(2016/07/03 新規追加)
ルート図
那覇空港-那覇市街-浦添-北谷-嘉手納-読谷-座喜味城跡-R58-恩名-かりゆしビーチリゾート65Km
■はじめに
2泊3日で沖縄へ行った。12月末のこの時期に旅行地を沖縄としたのは、暖かいこと、シーズンオフのため旅費が安いこと、昼間の短い期間であるが沖縄なら日没が若干遅くなることからである。
コース検討段階では名護半島や北部のヤンバルまで足を伸ばしたかったが、沖縄本島は思っているより大きく、時間的にそこまでは無理であるので、中央部を時計回りで周り、東の伊計島まで足を伸ばすこととした。
■12月18日 晴
12月1日にオープンしたばかりの羽田空港第2ターミナルから出発する。長さが3段階に変えることのできるズボンをはいていき、飛行機の中でチャックをはずして半ズボンにチェンジ。沖縄の気温は20度位である。
那覇空港へはほぼ定刻通りに到着。手荷物受取場所に着くとすぐ自転車が運ばれてきた。ターミナルビルの出口で自転車を組み立てる。11:20スタート。空港からまず那覇市街へ向かう。天気もよく強い日差しの中、那覇埠頭を横に明治橋を渡り、バスターミナルを右に見てビル街を行く。泊港が見えたので寄り道。数年前にはここから座間味諸島へ渡ったことがある。
安謝川を渡り浦添市へ(11:56)。左手に基地を見ながらしばらく進み、スーパーでさんぴん茶を買う。中国のお茶を感じさせる独特の味がする。
宜野湾市へ(12:28)。右手が普天間飛行場となり、アメリカ的なお店や中国の家具屋が軒を連ねていたり、富良野メロンパンがあったりとさまざまである。
西岸を南北に貫く国道58号は片側2~3車線の道が直線的に続く、いかにもアメリカ的な道路である。歩道がよく整備されているが、十分すぎる広さのため、時折駐車車両が歩道を塞いでいる。
北谷でいったん国道を外れて街中へ、すぐに見つかったみはま食堂に入る。たまたま見かけた食堂だったが、結構有名な店のようで、ひっきりなしにお客さんが来る。ソーキそば600円と骨汁ご飯つき450円を注文する。骨汁ってなんだと思ったら、煮込んだ骨(首の骨と英語の説明であった)がどんぶりにドカンと積まれてくる。少々食べづらいがなかなか美味しい。ソーキそばも定食にすると+250円でトンカツとご飯がつくが、とてもそこまではおなかに入りそうもない。
美浜の街中の道を走る。北谷の美浜地区は開発が行われているそうで、大型店やきれいな店が多い。
国道に戻って北谷から嘉手納まで、嘉手納飛行場の区間は左右が基地のため、歩道はサイクリングロードのようになり、とても走りやすい。
嘉手納に入り、嘉手納ロータリーの先の比謝橋で読谷村に入る(14:02)。ここから国道は内陸に入るため徐々に標高を上げていく。
喜名で国道から分かれ北東方向に2Kmほど、坂を上ってゆくと座喜味城跡に到着。ここは2000年12月に『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として世界遺産に登録された9箇所の内の一つである。駐車場から林の中を歩いて上ってゆくと城跡に着く。一之郭と二之郭の城壁とアーチ門などが残り、城壁の上からは楚辺通信所(通称ゾウのオリ)、奥には残波岬の灯台も見渡せる。
城跡から北へ一気に下り長浜地区へ。下りきった突き当りの堤防からは青い海が広がる。沖縄らしい海が見えてきた。
恩納村に入り(15:10)、真栄田地区の丘を越えると国道58号に再び合流する。きれいな歩道、ホテル、ヤシの並木が続く。万座ビーチなどのリゾート地やいくつかの集落を通ってホテルまで海岸線沿いを28Km一気に走り抜ける。日没と同じくらい(17:05)に到着。