8/19(金) 名寄駅…佐久駅-天塩中川-秘境駅-幌延-天塩 80km ルートマップ
今日は名寄から北へ、宗谷本線の秘境駅巡りがメイン。日程の都合と2008年に走行したルートと重なる場所もあるので、まずは輪行でスタート。
曇り空でひんやりと涼しい。出発して1kmほどで名寄駅に到着。かつての名寄駅は昨日通ってきた名寄線、そして深名線の分岐駅であったが今では宗谷本線だけになってしまった。
旭川発稚内行きの普通列車が到着した。平日なので高校生が多数下車し、車両も2両のうち1両はここで切り離し。
名寄駅を出発し、天塩川や畑、牧場、森林を見ながら進むと雨がパラパラと降ってきた。美深駅で数名の高校生が降りて、車内に残ったのは観光客のみとなった。
音威子府駅、筬島駅と過ぎ佐久駅に到着。
2008年に訪れた佐久駅、今日はここからスタートする。
天塩川を渡り左岸の国道へ、あまり車が走っていない。どんよりとした雲の下淡々と走れば「道の駅なかがわ」に到着。ここで熊鈴を見つけたので購入する。
右岸に戻って中川の街へ。天塩中川駅に寄り、セイコーマートでお昼のおにぎりを買っておく。
ここからは宗谷本線沿いの道道を行く。国道ですらそれほど交通量がなかったので、道道はさらに寂しい道に。歌内駅に到着、よく見かける車掌車の駅舎だ。
線路を離れて牧場を少し上った峠で中川町から幌延町に入る。斜面の上に数頭のエゾシカがいた。
次は問寒別駅。歌内駅と同じ車掌車だが、外装が整えられ、中には絵が飾られている。ホームには花が植えられ、ちょうど稚内行きのスーパー宗谷が通過していった。
次は秘境駅で名高い糠南駅へ、着いてみると鉄ちゃんの先客2名。板張りのホームでおにぎりを食べてしばし休憩。
糠南駅の次は雄信内駅だが。この先、車道は繋がっていないので(山道はあるらしい)問寒別まで戻る。
問寒別から天塩川を渡って国道へ。果てが見えないまっすぐな道が続く。
雄信内駅。駅前商店の名残もあり、昔ながらの駅舎だ。秘境駅の案内パンフレットや駅の小さなスタンプもおかれている。「秘境駅キャラクターコンテスト」も実施中。幌延町は頑張っている。
気をつけないと通りすぎてしまいそうな場所に安牛駅の入口がある。何もないまっすぐな道を200mほど入れば安牛駅。外観はかなりボロボロ。
幌延の街に近づき、しだいに牧場が増えてきた。南幌延駅、上幌延駅と駅間も少しずつ短くなってきた。
「北緯45度線まであと○km」の標識が続いていたので、なんかモニュメントがあるかとおもいきや、道路に斜めにラインが引かれいた。GPSは世界測地系なので数百mずれていた。
幌延駅、かつてはここから羽幌線が分岐していた。今日の宿は羽幌線跡に進んだ天塩町にある。
はっきりとした雨になったので雨具を上下着ける。国道を淡々と進む。時折道端にいる牛、日本海に近づき風力発電のプロペラが遠くに並ぶ
羽幌線天塩駅跡の「道の駅てしお」に到着。雨が弱くなるのを待つ。
てしお温泉に到着。元々は公的な研修施設で日帰り温泉が併設している。夕食は温泉のレストランの和定食で、不要な飾りもなくとても良かった。
部屋においてあった天塩町史をしばらく読んでみた。鉄道に関しては稚内への路線を天塩町に通すように要請。しかしながら1922年音威子府から猿払経由の天北線経由が最初に建設され、1926年現宗谷本線開通されるも、天塩川に橋をかけるのに費用がかかるため、人があまり住んでいなかった右岸で建設され(このため秘境駅が多く残った)、天塩は取り残され 1935年天塩川に橋をかけて天塩までようやく開通した。しかし1987年羽幌線は廃止となる。