5/2(土)晴 橿原神宮前-吉野口駅-五新線アーチ橋-五條 22kmルート図
GWは紀伊半島の中央部を縦断する4日間のツーリング。
奈良県は橿原神宮前駅をスタートして、五條から天辻峠を越え、熊野川(十津川)に沿って下り、和歌山県は新宮へ。ラスト1日は海沿いに熊野市でゴールとする予定とした。
紀伊半島のど真ん中を訪れるのは初めてでとても楽しみにしていた。十津川村や、熊野三山の本宮大社、速玉大社、熊野古道、熊野川と見どころ満載であり、また、日本一長い路線バスとして有名な、「八木新宮バス」の 大和八木-新宮ルートでもある。
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小田原駅を昼過ぎの新幹線で京都駅にでて近鉄特急に乗り換える。この頃気温は30℃を超えていたとのことで、とても暑かった。京都から1時間余で橿原神宮前駅に到着。ここがスタート地点となる。とても立派な駅舎である。すでに16時近いので、今日は寄り道せずに五條へ急ぐ。
まずは飛鳥駅へ。高松塚古墳も近いが、この辺りは以前に来たことがあるので直行し、「くすりの町」高取町に入って壺阪山駅、市野駅と近鉄吉野線に沿ってゆく。
今日のルートは事前に地図で見ると、いい感じに旧道が点在する。蔦駅からも旧道の細い道を抜けていけば吉野口駅に到着。ここは近鉄吉野線とJR関西線が接続する。
吉野口駅からは景色が一気にのどかに変わる。近鉄吉野線は急勾配で山へ上って行き、山中に消えていった。ここからは関西本線に沿って県道120号を進む。4両編成の真っ青な117系が通り過ぎていく。
途中、道を間違えたのかと思うくらいに狭い道かとおもいきや、無駄に広い幅があったりする県道120号を進み、五條に向けてちょっとした峠越え。今日はウォーミングアップも不十分なためか、足が重い。
「テクノパークなら」の隣で五條市に入り、R24や旧道を抜けて五條市街へ向かう。
五條の中心街を過ぎれば今日の宿もすぐ近くであるが、ここで大事なポイント、「五新線アーチ橋」。
五新線とは、かつてここ五條から新宮までを鉄道で繋ぐ計画だった路線(未成線)で、このアーチ橋は工事が進められていた区間に残る遺跡である。(写真は明日朝撮影分も含まれています)
五新線は鉄道として列車が走ることはなかったが、一部区間はバス専用道となってバスが運行されていた。しかしながら、その専用道を走るバスも昨年廃止された。そのバス専用道は明日走る予定である。
ということで、初日は20kmちょっとで五條リバーサイドホテルにゴールとなった。