北海道ツーリング2日目。今日は前半のメイン、美幌から美幌峠を越えて屈斜路湖へ下って川湯温泉まで。観光的なメインルートであるが、美幌峠は地形的に霧が発生しやすい所で、20年ほど前(その時は自転車乗りではなかったから定期観光バスだった)に北海道旅行で来たときは、濃霧の中で何も見えなかったから、今回はぜひ峠から屈斜路湖を見てみたい!との想いをもっていた。
日曜日の民宿峠荘の朝、7:30に朝食へ向かうと、すでにお仕事の人は朝食を終えて仕事へ向かっていった。日曜日だけれど、お疲れ様です。
8:00出発。嬉しいことに快晴の空、美幌峠も期待できそうだ。
峠荘から少し走ってR243、美幌国道へ。ここから美幌峠まで一本道である。郊外店地域の711でお茶を仕入れていざ美幌峠へ。
昨日行く予定もあった日帰り温泉峠の湯びほろ前を通ると、一面の畑の中へ。玉ねぎ畑が多い。
観光バスやレンタカー、バイク、ロードバイクが気持ちの良い青空の下を走っていく。外輪山のだらだらとゆるゆるとした上り坂が続き、森の中で景色の変化がない。朝方は涼しかったけれど、Tシャツ一枚でも暑くなってきた。
標高500m。ようやく美幌峠に近づき阿寒摩周国立公園に入ると景色が一変する。
美幌峠は美幌町と弟子屈町の町境。道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠に到着。あちこち工事中であるが、歩いて少し登った展望台へ。屈斜路湖を一望。12時になったので名物の「あげいも」とザンギで軽めの昼食にした。
道の駅マグネットを買って屈斜路湖へ下る。
下りに入ると風が冷たい。キタキツネが1匹、道脇にいたが、近づくつさっと笹の中へ姿を隠した。 左手に屈斜路湖畔林道がしばらく並走した後合流し、プリンスホテル前を通って和琴半島へ向かう。
和琴半島は屈斜路カルデラの中から噴出した溶岩円頂丘である。
2.4kmのハイキングコースがあるので時間の余裕もあるので行ってみた。距離も短いから楽かなと思ったら、結構な山道で上り坂が続く。
半島の最奥部の峠を越えると階段で一気に下ってオヤコツ地獄へ。ここは今でも火山活動を続けていて煙が立ち上っている。オヤコツ地獄から半島の東側は平坦基調でハイキングコースを終える。
国道を離れた脇道を行くとタンチョウヅルを発見。ツガイと幼鳥の3羽を見かけた。
R243から道道52号屈斜路湖摩周湖畔線へ。湖岸の森の中の道で、屈斜路湖は木の陰からうっすらとしかほとんど見ることができない。
屈斜路湖といえば砂湯。湖畔の砂を掘れば温泉が湧き出てくる。日曜日の午後、観光客が多いが外国人の割合がずいぶんと高い。昼食が少なかったのでいももちで補給。
今日のゴール川湯温泉へ。少し上り下りのある道が続く。と、後ろから自転車の団体さんに抜かれていく。先頭は日本人のガイドさんかな、後ろは中高年の外国人でフランス語?で挨拶された。
川湯温泉郷に到着。2004年以来14年ぶりだ。温泉街の中心にはお土産屋さんが数件並んでいるが、以前と比べるとだいぶ寂しくなった感がする。
今日の宿「KKRかわゆ」に到着。夕食前に温泉街を散策、温泉宿の中を流れる川には温泉を引く足場やホース類がめぐらされている。