09/03/08 四国九州2日目 四万十川(1)

2018年3月20日サイクリング

03/08(日) 須崎・・・道の駅布施ヶ坂-四万十川-窪川-四万十川-江川崎 104km ルート図
曇のち雨
今日のコースは、初めの計画では夏枯峠を越えて中土佐町の大野見から四万十川へ出ようと思っていた。だが、もっと上流側へ行きたいことと、長期ツーリングでは荷物が多いので上りはできるだけ避けたい。そこで須崎から四万十川源流に近いところまでタクシー輪行して、四万十川沿いに走ることにした。
ホテルからタクシーを頼むと数分で到着、BD-1をトランクと後部座席に1台ずつ載せて出発。車はR197で須崎市から津野町に入り、山の上には風車が立ち並ぶ景色を見ながら新荘川の谷を勢いよく上っていく。車は30分ほどで23kmを走り、標高400mの道の駅布施ヶ坂に到着した。
道の駅布施ヶ坂はR197の新道にあり、高台から新荘川の谷を見渡すことができる。朝早く、標高の高いこともあってだいぶ涼しい。BD-1の準備をして、まずはちょっと上って布施ヶ坂トンネルを抜け、四万十川の谷へ出た。


四万十川源流点の標識のある小道に入り、少し下って舟戸で四万十川本流に合流。いよいよ県道19号で四万十川沿いに下り始める。V字の細く険しい谷底に川が流れ、道路は改良があちこちで行われていて、新しい道と昔からの細い道が入り混じりながら蛇行と細かなアップダウンが続く。
各所に地元の老人会作成の案内板が立てられ、四万十川の説明がされている。女神の湧水を過ぎると津野町から中土佐町に入る。小さな集落を次々と現れてくる。

最初のポイントは高樋沈下橋。本流最上流の沈下橋だ。ここから最下流の沈下橋である佐田沈下橋まで数多くの沈下橋が四万十川に架けられている。
GPSのポイントが違っており、あやうく通り過ぎるところだったが、気がついて戻り、橋を対岸まで渡って往復した。

久万秋の湧水の近くには「四万十の水」の工場もある。久万秋の沈下橋、大野見村役場と過ぎて、長野沈下橋からは四万十川は大きく蛇行する区間となる。道は山間に入り、遠目に長野橋を振り返るとその先は尾根を超えながら川をショートカットしていく。

窪川町、大正町、十和村が合併して誕生した四万十町に入ると、道端に「地球裏番地
 窪川町上秋丸 ブラジル・モスタルダス」の案内板がある。
松葉川温泉へと繋がる道と近づくと平地が拡がり米奥地区へ。源流大橋の上流には一斗俵沈下橋、下流に米奥沈下橋がある。米奥沈下橋へ行ったが通行止だった。

ここから右岸の交通量の少ない県道322号を行く、窪川の街が近づきだんだんと家並みが多くなり、高岡神社から川を渡り窪川中、窪川高と少し上ると窪川の街へ。窪川駅近くの食堂で昼食にした。

食事後スタートしようとするとぽつぽつと雨が降ってきた。窪川からはR381を行く。国道だが、それほど交通量が多くはなかった。窪川の街を出る頃になると雨粒がが強くなりそうだったので雨装備をする。

四万十川も中流域となり川幅もだいぶ拡がり、川野両岸の平地部の幅も余裕がある。R381は四万十川に沿って進み、若井沈下橋、旧大正町へと進んでいく。

上宮橋から先駆者の体験に準じて左岸に移り、上宮地区の田舎道をのんびりと走り、打井川駅で再び右岸へ。

対岸には崖にへばりつくように予土線の線路が付けられている。ちょうど1両の列車がトコトコと走っていった。

道の駅四万十大正でちょっと休憩し、すぐ先の大正地区の商店街へ。このあたりでは大きな街である。スーパーで夜のつまみを買った。
大きく蛇行する四万十川を予土線はトンネルと鉄橋で一直線に貫いていく。

屋敷峠から茅吹手沈下橋の風景と予土線の鉄橋と第一三島沈下橋の平行しているのはこのあたりのビューポイント。

「国鉄土佐昭和駅」の標識が残っている土佐昭和駅に寄っていると雨が強くなってきた。
「道の駅とおわ」で雨の様子を探りながら休憩、時間と疲れ具合によっては旧道で遠回りしようと考えていたが、最短コースでトンネルを抜けていくルートにした。
新しい四万十トンネルを通ると四万十町から四万十市に入る。
半家駅を過ぎ、次第に強くなる雨で遠くの景色もだんだんと霞んできて、黙々とペダルを漕いでいった。

宿まであと4km。長生沈下橋を渡って左岸の細道を進み、最後に高台へ上ってホテル四万十星羅に到着した。今日の走行距離104km。

明日は次第に雨になるとの予報なので、夜はルートの検討。鉄道とバスの時刻を調べていろんなパターンを考え、明日の朝の天気次第で予定を決めることにした。