折した先の10%の上り坂は両側が崖となり風通しも悪い。力をセーブしないと体温が一気に上がっていく。標高200mを越え宮ヶ瀬ダムへの道へ。さらに上るのでこの時点ですっかり暑さに参ったが、なんとか気を取り直して道端の花を撮影した。
宮ヶ瀬ダムまでは谷側だけにある歩道を走る。トンネルが続くが、それほどの勾配ではない。トンネル内は涼しいのですこし元気が出てきて、意外にすんなりと宮ヶ瀬ダムに到着。「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」で休むことにした。入り口のゲートのおじさんに「ダムを渡るなら、押して歩いていって」と教えられた。今日はダムを渡らないけど、そのうち左岸側の服部牧場から上ってきたときはダムを渡って見たいと思う。
いつも水が少ないなと思っていた宮ヶ瀬湖の水も今日は増えていて、湖面はずいぶんと高くなっていた。湖面へ突き出た岬にトドワラ風の木が立ち並んでる。
やまびこ大橋を渡り、街中の食堂で昼食にした。あまりの暑さと湿度に、一時は今日はこのまま土山峠から帰ろうと思ったが、休んだら元気を取り戻したので予定通りに裏ヤビツへ行くこととした。
裏ヤビツに入ると、渓谷と木に覆われた道となるので、先ほどまでの暑さと不快感がなくなる。前方からはヤビツ峠から下ってきた多くのサイクリストとすれ違った。その中でお一人、手を振ってくれたのだけれどお知り合いでしたか?
景色の良いところで休み休み裏ヤビツを堪能して、布川橋に立ち寄って定点撮影をする。この前は新緑の景色だったが、すっかりと深緑に様変わりしていた。
布川橋からは坂がきつくなってくる。今日気がついたのは、道路が改修されて道幅が広がり法面が整備された所は暑さが厳しいこと。両側の木々がなくなり、上からの日差しとアスファルトの照り返しがきつい。この前まで工事中だったところも竣工していたが、さらに道路整備が進んでいくと暑さには優しくない道となってしまうのかとちょっと不安になった。
きまぐれ喫茶で太鼓の音を聞きながらアイスコーヒーで体を冷やす。一休みして体調もすっかり回復した。
表丹沢林道へショートカットするため、ヤビツ峠には行かずに菩提峠へ向う。菩提峠は標高はヤビツ峠とほぼ同じだが、急坂を一気に上るので距離は短い。
表丹沢林道に入ると秦野側が見えてくるが相変わらず霞んでいる。最初に上り返した後は少しずつ下っていく。細かな落石が散らばっていたり、苔むした道だったり、今週の雨の影響か数cmの厚さの泥に覆われたところもあった。
林道の終点から秦野戸川公園まではダートとなり、場所によってはガレているので走りづらい。3年前はこの道を上っていったので大丈夫だと思っていたがけっこう難所だった。ようやく公園に出た後は舗装路になりほっとした。
欲を言えば、この後は平塚七夕に立ち寄って自走で帰ろうかとまで思っていたけれど、今日は暑さで疲れたので渋沢駅から輪行にした。
だけど、これから夏本番に向けてのいい訓練にはなったと思う。