BD-1ルート 05/02/12-13 南伊豆、2つの桜祭り

2018年6月30日サイクリング

050212-13
2/12
伊豆高原-熱川-稲取-河津-下佐ケ野-峰山トンネル-婆裟羅峠-松崎-岩地温泉
70km
2/13
岩地温泉-雲見-マーガレットライン-波勝崎-伊浜-小浦-下賀茂-下田
46km
 今年初めての2日間ツーリング。近場で暖かいところへ行こうと目的地は南伊豆方面へ。ネットで調査するとちょうど河津と下賀茂でさくら祭りが開催中なので、この2ヶ所を含めたルートを設定しました。
 開花の早い「河津桜」のシーズンとなり、桜祭りが開催中です。
 「第15回河津桜まつり」河津町 2/10~3/10
 「第7回みなみの桜と菜の花祭り」南伊豆町下賀茂温泉 2/5~3/10
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河津の桜
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下賀茂温泉の桜と菜の花
場所により違いがありますが、全体的には3分~5分咲きでした。来週・再来週が見ごろになると思います。
★宿泊先「岩地温泉 民宿海光苑」さんのページで「BD-1がやってきた」のタイトルで紹介していただきました。
★同じ日に自転車で河津を訪れた方の旅行記はこちら。『富士日誌 「河津桜〜修善寺(前編)河津桜まつりを満喫」』

16/07/02追記
ルート図

 2005/02/12
ルート 伊豆高原-熱川-稲取-河津-下佐ケ野-峰山トンネル-婆裟羅峠-松崎-岩地温泉
走行距離 70km

 今年初めての2日間ツーリング。近場で暖かいところへ行こうと目的地は南伊豆方面へ。ネットで調査するとちょうど河津と下賀茂でさくら祭りが開催中なので、この2ヶ所を含めたルートを設定した。

 辻堂発7時23分の沼津行きで熱海で乗換え。伊豆高原駅には9時過ぎに到着した。自転車を組み立て、駅前の足湯「美足(おみあし)の湯」をちょっと覗いてから出発(9:30)。R135に入って南下する。

 まもなく2年前に来たとき昼食をとった「食事処たなか」の横を過ぎるとここから初めての走行する道となる。標高約100mの地点からスタートしたため、いいペースで下ってゆくと、4台のロードが横を颯爽と抜きさっていった。

 赤沢温泉の少し先、大川手前で海が間近となる。追い風のため速度も若干速い。北川温泉手前の上りにかかるところで左の道に入り、北川の温泉街を走る(10:00)。今日はこの先、熱川温泉、稲取温泉でも国道を離れて温泉街を走ることにしている。

 宿泊客がちらほらと出発していく高級旅館街を横に海岸沿いを走り、突き当りのカーブを曲がりしばらく坂を上って国道へ戻る。車が次第に増え、北川トンネル、熱川トンネルでは渋滞が始まっていた。大型車がいるため横を抜くことができないので車の流れに従ってトンネル出口までとろとろと進む。ここは古い規格のトンネルで歩道はなく、路肩も十分な幅がないからであるが、中途半端な余裕があって車に抜かれながら走るよりは安全である。

 トンネルを抜けるとホテルがどーんと現れ、いかにも温泉リゾート地の雰囲気が漂ってくる。熱川温泉に下るため、いったん山側へ右折して、ワニ園の前を通り、伊豆急の下をくぐって急坂を下ると熱川温泉である(10:20)。以前、熱川温泉に宿泊したときに入った露天風呂「高磯の湯」を見て、河口付近の足湯で朝のおにぎりの残りを食べて一休憩。伊豆高原では曇りだったが次第に晴れてきた。

 ここから片瀬温泉までは海岸沿いの一般道をゆく。伊豆の海を眺めながら片瀬白田駅まで行き、ちょっと坂を上って国道に戻る。ここからは切り立った崖に道が登ってゆく。車は相変わらず渋滞ぎみである。

 友路トンネルを抜け、稲取温泉に向かうため熱川温泉のようにいったん山側へ入って国道をくぐって一気の下り、伊豆急と並行する。街に近づくと観光客の姿が多くなる。桃色ののぼりが立ち並び民家の軒先や屋台に人が集まりなりやら買い物をしている。ここ稲取温泉では「雛のつるし飾りまつり」が開催中であった。街中の家々の中には、ひな人形をひもでつなげた飾りがつるされている。

