09/05/03 福井ツーリング2日目 三方五湖・小浜・熊川宿

2021年5月2日サイクリング

05/03(日) 敦賀-気比海岸-馬背峠-三方五湖-小浜-熊川宿-上中駅・・・粟野駅・・・敦賀 107km ルート図
ビジネスホテルの朝食は6:30から。食堂では仕事の人が多く見られた。
今日は敦賀から西に向かい、三方五湖を経て小浜へ。そこから熊川宿に寄ってから輪行で敦賀へ戻る。距離は100kmを超えるが、軽装備で行けるので気が楽だ。
7:00過ぎに出発。時折日差しが差す天気となった。まずは敦賀駅に立ち寄り、メーテルと鉄朗の像を撮影する。ここから気比神宮まで右側の歩道に銀河鉄道999の像が並んでいる。
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気比神宮から敦賀の街中を抜けて気比松原へ。早朝であるがキャンプ場があり多くの観光客が海岸に出ていた。

敦賀の街を離れ、県道33号線で敦賀半島へと入る。北上し、半島の途中で左折して馬背峠(まじょう)へ向かう。左折せずにそのまま直進すると敦賀原発へと至る。
道はすぐに峠道となる。峠を抜ける馬背トンネルが工事中だ。
切り通しとなっている標高170mの馬背峠で敦賀市から美浜町へ。敦賀側は急坂だったが、美浜側の下りはなだらかである。

一気に海まで出ると「ダイヤ浜海水浴場」。エメラルド色の海に、まぶしく輝く白砂が広がる海岸。そして右手奥には美浜原発が一望できる。

ここから南に進路を変え、若狭湾岸の弁天崎、城ヶ崎の軽いアップダウンを行く、途中で道ばたの空き地に犬が2匹、まるで死んでいるように見えたが、近づくとむっくりと起きてこちらを一瞥したらまた寝てしまった。

佐田でR27に入るが、坂尻でR27から別れて坂尻トンネルで国道とは別ルートで美浜の街へ。美浜駅で休憩とした。

ここから三方五湖へ。
三方五湖はその名の通り5つの湖であり、全てつながっているが、それぞれの地形の影響で、塩分濃度や生態系が異なっている。
高台を行く「三方五湖レインボーライン」から一望でき、それぞれの湖の色も異なって見えるそうだが、今日は湖畔をのんびりと廻ることにする。

まずは汽水の久々子湖(くぐし)。北端には遊覧船の港があり、ここから水月湖まで往復している。

次に海水の日向湖(ひるが)。若狭湾とは僅かな幅でしか繋がっていないが海の魚が生息している。のどかな漁港の風景が広がる。

美浜町から若狭町に入り、久々子湖の南端へ。ここに久々子湖と水月湖を結ぶ浦見運河があり、遊覧船とジェットスキーが通過していった。

次が汽水の菅湖(すが)。湖畔には水田と梅林、そして小さな集落のある一番静かで穏やかな雰囲気の湖だった。

そして汽水の水月湖(すいげつ)。最も大きく三方五湖の中心となる。
サイクリングにも最適な若狭自然遊歩道に入り浦見運河を渡る。さらに先には日向湖と結ぶ嵯峨隧道がある。
湖畔には梅林が続き、釣り客や散歩する家族連れも多い。風もなくとても穏やかな水面は山の緑色が映っている。

遊歩道が終わるとホテル水月花、そして県道216号に出る。
レストハウスが数件あり、予定ではここで昼食と考えていたが、まだ11時前なので先に進むことにした。

瀬戸水道で水月湖から最後の淡水の三方湖へ。水月湖畔と同じく道路沿いに梅干の露天が続く。

三方五湖と別れ、世久見トンネルを抜けると世久見湾の世久見海岸。ここから小浜までリアス式海岸のアップダウンのルートとなる。

車のすれ違いが厳しい狭い道で、遠方の車同士があちこちですれ違い渋滞を起こしている横を、穏やかな若狭湾を眺めながらゆっくりと上っていく。
倉見トンネルで若狭町から小浜市へ。次の釣姫トンネルは迂回して旧道で田烏地区へ降りる。国道は高い橋で遙か上を通っている。

ここからしばらく上り坂の急カーブが続く道となり、このルートで一番厳しい区間となる。しかし奈胡崎トンネル工事が進んでいてまもなく開通の予定だ。

海沿いに出ていくつかの集落を過ぎていく。お腹がすいてきたが食事処が全然なく、矢代トンネル、阿納トンネルと淡々と進み小浜湾へ。

ようやく街らしくなり若狭箸・箸のふるさと館で休憩。ここで小浜市のパンフレットを見てソースカツ丼が食べられる食事処を探し、若狭フィッシャーマンズワーフを目指す。

北川、南川の2つの川を渡り、神社では祭りの真っ最中だった。若狭フィッシャーマンズワーフに到着。ここから蘇洞門(そとも)巡りの遊覧船が出航している。ちなみに乗船料は2,000円だが、ツーリングマップルには誤記で200円と表示されている。

グルメ工房106(トム)で昼食。ソースカツどんとこの店の名物のしょうゆカツどんを注文した。どちらも美味しかった。

昼食後は小浜市内のOBAMAグッズと「三丁町」の古い街並を巡ってから熊川宿へ行くことにした。まず、オバマ大統領グッズの若狭屋で若狭塗箸など購入。
くわしくはこちら
。隣のアーケードの商店街には「おいでやす鯖街道。ここは起点」と書かれていた。次に京都の古い街並みのような長屋の続く三丁町をのんびりと周る

小浜駅に寄り、鯖街道を熊川宿へ。R27から地図で調べてルートに入れておいた鯖街道の旧道をなるべく走ることにしていた。新平野駅の先で小浜市から若狭町へ。鯖街道の旧道は道幅はゆったりで、素朴な雰囲気で、車はほとんど通らない。とてもいいサイクリングコースだった。

熊川宿に到着。一気に観光地の中へ。祭りの山車が子供達に引かれている。洗練された旧宿場町の装いで、最近では全国あちこちでみなれた風景となっている。

熊川宿の一番奥に道の駅「若狭熊川宿」まで来て、ここで折り返す。あとは国道303号で上中駅へ戻る。下り坂なのでスイスイと下ればあっという間に上中駅に到着した。
小浜線で敦賀駅の2つ手前の粟野駅で下車。郊外のスーパー銭湯「越のゆ」に寄ってからホテルへ戻った。

夜はガイドに紹介されている有名居酒屋の隣の居酒屋へ。刺身盛り合わせと名物の「さばのへしこ」をつまみに一日の疲れを癒した。