14/08/12 十和田湖・奥入瀬渓流
8/12(火)曇 十和田湖-御鼻部山-子ノ口-奥入瀬渓流-蔦温泉48km ルート図
早朝の十和田湖。低い雲が南から北へ次々と通りすぎ、時々雨を降らせていた。
今日のルートは3日目にしてようやく当初の計画通りに。十和田湖を反時計回りに北側の御鼻部山周りで子ノ口へ。奥入瀬渓流を散策してから八甲田山側に少し上った先の蔦温泉がゴールになる。
8時にスタート。湖の北西岸は湖畔沿いの平坦な道が続く。
十和田湖畔を4kmほど進み、滝ノ沢キャンプ場からカルデラの上りに入る。10%越えの急坂道が延々と続くが、深い森に囲まれ、今いる場所や高さは感覚的にはわからない。
標高700mの滝ノ沢展望台まで上れば一休み。ここからはカルデラの尾根上の緩やかな上り道に変わり、静かな森の中で気持ちよく走れた。
御鼻部山に近づくと山裾を周り、カルデラの外部(北側)に出る。今にも雨が降りそうな空だが、真正面に雄大な八甲田山(南八甲田山系)が聳える。山までの直線距離は10kmほど、その間は山間というよりは平野で、湿地や牧場もあるようだが、見渡す限りは延々と森が広がっているだけ。かつては道が(明日通る)猿倉温泉まで繋がっていたとの情報もある。この時はあまり感じなかったが今思い返すとものすごい場所を見ていたと思う。
10時過ぎに標高1,011mの御鼻部山に到着。展望台から十和田湖を眺める。この高さだと御倉半島、中山半島がよく見えて中湖・内部カルデラの形状が確認できる。
御鼻部山からは一気に子ノ口へ行く。途中で自転車2台とすれ違った。奥入瀬バイパスとの分岐からカルデラ内側の斜面で湖面まで下る。晴れてきて強い日差しに。こちらは展望も良く、九十九折りの途中で、御鼻部山と十和田湖が一望できる。
湖畔まで下ると2kmほどで子ノ口に到着。台風の影響か、道の真ん中まで大木が倒れていた。
子ノ口(ねのくち)に着いた。数軒の食堂土産店が並び、観光船の埠頭。数多くの車が駐車していて、とても賑わっている。少し早いが昼食にした。昭和な感じがする食堂で醤油ラーメンと稲庭うどん。
観光案内所で奥入瀬渓流のパンフレットを手に入れて奥入瀬渓谷へ。ここから焼山までの14kmの区間の渓流。渓流沿いに遊歩道が整備されていて、多くの観光客が散策している(自転車は乗入れ禁止)。すぐに一番の大滝、銚子大滝。
パンフレットを見るとその後も次々とポイントが出ているけれど、ひとつひとつ見て回ると時間がなくなるので、雲井の滝、阿修羅の流れ、石ケ戸の瀬など、人が多くいる所を見学した。
道路はしっとりと濡れているところが多く、カバーをかけていなかったので、後で泥跳ねしていたことに気がついた。
石ヶ戸休憩所・石ヶ戸の瀬からは、川幅も広がり普通の川の様子に変わって来て、歩いている人も少なくなる。渓流のゴール地点となる奥入瀬渓流館で休憩。
十和田温泉郷入口で折返し、八甲田山に向かうR103、葛川に沿って上っていく。標高差300m上って蔦温泉に到着。
今日は余裕をとっていたルートだったので早めに到着。宿にチェックインして少し高校野球を見た後(この時8対0)、ハイキングコース蔦の森「沼めぐりの小路」へ。、ブナ林の遊歩道で周回2.8kmのコース。
旅館横から入ったので、通常と逆コースになってしまったが、瓢箪沼、菅沼、長沼、月沼、鏡沼、蔦沼と巡って最後にビジターセンターへ。
大正7年築の本館は保全工事中で作業用足場に囲われている。近年の豪雪で傷みが進んで、この冬を越すことが厳しいとのこと。お風呂は「久安の湯」、「泉響の湯」といずれも昔からの雰囲気の温泉である。
風呂あがりに高校野球を見ていたらなんと8対8の同点に。残念ながらここで夕食時間となってしまったので食堂へ。おいしい食事とともにネット予約でサービスとなっていた日本酒もいただく。(日本酒はふだんはめったに飲まないけれど)
食後は部屋で「大垣日大(岐阜) 対 藤代(茨城)」の結果をニュースで見ながらのんびりと奥入瀬ビールで。