13/10/14 久比岐自転車歩行者道
10/14(月)晴 糸魚川-久比岐自転車歩行者道-直江津-犀潟 58km ルート図
今日の目的は久比岐歩行者自転車道。1969年に新線に切り替えられた北陸本線旧線、直江津から糸魚川の33km区間である。帰りの行程を考慮し、糸魚川まで輪行してから直江津側に戻るルートとした。
日帰り温泉に付属した宿、漢方の湯「ホテル元気人」を出発し、1kmほどで直江津駅南口に到着。南北口を繋ぐ自由通路「あすか通り」は客船「飛鳥」をイメージしている。地上で折りたたんでエレベータで通路に上がったが、通路は自転車も通行可能とのことだったので、改札口近くまで来ても大丈夫だったようだ。
直江津駅から普通列車で糸魚川駅へ向かう。3連休でもあるが、それにしては車内に鉄ちゃんがやたら多いなと感じながら糸魚川駅着。昨日通った上越妙高駅同様、新幹線の工事が進んでいる。
工事中のため仮設の駅舎から駅前に出るととても賑やかな雰囲気だった。今日は鉄道まつりが開催されるとのことで(10/14は鉄道の日でもある)祭りの準備の真っ最中。グッズの販売や臨時列車も走るとのことで鉄ちゃんが多いのもそのためだった。
9時過ぎに糸魚川駅を出発し東へ向かう。糸魚川市街の旧道からR8に出る。
糸魚川駅の隣の梶屋敷駅の先から久比岐自転車道が始まる。しばらくは海岸沿いの普通の遊歩道だが、浦本駅の先で自転車道は国道の山側に移り北陸本線の旧線区間に入る。自転車道は国道を下に見る海岸線に沿うが、時には住宅街の中も通る。
能生の街に入ると、バスターミナルに能生駅跡の碑がある。今の能生駅は1kmほど山側にある。
海岸線の地形がだんだんと険しくなってきて、かつての鉄道のトンネルをいくつか抜けていくと、道の駅マリンドリーム能生へ。「かにや横丁」では店がずらりと並び、カニの販売に力が入っている。
能生からも海岸線、住宅地の裏の高台、トンネルと廃線跡の自転車道は続く。筒石の街の手前で自転車道から離れて山へ、現在の筒石駅へ向かう。急坂を上り、高速道路の下をくぐって筒石駅の案内板で小路に入れば筒石駅に到着。筒石駅のホームは山の中を貫いている頸城トンネルの中にあり、駅舎から階段を300段近くを降りる(標高差40m)必要がある。入場券を購入すれば行くこともできるけど、今自転車で昇ってきたばかりでは辛いのであきらめた。
今日は快晴でサイクリングに最適な天気だ。だけど半袖1枚ではちょっと寒かったので、長袖を捲るくらいがちょうどよかった。
黒い瓦屋根の複雑な形の家並みが並ぶ筒石の街を抜けると糸魚川市から上越市に入る。次の街は名立。道の駅「うみてらす名立」で一休み。
ここからもいくつかのトンネルが続き、長さも100m未満から数百mと様々であるが、標識に書かれた通過時間が皆「2分」となっているのが不思議だった。鳥ヶ首岬を過ぎれば直江津の街が見えてくる。
有間川駅の手前で旧線は現路線に一旦合流する。有間川駅は最初入り口がわからず、右往左往したが、駅の東側100mほど先で道が繋がっていた。
旧長浜トンネルを抜けると谷浜駅へ。谷浜海岸は夏になると長野県からの海水浴客が多く訪れる。私も小さい頃は毎年海水浴に来ていて、今でも「海というと谷浜」という感じだ。
谷浜からは国道の歩道が続き、やがて自転車道の終点となる。ここから北陸本線旧線はR8のルートでトンネルを抜けて現在の路線に繋がっている。
自転車道の終点から直江津海岸を通り、直江津の街中でちょっと遅目の昼食。ちょっと贅沢にお寿司とした。
帰りはほくほく線で越後湯沢に出て新幹線としていて、指定をとっているので電車の時間が決まっている。残り時間と距離を考えて、ほくほく線の分岐駅となる犀潟駅まで行くこととした。
直江津から10kmほど走り、海岸に一度出てから犀潟駅に出て今日のゴールとなった。