13/04/28 津軽半島2日目
4/29(日)晴 五所川原-金木-中里-車力-十三湖-小泊-竜泊ライン-竜飛 87km ルート図
GWツーリング2日目、津軽半島竜飛岬まで。今日のコースは見どころが満載だが、最後に竜泊ラインの500mの山を越えるため、ペース配分には気を使う必要がある。
昨日の雨も上がり、五所川原郊外の高台にある津軽富士見ランドホテルからは、五所川原の街や遠くに岩木山が眺望できる。岩木山は中腹から下は姿を見せていたが、山頂付近には雲が流れている。
8時前に津軽富士見ランド出発。県道36号に入り五所川原の街を左に見ながら北へ向かう。周囲はまだまだ冬の色合いの風景が続く。山側にかかっていた雲が切れて陽がさしてきた。宿に水筒を置き忘れたことに気づいたが、もう戻れないので先へへ進んだ。
西側に津軽鉄道の線路が見えてくると嘉瀬駅に着く。駅構内にはかつて走っていたキハ22が留置されていた。R339に合流すると金木の街へ。太宰治記念館「斜陽館」に立ち寄ると観光客がたくさん来ていた。金木駅の次は
芦野公園駅。芦野公園は桜の名所で、桜まつりが明日29日から開催されるのだが、まだ開花していなかった。
中泊町に入り、県道103号で津軽鉄道の終着駅、津軽中里駅へ。ちょうど列車が停車していて数分後に折り返していった。
中里から日本海へ出るため西へ。国道は十三湖の北側を抜けるルートだけれど、十三湊に行きたいので車力村の広大な平野を突っ切るルートを予定していた。ところがここから強い向かい風となり、歩く程度のスピードとなる。あちこちで飛ばされそうになりながらも、岩木川を津軽大橋で渡り、県道12号に出れば、進行方向が北東に変わる。風を遮る山や木々が増えてきたので走りやすくなったが、予想外にこの区間で時間と体力を使ってしまった。
十三湖を右手に見てゆけば十三湊。ちょうどお昼になり、いいタイミングで食堂があったのでここで昼食。名物のしじみらーめんとしじみ丼。体力も少し回復して十三湖大橋をわたって竜飛岬へ向かって北へ向かう。
日本海に出て海沿いを行くと権現崎が近づいてきライオン海道へ、ここは海上に架かる橋で下前の街に繋がっている。
一山越えて小泊、さらにもう一山越えて道の駅こどまりで休憩。最後の難所が近づいてきたのでここで休憩。15時になりだいぶ寒くなってきた。
竜泊ラインの登りにかかるまでは海岸線を行く。斜面は小木と草地が続く北国の岬の情景になる。竜泊温泉、七つ滝と行けば、進む道の先が山の中へと続いている。
竜泊ラインの急坂にかかる。6kmほどで500mを上るが、途中で一部下りとなるところもあり、平均すると10%の勾配が延々と続く。上りはじめてすぐに下ってきた小径車1台とすれ違った。標高を上げていくと今走ってきた道が見え、日本海も広く見えてくる。最高の景色であるが、昼の向かい風がたたり、足があまり動かなくなってきた。
頭上の雲が近づき、暗くなってきたが、眼下の山や海には陽がさしていて、ちょっと幻想的な景色だ。よろよろと最後の力を振り絞り、上りはじめて1時間40分ほどでようやく展望台『眺瞰台』に到着した。
あとは一気に下れば竜飛岬だ。津軽海峡とその先の北海道が見えてくると、一日頑張って走ってきたことが報われる気がする。18時前にホテル竜飛にゴールした。