05/02(土) 三国-あわら湯のまち駅・・・松岡駅-勝山-大野-九頭竜湖 70km ルート図
昨日一昨日と福井の海沿いを満喫したが今日からは山へ。海の町三国から九頭竜川上流の福井県の最奥、九頭竜湖まで向う。
朝は久しぶりに良い天気、強い日差しが照りつけている。8:20に民宿を出発、今日はえちぜん鉄道のサイクルトレインに乗車予定だが、列車の時間まで1時間の余裕があるので、あわら湯のまち駅まで行くことにした。
三国駅から脇道に離れて田植え真っ最中の水田と小麦畑の中を走る。今回のツーリングでしっかりと晴れたのはここまでだった。芦原温泉に近づき坂井市からあわら市へ。温泉街の中へ入っていくと、いくつもの旅館、ホテルが建ち並び、出発していく観光客が多い。
あわら湯のまち駅に到着。駅に人は多いが、ほとんどの人がバス待ちで東尋坊や永平寺に向かうようだ。ここから今回の旅行の目的の一つ、えちぜん鉄道の「サイクルトレイン」に乗車した。詳しくはこちらへ→「
えちぜん鉄道のサイクルトレインとアテンダント
」
自転車をそのまま福井駅行きの電車に載せ、福井口駅で勝山駅行きに乗り換え、永平寺町の松岡駅まで乗車した。松岡駅は小さい駅舎が、こじんまりとした駅前にマッチしている。
ここからえちぜん鉄道の終点勝山駅までほぼ線路に沿った道をゆく。駅からすぐに旧道を行く。道の真ん中には冬期の散水設備があり、冬は積雪が多いことが伺える。
道路からかなり高い所にある志比堺駅、立派な蔵、水田と花の風景、昔ながらの街道の雰囲気を感じながら山王駅に到着した。ちょうど上り下りの列車が交換するところだった。
だんだんと両側の山が迫り、九頭竜川が道の左側に現れた。小舟渡駅の先で勝山市に入り、しばらく九頭竜川沿いの左岸を行く。幹線道路は川の対岸遠くに走っているので、車も少なく快適な道だ。
比島駅の先は線路横の細い道へ。線路のすぐ横で路面電車が走っていそうな雰囲気がする。
そして終点勝山駅に到着。恐竜が出迎えてくれる。
勝山駅は街外れにあるので勝山橋を渡って街中へ。今日のお昼は昨日ネットで探しておいた「手打ちそば八助」へ。趣のある家屋の蕎麦屋で自家製そばもここで打っている。10席ほどの店内だが、ちょうど席が空いていた。おろしそばとざるそばを注文。いずれも安くて美味しいが、おろしそばは量が若干少ない。隣の家族連れはおろしそばを1人で2つずつ注文していた。
午後はまず勝山からR157で隣の大野へ向う。越前大仏の清大寺と勝山城博物館を眺め、下荒井橋で九頭竜川を渡り、下荒井トンネルは旧道へ迂回する。ここから国道157はまっすぐに大野市へ続く。両側に郊外店が並ぶ道だ。
大野の街に入り七軒通りへ。石畳の古い街並み。ここもたくさんの観光客で賑わっていた。
この先は山へ入っていくので、越前大野駅で少し休憩した。
大野の街を抜けR158に入るとしばらく水田の中を進むが、九頭竜川のV字の渓谷に差し掛かると本格的な上り坂。今回のツーリングで初めての走り応えのある坂が続く。
道路は渓谷の中腹を登っていくが、越前北線の線路はずっと下の方に見えトンネルへと消えていく。川に沿って道は進み、勝原駅、カドハラスキー場へ続き、標高は300mを越える。
四方の山の緑に包まれて先に進むと馬返トンネル、仏原ダム、湯上発電所と九頭竜川渓谷に吸い込まれていく。勾配は緩やかになるが一旦上ってもすぐに下るパターンが多く気分的に少し疲れてしまう。
川幅が広がり視界が開けてくると九頭竜温泉、その先には越前下山駅がトンネルの間に作られている。R158美濃街道、行きかう車も多く車のナンバーを見ていくと、全国各地の地名が見られた。
15:40、越美北線九頭竜駅および道の駅九頭竜に到着。むかし九頭竜駅に来たことがあったが、こんなに賑やかではなかった気がする。今では道の駅も併設され、恐竜のオブジェがあったりととても賑わっていてびっくりした。
時間と体力が残っていれば九頭竜ダムまで往復しようかと思っていたが、体力がもうないので宿へ向かうことにする。
橋を渡ると、九頭竜国民休養地へ。一番奥にある国民宿舎パークホテル九頭竜に到着した。
午後から雲も厚くなり今にも雨が降りそうな天気だったが国民宿舎に着いてまもなく雨が降り始めた。