7/7(日)晴 椴法華-恵山御崎-戸井-五稜郭-函館駅 76km ルート図
2,3日前の週間天気予報では雨がちな天気が予想されていたが、嬉しいことに好転して朝から良い天気となった。
今日は亀田半島を巡って函館まで行き、そこから輪行。ほとんど平地のルートである。
ホテル出発し、まずは亀田半島ぐるり。昨日行った水無海浜温泉の先、南方2kmの恵山御崎までは断崖絶壁で道はなく、道路で辿ると19kmの距離となる。
椴法華の市街からR278で峠を越えると旧恵山町に。道道635号で終点の恵山御崎へ。途中高台に迂回して恵山中学校の前を通る。
道道に戻り、恵山の勇姿と最果ての風景を満喫しつつ進む。17年前に宿泊した石田温泉まで来たら移転したと看板が立ち、建物は姿を消していた。さっき通った高台の奥に移ったとのことだ。
そして終点恵山御崎に到着。椴法華はこの先2kmなのに道のりは遠かった。
道の終端では函館行きのバスが折り返しの待機中。バスに先行して折り返して函館方面へ行く。ここからは追い風となり、さらに順光にもなったので映える景色を眺めながら。
ここは昆布の名産地なので、あちこちで昆布を干している。椴法華からの道まで戻ればすぐに恵山海浜公園の道の駅なとわえさんに到着。展望台から綺麗な海を眺める。
道の駅から少しアップダウンを繰り返すと国道は山に入り長いサンタロトンネルへ向かっていく。トンネルを迂回してサンタロナカセ岬を通る旧道の道道41号があるのだがツーリングマップルでは通行止めとなっていた。
しかし、案内標識では落石注意とだけ表示されていて通行止めとはなっていないようだ。旧道を進み集落を抜けるとゲートがあったが雨量による制限だけのようで今日は開いていて通ることができた。
私にとっては思いがけないプレゼントで、長い新道トンネルを走ることなく、気持ちのよい旧道でとても気分よく走ることができた。
旧戸井町に入ってからは未成線の戸井線の遺構を各所で見ることができる。つい最近撤去された蓬内橋を見ることができず残念だったが、他にも幾つもの橋脚やトンネルが残っている。
汐首岬は北海道と本州の最短距離地点、対岸は下北半島だが霞んでいてよく見えなかった。そしてそのすぐ先、汐首岬灯台直下に戸井線遺跡では一番規模の大きい橋脚が家の真上にそびえ立っている。
その後は国道と海岸沿いの脇道を進み、函館空港の先から戸井線の線路跡の道に入ると遊歩道となる。街中を抜けているので利便性がよく利用している人が多い。両側を木々に覆われて涼しく走ることができた。
遊歩道の終点からは五稜郭へ。ここで函館地元のハンバーガー「ラッキーピエロ」(ご当地バーガー全国No.1)で昼食にした。
列車の時間まで余裕があるので函館の街をぶらりと、ハセガワストアで焼き鳥(豚)でおやつを食べて、赤レンガ、朝市を抜けて函館駅でゴールとなった。
函館駅からはスーパー北斗で大沼公園に乗車するのだが、昨日、特急北斗がエンジンから出火したためキハ183系の北斗がすべて運休。その影響により、一本前の北斗に乗車予定の乗客ですでに指定席車両のデッキまで座る人がいる状態だった。
なんとか最後尾の指定席車両の座席後ろにBD-1置いて30分程待機。青森からの乗り換え客でさらに増えて満員状態で出発。待ち時間は長かったが、わずか19分で大沼公園駅に到着した。
大沼公園駅から送迎バスで10km程(自走でもよかったのだが天気や疲労を考えて予約していた)、今日の宿グリーンピア大沼に到着して入浴と夕食でのんびりと過ごす。部屋から駒ケ岳が目の前に。夜は満天の星と言うまでではないがカシオペアが良く見えた。平らな道でそれほど距離も走っていないが22時にはおやすみ。