13/03/20 安芸群島・とびしま海道5日目
03/20(水)曇時々雨 小長港…明石港-大崎上島-垂水港…竹原港-竹原駅 36km ルート図
安芸群島・とびしま海道ツーリング最終日。今日は大崎下島-大崎上島-竹原・・・広島空港のルートでフェリーに2回乗船する。
最初は宿併設の小長港から大崎上島明石港へ渡るのだが、朝食後に時間が1時間弱あったので、山を少し走ることにした。港から一直線に山に登るレモン畑の急坂の農道、山が近くに迫るとループ橋で一気に高さを稼いでいる。
出港時刻が近づいてきたので、小長港に戻り乗船券を購入。通常料金で運賃250円+自転車150円=計400円が、サイクルーズPASSで320円。「せちうちサイクルーズと印刷された専用のチケットが発行されるけれど、乗船時に全て回収されると情報があったので記念に撮影しておく。
フェリーは江田島の船より一回り小さいく、自転車は屋根のない甲板上に置き、客室は車両甲板の両脇の細長い区画。15分ほどなので自動車の人は車に乗ったままだ。数台の軽トラックには山積みのミカンが積まれていた。
大崎上島明石港から反時計回りで島を半周して竹原航路の港へ向かう。岡村島を背に北上、ちょうど大崎上島町の議会議員選挙が行われていて、軽トラックの荷台に候補者が乗って手を降っていた。
きのえ温泉ホテルの立派な建物が見え、海岸を横にちょっとした峠を越える。
その後、大崎島船の資料館、造船所、木江港交流倶楽部かもめ館。と、この頃ポツポツと雨が降ってきた。天気予報では曇だったのだけれど、スマホで気象レーダーを見るとこの先少し不安な感じだったので雨装備にした。
そして木江、ここも街並みが観光スポット。特筆するのは三階建ての木造の家が数多くある。中には五階建ての家も。
雨はいったん止み、木江からさらに北へ。この道はメインルートから外れるので閑散とした道。大三島を横目にしながらのんびりと進む。ぼちぼち街もあるが、小さな造船所がいくつもあるのは意外だった。
大崎上島から竹原航路は1時間に1~2本でているが、2kmほど離れた二つの港、垂水港と白水港に分散されている。次のフェリーは北側の垂水港発だが、余裕があったので白水港まで寄り道した。竹原からのフェリーが到着する頃にはまた雨が降ってきた。
大崎上島から竹原港へは約30分。フェリーの窓にも雨が流れるような天気に変わる。竹原港に到着すると完全に雨だったので、まずは市街地に出て雨宿り。2km程で「道の駅たけはら」に避難する。
ここで街の情報をみて、お昼は街並み保存地区にあるお好み焼き「ほり川」、この旅で3回めのお好み焼きだ。メニューには「広島風お好み焼きで使用する生地の中に酒粕と日本酒を練り込みました。」とある。
食べ終わる頃には雨も上がってきたので、自転車で保存地区を巡る。ちなみにここはアニメ「たまゆら」の舞台とのこと。
竹原から広島空港は真北に20km弱で広島や三原からより近い。天気が良ければ自走で行くことも考えられたが、不安定な天気なのでタクシーで輪行することとした。とは言っても時間がちょっと余りすぎるので最後は竹原の瀬戸内海側まで一回りした。賀茂川の河口は山を切り崩して運河のようにした感じ。この奥の海が干潮時には干潟になるそうだ。
竹原駅にゴール。BD-1を袋に入れてタクシーで空港に向かった。
4泊5日のツーリングも無事終了。2日雨にあたったが、もともと余裕のある工程としていたのが幸いした。数多くの島に行けて、極短距離のフェリーに乗るのも楽しかった。
とびしま海道も島の片側しか走っていないので、また季節を変えて再度訪れたい。