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15/09/22 種子島屋久島奄美大島3日目

9/22(火)晴 西之表-西之表港…宮之浦港-永田いなか浜-屋久島灯台-西部林道-尾之間…安房 70km ルート図
さて3日目。今日は種子島を後に屋久島へ渡る。
前夜も奄美大島への旅程変更の確認をしていて、屋久島の昼食場所の情報収集が足らなかったので、安全策で今日もエブリワンでおにぎりを購入。
開館前の鉄砲館(種子島開発総合センター)前を通過してから西之表港、ジェットフォイルトッピーターミナルへ。
ここから屋久島宮之浦港までジェットフォイルで移動する。運賃のほか自転車は手荷物台1,000円かかる。
鹿児島からのロケット号が到着して多くの乗客が下船し、入れ替わりに乗船する屋久島へ。1F窓側に座るが、種子島-屋久島の区間は空いている。
タービンエンジンが甲高い音を立てて起動し、09:20出港、時速80kmで種子島を左手に南ヘ。昨日走ってきた場所が見えている。そして右手には馬毛島。波も穏やかでほとんど揺れずに進んでいく。
種子島南端を過ぎ、屋久島に近づくと今にも雨が降りそうな雲行きになってきた。10:10宮之浦港に入港。


屋久島に上陸。今日のコースは宮之浦から反時計回りで島の約3/4周する76kmの予定。
港を出発して、緑の回廊屋久島ライン、屋久島一周道路へ。


まずは島の北部を西へ、すぐに数十mの山を2つ3つと越えていく。出だしからきつめのコースに少し不安になる。それでも景色はすばらしい。雲も切れてきて、山も少しずつ見えてくるようになってきた。


一湊から山の内側を100m上り、トンネルを抜けると目の前に海が、東シナ海展望台に到着。すっかり晴れてきた。真っ青な海の先に、今年噴火して全島避難となっている口永良部島が見える。


続いて永田いなか浜へ。真っ白な海岸が伸びる。強い日差しで白い砂が眩しい。ここはウミガメの産卵地にもなっている。
海を眺めながらここでお昼、おにぎりと揚げ物などのおかずで。


いなか浜から永田の街を抜けると、島の西部へ。一番楽しみにしていた区間へ入る。
まずは自動車1台がやっとの細道の急坂で屋久島灯台(永田灯台)に寄る。ここが口永良部島に一番近い場所だけれど残念ながら山の中腹から上は雲に隠れたままだった。
南側はこれから向かう道、世界遺産の地域内となる。


灯台から急坂を戻っていよいよ西部林道へ。7月の大雨の影響でしばらく通行止めとなっていたが、うれしいことに連休前に昼間のみ通行可能となった。
南国らしい木々の中を少しずつ上っていく。いなか浜で見かけた2人の外人さん、レンタルのMTBに抜かれる。


西部林道では鹿と猿に遭遇する確率が非常に高いという。
時折、鳥なのか鹿なのか猿なのか、よくわからない鳴き声が森のなかに響く。どきどきしながら進んでいくと、まずヤクシカが登場。親子連れ、角の生えた雄など数頭と出会う。小さくてかわいい。


続いてヤクシマザル出現。ホンドザルより小型で毛が黒い。数頭で木に登り、ギャーギャー騒いでいるのもいれば、道路にぺたりと座り込んでいるのも。


西部林道のピーク地点、標高300mを過ぎると、夜間通行止区間も終わり道幅も広がる。さきほどの外人さんが引き返してきた。多分大川の滝まで行って戻ってきたのだろう。
前方に雄大な景色を眺めながら快適な道を下れば大川の滝に到着。日本の滝百選の滝だ。


粟生地区を過ぎて、島の南側へ。緩やかにアップ・ダウンする道をゆく。背中に受ける日差しが暑い。
今日の宿は屋久島の南東の安房地区だけれど、ちょっと走っていくのはしんどいと感じたので、明日宿泊予定の尾之間地区でゴールとし、タクシーで安房まで移動することとした。
明日宿泊予約しているJRホテル屋久島でタクシーをお願いしたが、タクシーが出払っていてつかまらないとのことで、路線バスにすることとして、ホテル前からモッチョム岳などを眺めていると間もなく日没を迎える時刻になった。


今日の宿は屋久島グリーンホテル。夕食にはカメノテや、飛び魚の刺し身&唐揚げなど。

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