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15/08/11 北海道ツーリング3日目

8/11(火)晴後曇一時雨 新富良野プリンスホテル-布部駅-麓郷-ベベルイ-ひつじの丘-上富良野駅…十勝岳温泉 54km ルート図
3日目。今日のゴールは十勝岳温泉へ。十勝岳温泉は富良野の東に聳える十勝岳の山頂近くにあり、麓の上富良野からは標高差1,000m以上を上る必要がある。最初に計画した時は自力で上るつもりでいたけど、いろいろ考えるとちょっと無理だなぁと気づいて、今日は麓郷でのんびりして、上富良野からタクシーで移動することとした。
富良野の朝。未明には雨が降っていたが、朝食の頃にはすっかりと晴れてきた。
8:20に新富良野プリンスホテル出発。高台のホテルから森の中を一気に下り、道道985号を南下する。青空の下、富良野らしい景色が広がる。


空知川を渡って富良野駅から帯広方面の次の駅、布部駅へ。ここ布部駅は「北の国から」の原点の駅として知られ、『北の国 此処に始る 倉本聡』とある。
布部から麓郷へ。道道544号の緩やかな坂を上って麓郷へ向かう。


しばらく川沿いの森を走り、視界が開けると、麓郷の街。のどかな景色が広がってくる。晴れていて、とても気持ちが良いのだが、前方に見える西の山の方面に、巨大な入道雲が勢いを増している。


麓郷は言わずもがなの「北の国から」の所、麓郷の各所の「北の国から」のロケ地関連の施設がある。
だけれど、それほど思いれがなかったので(その頃はTVをあまり見ていなかった頃だった)、「麓郷の森」も含めて、入り口まで訪ねるまでだった。

麓郷を後に、上富良野へ向かう。ルートは一番山側の道、ベベルイ零号線としていた。
麓郷から道道253号で布礼別市街地へ、そこからベベルイへ上っていく。周囲には怪しげな雲が出てきた。
そしてベベルイ零号線へ、一直線の道が森の中を貫いていく。雲の様子が怪しくなっていたけれど、まだ大丈夫だと思っていたら突然の豪雨に見舞われた。
道端の大きな木の下に入ったけれど、雨しずくは容赦なく降り注ぎ、折り畳み傘で身体はなんとか耐えるけれども、自転車の前後はずぶ濡れとなる。
<< しかしながら、今回北海道に来た時は、天気予報でずーと雨がちなのかなと思っていたのに、結果雨に降られたのが、この数十分の豪雨だけだったということは、ものすごくありがたいことだった >>
携帯の雨レーダーで様子をうかがい、30分待機したのち、この先にある「ひつじの丘」へ向かった。


少し雨が弱まったところを見計らって、「ひつじの丘」に避難。しつつしたところでまた豪雨で、なんとか雨をしのげるばしに避難できた。
雨はまだまだ続きそうなので、ここでお昼として、ジンギスカンをいただく。人気の場所なので30分ほど待ってから席につく。
人気なだけあって、美味しく食べごたえのあるジンギスカンだった。食事中に雨が上がると、雨よけのシートが外され、上富良野方面までの展望が見渡せるようになる。
荒れた大気が通り過ぎたのか、風向きが変わり気温が一気に低くなった。



ひつじの丘から上富良野へ。雨上がりの道なので、所々の水たまりを避け、下っていきながら後を振り向けば、背後の山が姿を現してきた。


雨は上がったけれ、どんよりとした天気は続く。ゴールの上富良野駅に到着し、輪行袋に入れてタクシーで
十勝川温泉へ標高差1200mを一気に上る。

タクシーの中で十勝岳で土石流があり、登山客が下山できないとの情報を聞く。十勝岳温泉凌雲閣に到着すると、消防車、パトカー、消防団員、警官が多数。上空にはヘリが旋回していた。
でも間もなく子供連れの20人ほどの団体が無事下山し、救助・報道体制も徐々に静まっていった。
夕方、露天風呂で十勝岳の勇姿を眺める。



夕食後、星が見えていたので外へ出る。昼間の雨のおかげか大気も澄み渡り、星や天の川がものすごく綺麗に見える。北斗七星やカシオペアもくっきりと見えている。
デジカメで夜空を撮影していると、夕刻からのことだけど、自転車部の団体が次々と到着してきていた。
最後にはサポートカーが付き。全員が登坂終了後、しばらくすると下山していった。

呼人

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