07/02/04 栃木南東部

2018年3月21日サイクリング

2/4(日)晴れ
宇都宮駅・・・氏家駅-喜連川-烏山-和の道-新那珂川橋-茂木-益子-真岡-石橋駅
距離:99km
今回のサイクリングは宇都宮に前泊して、栃木県南東部を巡った。
ルート検討の時間があまりなくて、まず、「まっぷる栃木」を見て、茂木、益子、真岡に寄ることとした。ゴールを東北線の駅にすると、宇都宮スタートでは距離がだいぶ短くなってしまう。そこで、もう少し足を伸ばそうかとツーリングマップルを見ると、烏山から那珂川沿いで茂木に抜けるコースの雰囲気が良さそうだ。あと、烏山の前に喜連川(きつれがわ)にも寄ってみたい。すると、宇都宮スタートでは100kmを軽くオーバーしてしまうので、喜連川に近い氏家駅まで輪行してここをスタートと決めた。
2/3は大船駅から湘南新宿ラインで乗り換えなしに宇都宮駅に到着(2時間半かかるが)。駅からホテルは300m位なので、輪行コロで転がしてホテルまで。夜は餃子をたらふく食べて、明日のサイクリングに備えた。
明けて2/4。ここしばらく天気の良い日が続いているが、今日もまた快晴の空。しかし、湘南に比べるととても凍える朝だ。宇都宮駅から東北線で3駅北の氏家駅(さくら市)に着くと、さらに寒さが増している気がする。さくら市は氏家町と喜連川町が合併して、2005年に誕生した街である。
8:00スタート。駅からまっすぐ東へ向い、「瀧澤家住宅・長屋門」の前を通り過ぎる。R293と合流し、前方に低い山が現れると国道はカーブしていくが、まっすぐ進む。この道は旧奥州街道であり、あちこちに石碑や案内板が立てられている。


温泉ロッジとゴルフ場を越えて、国道に戻るときつねの絵が描かれた「道の駅きつれがわ」に到着。 朝早いので、温泉施設や食堂はまだ営業してなく、開店の準備をしていたり、地元の人が野菜を買いに来ていた。買っておいたサンドイッチで栄養補給をする。

ここからは荒川に沿って下る。田んぼの中の道を迂回してから県道222号で南へ。北風にのってスピードが上がりどんどんと先へ進む。那須烏山市に入り、ちょっと山を越えて隣の川へ移動。県道25号矢板烏山線に移る。

烏山の街へは2000年開通の神長トンネルで入る。両側に幅の広い歩道がある良いトンネルだ。トンネルを抜けると、電柱のないすっきりとした再開発が行われている道だったが、交差点を右折し駅へ向かうと古くからの駅前通りの雰囲気に一変し、そのギャップが面白い。
10時前に烏山駅に到着。列車の発着がない時間帯でとてもひっそりとしている。この駅は国鉄時代に「ミステリー列車銀河鉄道999号」の終着駅として話題になったことがあった。

ここから、今日のルートの中では数少ないアップダウンコースに入る。
烏山線の踏切を渡り、流れの穏やかな深い青緑色をした那珂川を渡り左岸、県道27号に入る。両側の山が狭まり、道路もそれに従ってだんだんと標高を上げていく。ところどころで見える那珂川も厳しい地形の中を流れていく。

行き交う車もほとんどない道を、標高200mまで上ると尾根筋に出て両側に視界が開けた。茂木町に入り、なだらかに下ってゆく。対岸の集落が望め、遠くには男体山をはじめとする奥日光の山々が思ったより近くに見える。この区間は「滝と川百選・和の道」で桜並木が続く。

川岸が広がり、のどかな風景に戻った。水戸方面からのR123に合流し茂木方面へ、北からの強風でハンドルが取られそうになりつつ新那珂川橋を渡る。ここからは国道を走る。途中、カウル付きのリカンベントとすれ違い、「ツインリンクもてぎ」の入り口を過ぎて、「馬門の滝」を見学して茂木駅へ。

茂木駅に着くと、真岡鉄道のSL列車の到着直後でたくさんの乗客が駅内外にいた。ちょうど機関車がターンテーブルで方向転換を行っていたところである。
駅近くにある「道の道もてぎ」で昼食休憩。ここはイチゴアイスが有名らしいが、並んでいるし体を冷やしたくないのでパス。

ここからは真岡鉄道の線路に沿って益子町へ。益子の街に入ると、整備された街並みに益子焼の店が並ぶ、観光客も多く、観光バスが何台も止まっていた。巨大たぬきが目印の共販センターの対面にあった青空市場で、小皿と小さな大根おろしを購入した。


益子駅に寄って、次は真岡駅へ。国道を避けてくねくねと田畑の中を進む。今日のルートで一番大きな街である真岡に入り、真岡駅にはSLの到着と同時に着いた。ここでは10分の停車時間があるので、乗客や見物客にまじって写真を撮った。


SLの出発を見送り、今日のイベントは終了。あとはゴールの石橋駅まで走るだけだ。まっすぐな県道47号で西に向かい、鬼怒川を方向別の2本の橋が架かる鬼怒大橋で渡る。石橋方面はトラス橋で、路肩が広い。(昔は対面交通で大変だったろうが)

交通量の多い県道47号を離れて、新4号バイパスをくぐり、夕日を真っ正面に見ながら石橋駅まで田んぼの中の一直線の道をゆく。今日は朝から夕方まで常に太陽を前にして走り、田んぼの中の道をたくさん走った。
東北新幹線の高架橋に平行している東北線の石橋駅に到着。近くのスーパーで車内で食べるおやつを確保して湘南新宿ラインに乗り込んだ。強風により東北新幹線が運行を見合わせていた影響か、グリーン車には結構な乗客がいた。いつも使っている平屋シートが満席だったので自転車だけおいて階下の座席でのんびりと帰宅した。
今日のルートはほぼ100kmあるが、高低差が少なく、北風対策でルートも選定していたので、比較的楽に走ることができた。そのうち那珂川の上流側、下流側にも足を伸ばしてみたい。