第97回(2021)箱根駅伝AI順位タイム予想【準備・過去の記録の推移】
箱根駅伝AI予想の前に、まずは過去の記録の推移を見てみます。
記録の振り返り
第85回(2009年)から第96回(2020年)の記録から、優勝、5位、10位、15位の記録をグラフにしました。(オープン参加も含まれていますので正しくは○番目です)
まず、補足をしておきますと、89回大会(2013年)。この時は往路、復路とも強い向かい風でした。3区で設楽悠太が湘南大橋を渡るときに飛ばされそうになっていたのを覚えている方も多いと思います。また5区で城西大と中央大が棄権した大会でもありました。
天候については、他の年は若干の違いはありますが、安定した天気になっています。
優勝タイムについては88回(2012年)から92回(2016年)の記録が良いようですが、88回優勝の東洋大学は柏原・設楽兄弟・山本・大津など、91回優勝の青山学院大には一色・田村・神野・小椋など、他にも大迫、服部兄弟など、現在の日本のトップ選手が勢揃いしていた時代でした。
なお、93回大会から小田原中継所の場所が移動され、4区、5区の距離が変更されています。
ここ3年の記録上昇
前述の内容を考慮すると、残された特徴としては、ここ3年の記録上昇。全体的に記録が右肩上がりとなり、96回大会に至っては15位チームでも85回,86回の優勝チームの記録を越えています。
これについては、予選会から出場を狙える学校数が増えてきて、全体的なレベルが向上していることもありますが、やはりシューズの進化の影響が大きいと考えられます。
今回の予想にあたって
ということで、今回の順位・タイム予想を行う前に、全体的な記録はどうなるのかを推測。(ちなみに前回大会ではタイム予想が大外れでした)
予選会が周回コースとなり、従来との比較も難しくなっていますが、雨、風、気温が平年並みとして、平均記録は3分縮むと予想しておきます。