06/05/03 しまなみ海道・松山・徳山・広島 2日目(1)
5/3 高根島-瀬戸田-大三島-伯方島-大島-来島海峡大橋-波止浜駅・・・松山駅 87km
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宿の朝食が8時からなので、朝食前に生口島の隣の高根島(こうねじま)を1周することとした。高根島へは瀬戸田港のある瀬戸田水道に架かる黄色のアーチ橋、高根大橋を渡る。
高根島は高根山を頂とする急斜面の多い島で、みかん栽培が盛んである。約10kmで島を一周する道があり、南部は海岸線沿いの平坦な道で、生口島と大三島に架かる多々羅大橋を真横から見ることができる。北部はピークが50mのアップダウンがあり、目の前は本州。
いったん下って島の谷間を上った先のトンネルは素彫りでとてもいい感じ。
朝食後、8:30に出発。瀬戸田から多々羅大橋までは、ほとんどの区間が海側に歩道が整備されており、走っていて気持ちの良い区間だった。
はじめは遠くに見えていた橋がだんだんと大きくなってくる。多々羅大橋は斜張橋としては世界一である。しまなみ海道の橋の中で一番美しいと思う。
みかん畑のなかのアプローチを上って多々羅大橋へ。橋脚の鳴き竜を体験して大三島に渡る。
左右に大きく曲がりながら下ると道の駅多々羅しまなみ公園に到着。
昨日尾道で買うのを忘れていた「しまなみ海道サイクリングチケット」を購入した。
今日の予定は松山宿泊なので、最短距離で松山まで自走するか、島を寄り道をして四国へ入ったら輪行するかと考えていたが、あまりに良い天気で、しまなみ海道をすぐ抜けてしまうのはもったいないので、大三島の北部を周ることにした。
大三島の北部も半分はサイクリングロードがある。まず島の中部を横断して西岸へ行く。サイクリングロードは車道沿いに作られているが、橋へのアプローチと同じように、左右にカーブしながら緩やかに上ってゆく。
峠に出ている標識は大三島町と上浦町と出ていたが、現在はどちらも今治市になっていて標識の片隅に小さく(旧)と書かれたシールが貼られていた。
※2005/1/16に平成の大合併で今治市、大三島町、菊間町、大西町、波方町、玉川町、朝倉村、吉海町、宮窪町、伯方町、上浦町、関前村がまとめて今治市となった。
峠から下って、しまなみの駅御島で一休みし海へ向かう途中に大山祇神社がある。
海まで行くと宮浦港の立派な桟橋が現れる。かつては大山祇神社への参拝客で賑わっていたのだが、しまなみ海道の開通で、人の流れが大きく変わってしまったらしい。
宮浦港から北へ、大三島と大崎上島に囲まれた海は、波もなく鏡のようにピシッとした水面である。田植えの始まった地区を過ぎるとちょっとした峠へ。ここのサイクリングロードはあまりに遠回りをしているのが見えたので、新しい道の歩道でピークまで登り、下りも一般道を一気に下った。
ここからはずーと海岸線沿いの平坦の道。大三島北端の鳥取岬を過ぎて再び島の東側に戻る。今日は風もなく、どこまでも穏やかに走ることができて気持ちが良い。
左手に高根島と生口島を見ながら、多々羅大橋に向かって行く。
沖に見える瓢箪島は「ひょっこりひょうたん島」のモデルの島で、この島の上を広島県と愛媛県の県境が通っているとのことだ。
大三島北部を一周して、再び道の駅多々羅しまなみ公園に到着。ここで軽食でお昼とした。