13/08/17 久慈から平庭高原
8/17(土)晴 侍浜-小袖海岸-野田-久慈-平庭高原 81km ルート図
北三陸ツーリング3日目、今日はあまちゃんロケ地を中心に一番見どころ走りどころの多いルートだ。昨晩ザッと雨が降ったが良い天気の朝を迎えた。
7時半に侍の湯きのこ屋を出発。まずは久慈市街へ向かう。昨日に続き三陸海岸の海岸段丘を行く。なだらかな台地にときおり深い谷が刻まれているが、県道279号の本波大橋は昨年開通したばかり、この橋がなければ深い谷にいったん降りてから上らなくてはならなかったので大変ありがたい。
麦生地区から半崎地区へ、海まで下ると石油備蓄基地に出る。津波被害の大きかったところがが着実に復興が進んでいる様子が伺える。
久慈川の最下流に架かる湊橋を渡り、久慈港を横目に小袖海岸へ向かう。
久慈市街から小袖海女センターに繋がる県道268号は道幅が狭く車のすれ違いが容易でないため、舟渡海水浴場から先は週末の日中は交通規制がされている。観光客はバス、タクシーや玉の脇漁港からの連絡船などで向かうこととなるが、バイク、自転車はOK。
玉の脇海水浴場から小袖海岸の景勝地に入る。ちょうどシャトルバス3台に追い越されるが、交通規制のおかげで、安心して狭いトンネルや急カーブの道も、かぶと岩やつりがね洞をのんびりと眺めながらを行く。
空気は霞みがちで遠くまでくっきりとは見えないが、海に浮かぶ大小の岩の景色が連続する。
五丈の滝から、あまちゃんのオープニングで鳥が飛び出す岩が見えれば小袖漁港が見えてくる。
小袖漁港に到着。ちょうどバスも到着したところで、多くの観光客と一緒に小袖海女センターへ。ここから先は「あまちゃん」一色。灯台や素潜り実演の湾、裏手の山の上には監視小屋も見える。
10時半から素潜り実演もあるけど、今日は先も長いので出発。海女センターの裏山を上った高台は、久慈から小袖までの風景から一変して出て多くの家が並び、標高200m弱の平坦な大地が3km程続く。
急坂を一気に下れば久喜の街にでて野田湾へ。海はもやっとしていて、日差しが強く暑さがかなり厳しくなってきた。
三陸鉄道の陸中野田駅および道の駅のだに到着。ここ野田村の名産品「のだ塩」も販売されているが、一人で買える数量が限定されていた。
野田からは内陸で久慈へ戻るルートへ。まず陸中野田駅近くのあまちゃんのオープニングで空撮されている線路横を通り、R45で100m程の峠を越える。久慈に下って途中の食堂でラーメンでお昼にした。
久慈の街に入り、まずは久慈駅へ。三陸鉄道の久慈駅、ホームと跨線橋、そして駅前デパートの建物と「あまちゃん」で見た景色が展開する。
駅にほど近い「道の駅くじ」は駐車場は満杯で、売店も長蛇の列だった。
久慈からは海を離れて内陸に入り、今日の宿の平庭高原までは約30km。しかし気温はますます高くなり、気温34°の表示が出ていた。街中を抜けるまでは陽を遮るものも少なく、たまらずコンビニで氷を補給して休憩。
その先で久慈渓流に入ると日陰に入ることも多くなり、若干涼しくなった。トンネルと橋で渓流の奥へ行く。
標高300mまで上ると、道の駅白樺の里やまがたに到着。あまちゃんで有名になった「まめぶ汁」は、内陸のこのあたりの郷土料理だそうだ。道の駅から先は最近整備された道となって道幅が広くなるが勾配も急になる。
山に上っていくうちに気温も25度まで下がってきた。ようやく平庭高原に到着し平坦になると白樺の道になる。
そして日没の頃、平庭山荘に到着。今回北三陸にしたのは「やませ」で涼しいことを期待していたのだけれど、今日は予想外の暑さだった。今日の〆の写真は夕食のまめぶ汁です。