02/11(月)晴 玉野-宇野港・・・直島・・・宇野港-妹尾駅 46km ルート図
昨日はたまの温泉でのんびりと過ごした。一夜明けても朝からいい天気である。
今日のルートは宇野から瀬戸内海の直島に行くこととした。
8:00にホテルを出発。海水浴場の渋川海岸に寄ってから、R430で宇野港に向かう。
宇高連絡船の宇野駅はよく知っていたが、「宇野市」と言うものがないことを昨晩初めて知った。宇野の街に近づくと三井造船の大工場を横目にして宇野港に到着。宇野駅に立ち寄ったが、かつての宇高連絡船の時代とは変わり、静かな終着駅となっていた。駅から港までの敷地も再開発されてすっかり綺麗な港となった。
直島航路の窓口で自転車往復の切符を買って直島へ渡る。フェリーは出港5分前に到着したが、あっという間に車の乗降が終わり、定刻通りに出港した。自転車は私達だけみたいだったが、観光客が多い。
宇野港から直島までは距離2km、フェリーで20分と目と鼻の先であるが、この間に県境があって、直島は香川県である。宮浦港に到着。ターミナルの海の駅「なおしま」はガラス張りの綺麗な建物だ
直島は現代アート美術で有名な島で、美術館や屋外アートが多く展示されていて、世界中から観光客が訪れる、アートの聖地と言われている。島一周は20kmもないので時計回りに一周することとした。
港から街を抜けて坂を上ると島北部を専有している三菱マテリアルの入口へ。高台に高い煙突が立ち、あちこちに巨大な工場施設が並んでいる。後で周ることとなる島南部と比較すると、島の北と南の景観が大きいことを感じた。
工場地帯を抜けて海沿いの小路を進んでいくと港に出て本村地区に着く。素朴な港町で狭い路地が続いている。
ここの本村地区も直島の重要な観光場所であり、「家プロジェクト」が展開されている。「家プロジェクト」がなんであるかは皆さんで検索して下さい(^_^;)
本村地区からは、いたって普通な島の道で積浦地区へ、近くに釣り公園があるとのことなので、小高い丘を上って島の南東部に位置する釣り公園へ。ここにビニールハウスがあり、直島の天日塩「SOLA SHIO」が作られていた。この塩は港でお土産として幾種類も売られていた。
さて、ここから先の島の南側は地形が厳しいので、本来なら何もないところであるが、直島ではここからがメインエリアである。まずはベネッセハウス。草間彌生の「南瓜」のオブジェクトが小さな埠頭の先端に鎮座している。そして、ベネッセハウスの敷地内には様々なオブジェクトが配置されている。
ベネッセハウスからベネッセハウスミュージアム、地中美術館と続く、ここの区間は徒歩やレンタサイクルの観光客で賑わい、送迎のバスもちょくちょく走っている。ただし、結構な坂なのでふつうのレンタサイクルで坂を上るのはかなり厳しそうだ。
美術館には入らずに淡々と進んできたので、2時間少しで島を一周。
港近くにセルフさぬきうどんの店を見かけたのでここで昼食とした。この島が香川県だということを感じる。
宮浦港に戻り、お土産を買ったらすぐに帰りのフェリーの出港時間となった。
12:45に宮浦港を出港し、島の北側を眺めているとすぐに宇野港に着岸となった。僅かな時間だったけどとても楽しい島めぐりだった。
宇野からは県道22号~R30で岡山方面へ。帰りの新幹線の時間を考慮して、途中の妹尾駅でゴールとした。
最後は、岡山駅からの新幹線の中でままかり寿司を食べながら帰った。
今回は岡山県南部と瀬戸内海の島、2日間とも天気良く、サイクリングロード、廃線跡、島と変化に飛んだルートで満足だった。次の機会では、瀬戸内海のまた別の島へ行くのもいいかもしれないと思っている。