 稲取の街を抜けてR135に戻り、少し上ると河津町に入る。ドライブインが立ち並びここからは広い歩道が続き、渋滞の車を次々と抜いてゆく。咲き始めの河津桜も道沿いに見かけるようになり、ほとんど漕がないまま下って、田尻川の橋を渡った先で左に入り、見高浜へ向かう(11:30)

 先ほどまでの国道の喧騒はどこへ行ったのかと思うようなひっそりとした見高浜を抜け、日帰り温泉「サンシップ今井浜」をすぎると今井浜の民宿街に入り、今井浜東急リゾートの先の河津トンネルからは海側に遊歩道があり、こちらを周って河津へ到着(11:45)。

 河津の町はすっかり祭りの様子。河津川の河口から川沿いの道に入る。まず屋台でちょっと腹ごしらえをして、人手が多いので自転車を引きながら上流へ向かう。駅からの観光客と合流すると多くの観光客で賑わう。荒倉橋付近の屋台で「富士宮やきそば」を買って食べる。

 人ごみが激しくなってきたので、「さくらの足湯処」から河津桜原木へ向かう。
観光バスの駐車場を横に走りながら、町道を少し走って原木へ。先ほどまでの桜とは違い、威厳のある桜の木であった。

 豊泉橋から再び川沿いを上流へ。この区間が一番開花していて人も少なくゆっくりと走りながら桜を眺める。天城峠からやってきたツーデーマーチの参加者とすれ違いながら峰大橋からさらに上流へ下佐ケ野まで行く。(13:15)

 下佐ケ野からは川を渡り、河津へ戻る方角で山腹を登ってゆく。森の中に入るとカーブも多くなり山道の雰囲気だが、だいぶ上ったところで視界が開け、先ほどまでいた河津の街を見下ろす場所にでた。桜の道が川沿いに続いているのがきれいに見ることができた。

 峠に近づくとところどころ道が拡幅されている区間があり、バガテル公園から登ってくる道と合流。ここからは昨年走った道になる。峰山トンネルを抜けると稲梓川に沿い414号は左岸を走るが、とこどどころで右岸にもわき道があり、のどかな道を走ることができる。

 箕作手前で川を渡り西へコースを変える(14:05)。県道15号(松崎街道)と川を挟んで並行する道で奥に見える山の中へ向かう。

 県道を走る車の音を遠くに聞きながらのどかな道を走り、下田セントラルホテルの裏側を過ぎて少し行ったところで川を渡り県道へ。次第に山中へ入ってゆき緩やかな上りが続く。昼食が足らなかったのか、エネルギー切れの感じになり、非常食のほたてのつまみを食べる。

 それほど急な坂ではないので淡々と足を進めて行くと婆裟羅峠も間近に、婆裟羅トンネルの手前には「レストランマンダラ」あり、自転車が2台止まっていて、そのオーナーさんであろう、建物の中から私たちを眺めていた。

 ピークを越えた先が婆裟羅峠トンネルの入り口になる(15:05)。ここからは下りがずーと続く。ここでロードの3台とすれ違った。

 下ったところで、道の駅『花の三聖苑伊豆松崎』で一休み(15:20)。ここには「かじかの湯」という温泉もある。2003年に閉園した「石廊崎ジャングルパーク」のパンフレットが置いてあった。

 ようやく海まで出て、松崎の街をくるりと回って(15:55)、国道に入ると今日の目的地の岩地温泉まではあと少し。室岩洞、展望台を通過して、岩地温泉海光苑に到着した。(16:40)


北川温泉


熱川トンネル渋滞中


熱川温泉-片瀬白田


片瀬白田-稲取


稲取への下り坂


稲取温泉「雛のつるし飾りまつり」


見高浜


河津桜祭り


河津桜原木


稲梓川


婆裟羅峠


松崎からの上り


岩地温泉全景


ルート図

 2/13
岩地温泉-雲見-マーガレットライン-波勝崎-伊浜-小浦-下賀茂-下田
46km

 「
第7回みなみの桜と菜の花祭り
」南伊豆町下賀茂温泉 2/5~3/10


 天気予報では朝方雨で一日中曇りとのことだったが、起きて窓の外を見てみると青空が広がっていた。
 海光苑の御主人に見送られて2日目のスタート(08:40)。まずは石部、雲見の温泉街をめざす。岩地も含めて入り江にあるので、その間は小高い山を越えていくことになる。

 シーズンオフのため、民宿は閉じているところも多く見られるが、夏は大賑わいなのであろう。高台からは堂ヶ島、駿河湾、その先にちょっと霞んでいるが富士山も見え、写真をずいぶん撮りながら走って、とんがりコーンみたいな烏帽子山が間近になると雲見に到着だ(09:15)。

