11/2(日)晴一時雨 唐津-唐津くんち-伊万里-大川内山-有田-武雄 74km ルート図
壱岐佐賀ツーリング3日目。
佐賀県唐津。今回ここで宿泊したのは壱岐島、伊万里、有田の経由地として考えていた。ところが数日前に佐賀の観光ガイド本を見ていたら、唐津くんちの前日~当日朝になることを発見した。
11/2(今日)の夕方から祭りが始まるので残念だなと思っていたが、調べてみると「朝ヤマ」といって当日の朝から曳山を展示場から各地区に移動させることを知った。
朝6時「エンヤエンヤ」の声が聞こえる。まだ外は暗い。ホテルの10Fの窓から下を見ると、提灯が付けられた曳山が通りすぎていく。江川町の曳山である。その後も遠くから別の「エンヤエンヤ」の声も聞こえてきた。
8時に出発、まずは各地区の様子を探る。曳山巡航のコース、地図から各地区のポイントを見て回った。上屋が組み立てられているが、まだ曳山のない地区もあったが、数地区の曳山がすでに到着していた。
一回りした後、曳山展示場へ。唐津くんちの代表的な曳山である五番曳山「鯛」はまだ展示場内にいたが、後ろの扉が開けられていて、準備が始まっていた。
江川町に行ってみると、曳山はカバーに覆われていたが、道路には今朝移動した車輪の跡が白くくっきりと残されている。
再び曳山展示場に戻ると鯛は屋外に出ていて、いよいよ出発の模様。前後左右から写真をたくさん撮る。本番ではそうそう近づけないだろうから貴重な体験だった。そして出発。子どもたちに引かれながら魚屋町まで1kmほど。自転車で並走しながらついていった。
さて、鯛を後にして、本来のコースへ。今日は唐津から伊万里、有田経由で武雄温泉がゴールとなる。
松浦川を渡り、経路変更で廃線になった旧筑肥線区間の久里駅跡から山本駅へ。
唐津線岸嶽支線の廃線跡の歩道を走り、R202へ。3日目にしてようやく晴れてきた。
志気トンネルを抜けると唐津市から伊万里市に入る。
道の駅伊万里ふるさと村で少し休憩してから伊万里市街へ向かう。日が陰ってきて下りになると寒いくらいだ。
伊万里駅に着くと、ちょうどお昼時になった。どこかで食事をと・・としたら目の前に伊万里牛ハンバーグのお店がある。とてもラッキーでハンバーグも美味しかった。
さて行こうと外へ出ると雨が降ってきたので、今日も雨装備に。午後は大川内山経由で林道を使って有田へ向かう。
大川内山は秘窯の里と呼ばれ、伊万里鍋島焼で有名な場所。市街から離れた山の奥にある。観光客も多く訪れ、道の両側に伊万里焼がずらりと並んでいる。
大川内山の中を通り、最後に超急坂を上ると林道に抜ける。と、ここで大雨となった。しばらく樹の下で雨宿りしていると風が一気に強まり、数分後、一気に寒くなった。前線が通過したようだ。
ならば雨はもう大丈夫だろうと再スタート、山中の道で標高200mを越える。谷からはもうもうと霧が立ち上っていく。
県道26号、県道257号でいったん武雄市に入ってから有田町へ。
泉山磁石場(国指定史跡).は有田焼の原料となる陶石の採掘場だ。
有田の街、トンバイ塀のある裏通りから街道に出たが、日曜日なので閉まっている店が多い。
西有田駅横の有田焼の大型店で、焼酎グラスを購入し、ラスト10kmは武雄温泉まで国道で、先ほどの大型店の看板がこれでもかと並ぶ。雲が切れ青空も見えてきた。
17時過ぎ、御船山観光ホテルに到着。
夕食は部屋食。メインは佐賀牛のステーキとしゃぶしゃぶ。
テレビでは唐津くんちの宵ヤマを生放送していた。今朝までそこにいたのかと思えないくらい人が多くて賑やかな様子だった。