05/04(月) 敦賀-越前岬-呼鳥門-三国-東尋坊-雄島-三国 101km ルート図
福井ツーリング3日目。今日は敦賀から北上し越前岬から三国、そして東尋坊へ。ひたすら海岸沿いを辿るコースだ。
7時過ぎにスタート、天気は曇り。2泊してすっかりなじんだ敦賀の街中、気比神宮から初日の夜に訪れた赤レンガ倉庫に出て、金ヶ崎臨港トンネルを抜ける。
トンネルの出口で振り返ると金ヶ崎城址の岩山が聳え、敦賀セメント工場と敦賀火力発電所がある工業地帯に出る。そして敦賀と小樽を結ぶ新日本海フェリーターミナルを背後に敦賀の街から離れていく。
国道8号線に合流、朝早いがやはり一桁国道。次から次へと車が来て、トラックの割合も多い。崖を崩して作られた道なので、路肩は狭く覆道もあり注意して走る。
敦賀湾を挟み対岸の敦賀半島を眺めながら、松ヶ崎、黒崎、そしていくつかの海水浴場を8kmほどR8を走ると、国道305号・越前河野しおかぜライン(旧河野海岸道路)に入る。
R8から離れると車も一気に少なくなり快適なシーサイドサイクリングとなる。敦賀市から南越前町(南条町、今庄町、河野村が合併)に変わり、軽い追い風に乗ってフラットな道、波のない穏やかな日本海を眺めながら、いいペースで進んでいく。
崖の中腹に黒い1頭の鹿を見つけた。鹿もこちらを見つめて固まっていたが、しばらくすると甲高い声で鳴いた。
舗装状態もよく、海上橋やトンネルを抜けていく。
しおかぜラインの終点で南条側からのR305と合流した。ここからは漁火街道となり、しばらく街が続く。
北前船主の館右近家、甲楽城地区の脇道で通ると、その後はホテル、旅館、民宿がた続き、ちょうど出発する時間帯だ。
南越前町から越前町へ。道は「すいせん快道」と名づけられている。
かれい崎をすぎ、越前温泉露天風呂漁火と越前カニミュージアム、他にもドライブインがある。10時になるのでここで休憩にした。
温泉街を抜け、越前岬に近づくにつれて崖のスケールが大きくなってくる。房山トンネルかその手前のトンネルでは、トンネルの途中に洞窟があり、海へと繋がっている。
玉川観音から延長1km弱の玉川トンネルを抜ける。出口から振り返ると海側に旧道が続き、切り通しを抜けて続いていたのが見える。この旧道は1989年の岩盤崩落事故があったところだ。
10:40、越前岬を通過。少し先に展望台があり、丘の上には越前岬水仙ランドがある。越前岬からは、進路が北西から北東へと変わり、至るところにある柱状節理の岩を眺めつつ三国へと向かう。
岬からすぐ、新しい呼鳥門トンネルの横の鳥糞トンネルを抜けると、目の前に呼鳥門がドーンと姿を見せた。しかし道には岩がゴロゴロと落下していて、道の先を見ると柵でふさがれていて、観光客がこちらを見ている。どうみても通行不可のようなので、戻って呼鳥門トンネルを通って北側へ出た。
越前町から福井市となり、道路は再び「漁火街道 こしの」と表示されている。ここは旧越廼村の地域となる。しばらく温泉街や観光地が続いたが、ここからしばらく集落の少ない区間が続き、北海道・道南の海岸線のような雰囲気へと変わる。
越前水仙の里公園の水仙ドーム。ここでは1年中水仙を観賞できるとのことだ。
12時近くなりお腹もすいてきた。食事をと思ったが、呼鳥門から先はめぼしい食事処がなくなってしまった。大味トンネルを抜け、しばらく走って鮎川のホテルのレストランでおろしそばを食べた。
R305のこの区間は福井市をパスするためか交通量は少ない。ミニ東尋坊みたいな柱状節理の岬や、良い感じの集落が続いている。
三里浜で海から離れ少し内陸へ、水田では田植えの真っ最中。上って尾根上の道へ進む。内陸側は広大な水田が拡がり、海側は工業地帯となっているが緩衝緑地帯の木々が続いている。
福井市から堺市に入り「道の駅みくに」で休憩。館内にらっきょう紹介のコーナーがあった。道の駅を出てから花畑があったので、これがらっきょうの花と思ったけど後で調べてみたら違うようだ。
新保橋で九頭竜川を渡ると三国の街。今日の宿「民宿ニュー越前」にひとまず到着。今日は
追い風に乗って走ったので予定より1時間以上早く宿に到着したので、重い荷物を預けて明日行く予定にしていた東尋坊と雄島へ行くことにした。
東尋坊への道に出ると車が渋滞中、この先駐車場まで渋滞が続いていた。車を追い抜きながら東尋坊の駐車場へ。自転車を置いて土産物店の間を通って東尋坊まで歩く。多くの観光客で賑わっていたが、想像していたより海面からの高さが低かった。
あまりにごった返しているのですぐ引き返し、東尋坊の奥に見える雄島へ向う。赤い雄島橋を渡り島に上陸。遊歩道で島を一周する。陸側は森の中の道だが海側は岩が露出している景色が広がり、東尋坊からの遊覧船が沖を通過していく。20分ほどで島を一巡りできる。
宿へは少し遠回りをして越前松島水族館、越前松島東尋坊経由でルートで民宿に戻った。
お風呂は近くの日帰り温泉へ。えちぜん鉄道の三国港駅に寄ってからすぐ近くの「三国温泉ゆあぽーと」へ。とても混雑していて、ロッカーの空きがなくなるほどだった。