06/04/08 京都から宇治川・瀬田川.・琵琶湖湖南

2018年3月7日サイクリング

ルート 山科駅-醍醐寺-宇治-天ヶ瀬ダム-宇治川-瀬田川-瀬田唐橋-帰帆島-さざなみ街道-琵琶湖大橋-堅田駅・・・近江今津駅-マキノ
距離 69km
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1月の浜松以来の一泊ツーリング。
これまで行ったことがなかった名古屋以西に行きたくて、計画したのが琵琶湖だった。
ネットでいろいろ見ると、海津大崎の桜が有名らしい。例年4月10日頃が見ごろなので、それならばと4/8、9の土日で行くこととした。
満席率が高い小田原停車の新幹線ひかりの指定を確保し、湖北の宿も予約。湖南と湖北に分けて走ることとし、ルートも決めた。ただし肝心の海津大崎の前日になっても桜はまだつぼみの状態とのこと。


1日目
5時過ぎに起床。辻堂駅6時12分の東海道線は、2ドアクロスシート車だが、行楽客と朝帰りのサラリーマンなどですでに満席である。
小田原からひかりに乗車。いつもはこだまでのんびりと静岡あたりに行くことが多かったが、今日はあっと言う間に名古屋、そして京都に到着した。
まず醍醐寺の桜を見に行くため、京都駅から在来線で一駅戻って山科駅へ。
観光客で混雑している駅前で自転車を組み立てる。。
天気がちょっと怪しく、駅からちょっと走ると雨が降ってきたので、バッグにレインカバーをかける。
幹線道路を避け、京都刑務所の裏の道を抜けて最初の目的地の醍醐寺へ。
醍醐寺の桜は満開である。多くの観光客が行き交う参道を自転車を押しながらお花見。三脚を立てているカメラマンも多い。時間がないので境内に入って見学はしなかったが、いろいろな種類の桜があるようである。
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醍醐寺から宇治へ向かう。さっきまでは雨が降ったり、日差しが覗いたりしていた空が晴れてきた。どうやら前線が通過したらしい。
宇治までの県道36号、7号は車が多く、路肩も狭くて走りづらいため、東側に平行する道で宇治まで行く。
宇治川橋に出ると一気に視界が広がり、川辺に桜の色が鮮やかに光っている。上流側の中島に掛かる橋が見えたので、右岸の散策路を上流へ行き、橋のたもとへ。この橋は階段で上るようになっているので自転車を持って上がり、橋を渡って中島へ。
遊覧船が何艘もゆっくりと川面を進んでゆく。桜とBD-1と重ねて撮影してみる。
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対岸へ渡り、川沿いを上流へ。平等院の脇道から鳳凰堂を眺めて先へ進む。旅館街を過ぎると県道3号に。ここから天ヶ瀬ダムへの道は、なだらかに上ってゆく県道3号か、川沿いの道を行き、ダム直下から急坂で上る道とあるが、川沿いの道を選ぶ。
先ほどまでの穏やかな景観と変わり、両岸が切り立った斜面に囲まれてくる。吊り橋が掛かっていて、宇治方面からは右岸左岸どちらからもアプローチできる。
やがて天ヶ瀬ダムの雄姿が姿を現した。豊富な水量は放水しているのかと思っていたが、発電用の水だけみたいである。
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ダムを眺めながら急坂で天ヶ瀬ダム上へ上り、県道3号に復帰。ダム湖が満々と溜まり、深い緑色をしている。
あちこちに桜が咲く快適な道が続く。交通量もそれほど多くないが、路肩は狭いのでトラックが追い越すときは注意がいる。
つり橋の大峰橋、対岸に見えていた道(ダート)がここまで繋がっているようだ。
ほぼフラットとも言えるアップダウンが続き、曽束大橋で左岸から右岸へ。ここまで走ってきても宇治川はダム湖の延長みたいにほとんど川の流れがない。
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ちょっと高台に連なる石山地区を抜けて、左岸に街が見えてくると鹿跳橋(ししとびばし)でR422に入る。
すぐ先の立木観音の駐車場には多くの車がいたが、ここが何で有名なのかよく分からなかった。瀬田川は流れもこの区間は勢いよく流れている
左右の視界が広がり、流れも穏やかになると南郷温泉、食事処も多く最初に見かけた食堂の日替わり定食をいただく。観光地の食堂でなく近所の常連さんが来る店なのでコストパフォーマンスが高かった。
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京滋バイパスを交差すると石山寺。ここも桜が有名だが3分咲~5分咲くらいである。
名神高速道路と新幹線を交差した先の旧東海道、瀬田唐橋を渡る。ここが琵琶湖の南端となる。
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湖岸に出て、しばらく公園の中や一般道を北上し、東海道線を交差するとさざなみ街道の自転車歩行者道となった。
しかし今日は北西の風で向かい風がきつい。橋を渡るときには横風で倒れそうにもなる。やがて、ぼんやりとした視界の中から近江大橋が姿を現した。橋の対岸のビルも霞みの中にぼんやりとしか見えないくらいに視界が悪い。夜のニュースで知ったが黄砂だったのだ。
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帰帆島を通過し、前方に風力発電の風車が見えると鳥丸半島の県立琵琶湖博物館、対面の道の駅草津で一休みする。あおばなソフトクリームを食べ、あおばなお茶を買って、次は琵琶湖大橋へ。しかしさらに強くなる風。霞の中からようやく琵琶湖大橋のシルエットが見えてきた頃には、乗車予定の電車の時間が迫ってきた。琵琶湖大橋を必死に渡り、街中を抜けて堅田駅には5分前に到着。輪行準備をして、ぎりぎり湖西線新快速に間に合った。
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30分乗車して近江今津駅へ。途中小雨が降っているところもあった。駅からまっすぐ湖へ進むと今津港に出る。ここからは琵琶湖に浮かぶ竹生島への高速船が出ている。
街道の商店街は昔ながらの景観に整備されている。
宿までは5kmほど。今津浜、松並木まで行くともうなんか完全に冬の気色。桜がどうのこうのというレベルではない。琵琶湖ロイヤルホテルに到着。ロードが2台、玄関前に置かれていて、その隣にBD-1を置く。
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夕食の近江牛はとても美味しい。もともと小食なので、少ない料理のコースを選んでいたが、それでもおなか一杯になった。
夕食後はビールを飲みながら地図やガイドを見て明日のルートを見直してから、早めに眠りについた。