09/11/22 岡山鳥取ツーリング2日目
11/22(土) 湯郷温泉-美作江見-大原・・・郡家-若桜・・・浜村・・・鹿野温泉 ルート図
朝起きると窓の外は霧に包まれていた。朝風呂に入り、普段家で食べる夕食の数倍豪華な朝食をいただく。準備をして8時過ぎに出発。宿の人に手を振られて見送られるけれど、自転車だとちょっと恥ずかしい。
今日のルートは鳥取の鹿野温泉まで。今回の目的の木造駅舎の多い若桜鉄道に訪れるため、輪行を2回する慌ただしい予定となっている。
林野の街を抜けるとR179出雲街道で吉野川を上流へ向かう。この夏の大雨で大きな被害を受けた佐用町に近く、このあたりでも護岸の復旧工事が見られた。
霧は上空から少しずつ晴れ、近くの山の山頂が霧の上に現れ、幻想的な景色が見えた。
【美作江美駅】霧は残っているが陽がさしている、朝のいい時間帯ということもあり、ちょっとした街中のいい感じの駅がさらに輝いてみた。
ここからは鉄道とはしばらく離れ、県道5号線因幡街道で大原へ向かう。中国自動車道を交差し、バレンタインパーク作東の作東タワーを過ぎるとのどかな田舎道へと変わる。
一桁県道はだいたい交通量が少なく、のどかな街を結ぶ道であることが多いが、ここはまさにそのいい雰囲気の道だ。
左右に大きく蛇行する川に沿って行く、今日はとても寒く、足の先がじんじんと冷たくなってきた。
旧大原町に入る。この地は宮本武蔵の生家があり観光地となっている。生家を中心に賑わっていて朝市も開かれていた。
【宮本武蔵駅】智頭急行が山沿いの少し高いところを走っているため、坂の上に駅がある。ホームには宮本武蔵の壁画がある。
大原駅に行く途中のスーパーで昼食を購入し大原駅に到着。ここまで乗車予定の列車の時間には余裕だなと思っていたが、結構いい時間となっていた。
【大原駅】重厚な新しい駅舎。郡家までの切符を買いホームへ移動する。ここから智頭急行の「スーパーはくと」に乗車。自由席もほどほどの乗車率だ。車内でお昼にする。高規格路線をものすごいスピードで走り、あっという間に志度坂峠のトンネルを抜けると鳥取県に入った。
【郡家駅】JR因美線と若桜鉄道の駅
若桜鉄道(旧若桜線)の施設23件が国の登録有形文化財となっている。
どんよりと曇ってきたが、木造駅舎巡りのスタート。R482はほとんど車も通らない。
【因幡船岡駅】ホームに置かれた人形に驚いたが、この後も他の駅で次々と登場した。
【隼駅】小さめな可愛い駅。スズキのバイク名と同じことがあり、年に一回イベントも開かれるとのこと。車内にもバイク雑誌が並べられているここを見学に来ていた家族連れもいた。
のどかな道を進むと若桜鉄道の列車が通過していった。
【安部駅】「男はつらいよ」のロケ地となった。駅舎が理髪店となっている。この後も出てくるが駅舎の一部を店舗として、乗車券の発売などを委託する形式になっている。
【八東駅】駅舎の雰囲気にだんだんと慣れてきてしまい、感動が少なくなってきた。この駅は駅舎の一角が町工場となっている。
【徳丸駅】田んぼの中にある2002年に開業した新駅。ちょうど郡家方面行きの列車がやってきたが、誰も乗り降りせず発車していった。
【丹比駅】安倍駅と同じく美容院がある。ここからR29で若桜へ。八東川を上流に向かっているので、じわりじわりと標高が上がっている。
【若桜駅】
輪行の準備をして、若桜駅の構内見学。「木造駅舎」のTVで紹介された駅で、圧縮空気で動く蒸気機関車C12、ターンテーブル、給水塔などが有名だ。
2両編成の若桜鉄道、因美線に乗り入れ、鳥取駅行である。鳥取駅で乗り換え。
【浜村駅】小雨が降っていたのでタクシーで宿に行こうと思ったが、駅にはタクシーがいなかった。駅の窓口でタクシーの電話を聞き、電話を終えたと同時にタクシーが到着。「あれ?」と思ったらそれが呼んだタクシーだった。
トランクにBD-1を2台積むが、トランクが閉まらないので、ゴムバンドでトランクを固定する。温泉は駅から5kmほど山の方面にある。だいぶ暗くなってきたので無理して走らなくて良かった。
今日の宿は「鹿野温泉国民宿舎山紫苑」。夕食はカニスキである。昨年の山陰ツーリングではじめて食べて感動したので今回もぜひ食べたかった。(料金も違うので)昨年ほどではなかったがとても美味しかった。