 雲見を過ぎて一つ目のヘアピンカーブの途中から旧道に入った。コンクリート舗装でごつごつ感がある道で太田川に沿ってゆく、途中2、3ヶ所の家があり、飼い犬が喜んで吠えてくる。車はまったく走っていないが路面の凹凸があるので、走り易さからすると国道を行ったほうが良いかもしれない。太田川を渡り標高230mで国道に合流した。(10:00)

 その後少し上ると南伊豆町に入り下り、風が冷たい。波勝崎の看板を右に入りいったん下ってから一山上ると喚声台、下って波勝崎に到着(10:30)。

 入場料を払ってマイクロバスでお猿さんのいる海岸まで行く。バスから降りていったん建物の中に入り、外へ出るときは別の出口から出るのだが、その際に「メガネを取ってください」と言われた。裸眼の視力が0.1もないのでピンボケで景色とお猿さんをしばらく見学する。すぐ近くに近づいても気にせずにえさを掘り返している。

 再びマイクロバスで駐車場に戻り再スタート(10:55)。駐車場から少し上ったところの桜のアーチをくぐると伊浜へ向かう道となる。急坂を上ると視界が一気に開ける。ここからが今日のコースのハイライト区間である。

 広がる海に、左側には伊浜の街、向かう道路の左右にはマーガレットのビニールハウスが並ぶ。伊浜の先には再び急峻な岬と、沖には宇留井島が浮かぶ。コンクリート舗装の道をゆっくりと景色を楽しみながら伊浜の海岸まで降りた。(11:25) 伊浜から上り返し、200mまで上る。途中下田から来た路線バスとすれ違う。

 マーガレットラインに戻って、下り始めると、風がとても冷たくスピードを調整しながら下っていくと、眼下には妻良湾が広がってきた。ヘアピンカーブのとちゅうから子浦の街へ下る道へ入る。街まで下ってここで昼食にしようとしたが、1件の食堂は見つけたが本日休業で、雑貨屋の菓子パンで少し腹を満たす(12:15)。

 R136に戻り白崎トンネル、田面(たづら)トンネル、東條トンネルと、いずれも短いトンネルを抜け、妻良の街を通り抜けると、上りにかかり、ここからは海から離れて内陸へ向かう。

 谷の中を上る道を走ってゆくと、次第に雲が広がってきて少し肌寒くなってきた。朝から0m-100m-0m-250m-0m-200m-0m-100mと上ったり降りたりでちょっとお疲れ気味である。

 妻良トンネル(12:50)を抜けると快適な下りが続き、食堂も数件ある。「食べたいときにはないのに、食べた後にはいくらでも出てくる」のはいつものこと。二条川に沿って走り、まもなくR136は右折するがここは直進する。この道は拡幅工事中で、途中菜の花があったりして、道路の状態、交通量ともいい感じで下賀茂まで一気に走る(13:10)

 下賀茂温泉の交差点から青野川に出て、遊歩道をいったん上流へ行き、桜並木が終わったところから左岸に渡り下流へ向かう。昨日の河津より開花は進んでおり、5分~7分くらい、観光客も少なく自転車に乗ったままのんびりと桜見物ができる。

 途中、日帰り温泉施設「銀の湯」では無料の足湯があったが、5人ほどのスペースでいっぱいだったため、祭り会場へ向かう。

 石廊崎の歌が流れる中、揚げたてのコロッケをいただき、さらに下流へ向かい、日野(ひんの)の菜の花畑へ。昨日TVでここで結婚式が行われたニュースを見た。
 
 祭り会場を後にして下田へ向かう(14:00)。はじめは脇道を走り、136に戻って、途中の吉佐美の前後の上り下りを越えれば下田駅へ到着(14:45)。近くの道の駅へも立ち寄りたかったが、15:07発熱海行きのリゾート21があったのでそそくさと準備をして、駅弁とビールを買う。最後尾の展望車で昨日走ってきた風景を眺めながら熱海へ向かった。


岩地温泉 民宿海光苑前にて


海岸線のアップダウンを行く


雲見大橋。奥は烏帽子岳


旧道を走る


波勝崎手前の喚声台


波勝崎のお猿さんと


伊浜への道の入口


伊浜へ


伊浜へ


伊浜を振り返る


妻良手前のトンネル


下賀茂手前の道で


下賀茂桜


馬車と銀の湯会館


日野の菜の花


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