9/17(火)晴 かんぽの宿-阿蘇パノラマライン-草千里ヶ浜-中岳第一火口-南阿蘇-立野-熊本空港 64km ルート図
宮崎熊本ツーリングも最終日、今日は阿蘇パノラマラインで阿蘇中岳火口に寄り、南郷谷へ抜けて熊本空港へ。
昨日に続いて今日も良い天気となり、宿から阿蘇山が雄大な拡がりを見せていた。
朝方は程寒かったので長袖を着て、くまモンに見送られてスタート。パノラマラインへの近道となる、阿蘇いこいの村経由で森の中の道を上っていく。しだいに体が温まってきたのですぐに半袖になった。
森を抜けてパノラマラインに合流すると一気に視界が開ける。
阿蘇パノラマラインは牧場の中、長い直線と緩やかなカーブで山の上へと続いている。今日は平日だからか車も少なく、左右の牛を眺めながらのんびりと上りながら。阿蘇谷と外輪山をバックに牛を撮影すると良い画になった。
明るい緑色をした小山は米塚といい、阿蘇では一番新しい噴火口だ。標高も900mを越え、杵島岳の斜面を上りながら南へ周って、草千里ヶ浜が見えてくると標高1,166mの展望台に到着。南側に草千里ヶ浜と遠くに中岳、北側に目を向ければ外輪山の奥にくじゅうも山々もよく見えていた。
広大な草千里ヶ浜もかつての火口跡、沼の水はだいぶ少ないように見えた。ここには阿蘇火山博物館とレストハウスが並び、乗馬用の馬もずらりとと並んでお客さんを待機中。
草千里ヶ浜から見えている阿蘇山ロープウェイ乗り場へはあっという間に到着。火口までは阿蘇山公園道路(自転車は無料)が通じているけれども、ここは素直にロープウェイに乗ることとした。
ロープウェイで火口西駅へ。ロープウェイを降りればすぐ先が中岳第一火口になる。
火口付近にいるとき、北側の展望台の火山性ガス濃度が上昇たとのことで立入禁止となり、係員に誘導されて数人の環境客が引き返す様子が見えた。この後で行こうと考えていた場所だったので残念。
外側に目を向けると阿蘇公園道路が見えて、車が登ってくいる様子が見える。また駐車場にはくまモンデザインのレンタカーが停車していた。後で調べるとJR九州のレンタカーで2台あるとのこと。
火口周辺の遊歩道を一周りした後、ロープウェイで下った。
到着して次のロープウェイが出発した頃くらいだったか、ロープウェイ乗り場の放送で、火口付近のガス濃度が上昇して、火口付近はすべて規制されることとなり行っても火口は見られないと案内が。ぎりぎりのところで火口まで行けたのは幸いだった。(その後9/25に阿蘇山の火山活動レベルが1から2にあがり、それから10/9現在まで運行されていない。)
火口への道も通行止めとなりゲートが塞がれてたが、草千里ヶ浜からロープウェイ乗り場の途中で見かけた観光用ヘリコプターが上昇していった。これは火口周辺が立入禁止の時でも上空から見学ができるとのことだ。
南郷谷方面へ下り開始。烏帽子岳を貫く火の山トンネルを抜ければ南郷谷の絶景が待ち受けている。
下り終えた後は南阿蘇鉄道に沿って西へ。中松駅近くで昼食とし、「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」、
「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」と長い駅名が続く。
長陽駅でも列車が来た、トロッコ列車のダイヤだけれど、今日は平日なので通常車両での運行だった。
阿蘇カルデラの切れ目に入り、深い白川溪谷の中へ。谷の中にアーチ橋の南阿蘇鉄道の第一白川橋梁が姿を見せた。一昨日見た
その下流に立野ダムの予定地で、道路工事や橋の工事が進められていて、GPSの地図と道がだいぶ変わっていた。
立野橋梁は鉄道橋としては日本一の長さのトレッスル橋。トレッスル橋としては旧余部橋梁や夕張の旭沢橋梁が有名である。写真を撮っているとちょうどよいタイミングで列車が通過した。
立野駅から白川沿いの県道で快調に下り、最後は高台の上の熊本空港に到着した。
帰りの便もB787だが、羽田からの到着が大幅に遅れ、2時間遅れで帰ることとなった。