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13/03/17 安芸群島・とびしま海道2日目

3/17(日)晴 宇品港…切串港-江田島-倉橋島-鹿島 94km ルート図

ツーリング2日目。今日の宿泊が江田島の国民宿舎能美海上ロッジ、明日が呉と、距離的には余裕のある計画にしていた。というのも5日間だと雨の日があるだろうと思っていたので、天気次第で臨機応変にルートを立てるつもりでいた。
昨日広島について天気予報を見たところ、3日目は前線の通過で大荒れが予想されたので、2日目に走れるだけ走ることとして、江田島から倉橋島まで足を伸ばすこととした。
8時前に出発。まずは江田島へのフェリーに乗るため宇品港へ向かう。路面電車の道沿いで宇品港へ。フェリーターミナルと路面電車のホームを覆い尽くす大屋根が相変わらず見事だ。
今回、江田島、とびしま海道とフェリーに何回か乗る予定で、事前に調べていたら自転車の乗船料が割引となる「瀬戸内サイクルーズPASS」があることを知った。ただし宇品港では発行場所がちょっと離れているとの事だったので窓口で普通に購入しようとしたら、ここで発行してくれるとの事だったので申込用紙に記入して乗船券を購入。自転車代が無料となり、PASSカードをいただいた。




フェリーに乗り宇品港から江田島切串港へは25分程で到着。船内からは潜水艦が呉方面へ浮上航行しているのが見えた。


切串港港からは2日前に事件のあった牡蠣工場の横を通り反時計回りのルートを行く。
先ほどとは別の潜水艦が呉方面から西へ進んでいった。なかなか見られない光景なので「おぉ~」と思ったのだが、結構行き来しているのだろうか。
ほとんど車も走っていない道をのんびりと進む。海の沖から海岸沿いまで牡蠣筏がずらりと並ぶ壮観な光景が拡がる。




国立江田島青少年交流の家から小路で急坂を上れば海上自衛隊(旧海軍兵学校)の敷地脇を進む。塀がずーっと続いているが、所々で敷地内が見えて船舶が停泊している様子が見える。坂を下って正門前へ。見学もできるとのことだが、今日は時間がないので先へ進む。



穏やかな海沿いを南へ向かう。郊外店のならぶ賑やかな街からさらに進むと対岸に倉橋島が迫り、早瀬大橋のトラス橋が渡っている。橋までループ道で上り橋を渡れば倉橋島に上陸である。




江田島市から呉市に入った。倉橋島のルート、まずはメイン街道の県道35号で倉橋島の中心地区へ。100mほど上って宇和木トンネルを抜けると倉橋の街がどーんと現れた。ちょうどお昼時となったので桂浜温泉館で昼食とした。




昼食を食べながら午後のルートを考える。倉橋島を周るかとも考えたが、せっかくなので倉橋島の南の小島、鹿島まで往復することとした。
桂浜までは車も多かったが、倉橋島南部に入るとひっそりとした道に変わる。数十mのアップダウンを繰り返しながら南へ向かうと、鹿島と鹿島に繋がる鹿島大橋が見えてきた。ただ黄砂の影響かぼんやりとしている。




鹿島大橋を渡り鹿島に上陸して最南端の宮ノ口地区へ。調べた時に「猫が多い」とあったが、さっそく2匹の猫が道端でのんびりとしていた。



そして鹿島ではもうひとつの名所、段々畑。GPSで表示されていた道が、幅1mもない狭い路地。家の間を抜けて丘に上ると見事な石垣が山の上まで築かれている。
さらに小路を進むと鹿島の最南端へ。この先は愛媛県の島々だ。



ここで引き返して帰り道へ。しだいに曇ってきた。


倉橋島に戻り、室尾地区からは島の東海岸のルート県道286号で早瀬大橋へ向かうこととした。2006年に全線開通した県道で最終開通区間は高規格だが、ほとんどの区間は1車線ののどかな田舎道。アップダウンも多いが、とても味のある道だった。




早瀬大橋まで戻ってきたら、予報よりとても早くポツポツと雨が降ってきた。鹿島まで往復したのであとは最短ルートのR487で中町港近くの国民宿舎能美海上ロッジへ到着。対岸が海上自衛隊で、近く卒業式があるとのことでいつもより船が多く来港しているとのことだ。


今日は予定外で90km以上走ったので、まずは温泉で疲れを癒す。そして夕食は3月までの牡蠣フルコース。生牡蠣、カキフライ、焼き牡蠣、鍋、茶碗蒸し、牡蠣ご飯、お吸い物と牡蠣づくしの美味しい食事で満腹になりました。

呼人

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