7/12(金)晴 遠軽駅-湧別-登栄床-竜宮台-サンゴ岬-計呂地-サロマ湖 71km ルート図
北海道ツーリングの後半シリーズです。
前日夜に羽田から千歳に到着。翌朝6時過ぎ千歳駅から輪行、今日は普通の金曜日なので通勤、通学の方と札幌へ。札幌駅で特急オホーツクに乗り換えて、旭川~上川~白滝を抜けて一気に遠軽駅までやってきた。ここから4日間かけて道東の中標津空港まで走る予定である。
遠軽駅を11時過ぎにスタート、ここは5年前の2008年にしまださんとロボさんと共に紋別から来たところである。今日のルートはそこからオホーツク海を東へ向かうルートとなる。
R242でまずは遠軽町から湧別町(旧上湧別町)に入る。前回2008年に来たときは上湧別町だったのだがその翌年湧別町と合併した。天気よく、北海道の広大な畑を横目にしながら真っ直ぐな道を進み、道端のラーメン店で昼食とした。旭川ラーメンのチェーン店であるが、こぐまのキャラクターがかわいい。
風車を過ぎればすぐに道の駅なかゆうべつ温泉チューリップの湯に。中湧別駅跡から名寄本線支線の線路跡の延々と続く直線路から湧別の街経由で湧別駅跡地へ。ほとんど記憶が無いが30年前の夏にここへ来たことがある。消防署前に石碑のみ残されているが、細長い公園がかつての雰囲気を残している。
湧別から道道656号でサロマ湖の湖口方面へ。湧別の畑が終わり、森林を抜ければオホーツク海とサロマ湖に挟まれた細長い区域へ入っていく。サギ沼原生花園でいよいよ何もない岬に到着かと思ったが、登栄床(とえとこ)の街がどど~んと現れる、そしてその先の湖口西側の岬竜宮台展望台に到着した。
展望台からはオホーツク海とサロマ湖が一望でき、宮台から湖口までは3kmほど先とのことだが、先端に至る道は通行禁止とのことだった。展望台からはかなり遠くに灯台が見え、さらにその先にサロマ湖の湖口があるようだ。
竜宮台で折り返し登栄床の街中へ。こんな所といっては失礼だが街が予想以上に大きくて、港も普通の海の港のように立派だった。
帰ったあとに登栄床の歴史を調べてみると、とても詳しい文書を見ることができた。サロマ湖の成り立ちやサロマ湖の歴史、特に開口がおおきな転機となったことが分かった。
サロマ湖を反時計回りに廻って行くと、未舗装路となってサロマ湖畔鶴沼のアッケシソウ群落に到着。かわいい吊り橋がかけられサンゴ岬に歩道が繋がっている。まだサンゴ草の色づきには早いが、湧別町の役場の車?が来て沼の状況を確認をしていたようであった。
R238に合流してサロマ湖南岸を東へ向かう。道端には大きな太陽電池や大規模牧場・レイクランドファーム久保牧場の施設が並ぶ。曇ってきて陽がなくなると一気に風が冷たくなってきたので長袖を着た。
ここの区間はこまかなうねりのある地形で、旧湧別線の路線と並行している。芭露の街奥には芭露駅跡が、そして湧別町水芭蕉群生地の先は国道から離れてサロマ湖畔に湧網線廃線跡の道路が続いている。
国道に合流して少し戻って道の駅愛ランド湧別で休憩。ちょうど雄武から斜里までを2日間で走る「オホーツクサイクリング」のイベントが開催され、明日ここが休憩所となるとのことでパネルが付けられていた。私たちは「オホーツクサイクリング」イベントのスケジュールから半日程先行するようになる。
次は計呂地駅跡、ここは「湧別町計呂地交通公園」で整備されていて、駅舎、ホーム、蒸気機関車、客車が保存されている。客車はツーリングトレインでライダー、チャリダーなど宿泊ができる。
そして湧別町から佐呂間町に入る。今日の宿グランティアサロマ湖を一旦通り過ぎ「道の駅サロマ湖」へ。明日だとまだ開館時間前なので今日のうちに立ち寄る必要があった。駅の道スタンプとカントリーサインマグネットを購入した。
さて出発、と思ったところ突然大雨が降ってきてしばらく待機。局地的な雨だったようで15分程すると雨はおさまり18時前に宿に到着。部屋や露天風呂からはサロマ湖が一望できた。