第94回(2018)箱根駅伝の順位、タイム予想です。
昨日12/10にチームエントリー(各校16名)が発表されましたので、例年通りエントリー選手のデータから予想しました。
タイム計算の方法は記事後半にありますが、今回は2項目について変更しました。
---
■変更点1 - 学年構成の重要度UP
4年生が多いと強い傾向がありましたので、学年平均値に加えるパラメータを昨年の1.5倍にしました。
今回の学年の平均値を見ると、
□学年平均値
3.13:神奈川大、日体大
3.06:山学大、国学院大、国士舘大
・・・ (1年生から4年生までが同数の場合2.5です)
2.31:帝京大
2.25:中央大
1.94:東洋大
となりました。上級生多しの安定度か、逆にフレッシュさが吉とでるか。
東洋大は4年:1名 3年:3名 2年:6名 1年:6名とずば抜けて若いので、予想には不利でしたが注目したいと思います。
■変更点2 - 予想と結果の差のパラメータを新規追加
これまで10年間の予想と結果から、チームによっては毎年予想以上となる、もしくは予想以下となると偏りがでてきましたので、この条件を新たに追加しました。(→そのデータ)
(予想より結果が良い)
0.94 順天堂大
0.90 神奈川大
0.86 中央学院大
・・・
0.30 山梨学院大
0.28 中央大
0.23 駒澤大
(予想より結果が悪い)
数値は予想を上回った確率です。例えば順大の0.94は8回中7回が予想以上、1回は的中。神大の0.90は10回中9回が予想以上、1回が予想以下による値です。
単純な持ちタイムだけではない、調整のうまさとか得体の知れないなにかが働いているのでしょうか。それはともかく、この数値を予想タイムに反映させました。
---
これらを踏まえた結果の予想タイムと順位が先の表です。
1位~3位は大方の予想通り、東海、青山、神大ですが、10名の総合力となると東海が頭一つでてきました。もしかしたら中央学院大も食い込むか。
次が4位~9位まで、シード権が有力。しかし、序盤で後退してしまうとその後なかなか取り返すことが難しくなるのがよく見られるパターン。
10位~16位まで、10位までのシード権争いは例年以上に激しいと考えられます。順大が上記の補正があるにも関わらず12位予想となってしまいました。
オープン参加の学生連合が入り、17位~20位は中央大、東京国際大、国士舘大、上武大。
個人的には去年のこともあり上武大を20位とはしたくなかったのですが、予想パラメータをどういじくっても19位にすることは難しい結果でした。
今年の出雲、全日本の結果からも、箱根はどうなるのか見当がつきません。
こうして理屈を重ねるほど、どんどん外れて行くような気がしますが、データを入力と解析により、多くの選手の名前と成長を知ることができるのは嬉しいことです。
ということで、今年も予想がどれだけ大外れするのか楽しみです。
---------------------------
★タイム計算・順位予想方法
各選手のデータをエクセルで入力しています。出身校、10,000m、20km、ハーフのベストタイム、過去の駅伝出場記録などのデータが入っています。(図は青山学院の例)
各校エクセル1シートでまとめ、現在40校のデータがあります。ここから箱根駅伝本戦出場校の20校+学生連合の区間エントリーを予想し、出雲駅伝、全日本駅伝の結果、学年構成、標準偏差、出場経験値などから補正を行って、往路、復路の総合記録の予想を立てています。(図は総括データ)
---------------------------
箱根駅伝まであと22日。→箱根駅伝コース地図