12/05/27 白河の関
05/27(日) 晴 新白石駅-白河の関-伊王野-太田原-宝積寺駅 81km ルート図
「白河の関」は、高校野球で知った言葉だった。夏の甲子園では福島以北で優勝したことがなかったことから有名だったのだが、駒大苫小牧の優勝で一気に津軽海峡を越えしまったので、少しばかり言葉の重さが減ったのかなという場所だ。
普段でも、新幹線では那須塩原と新白河の間でトンネルであっという間に過ぎていることが多いので、一度訪れてみたい場所だった。
で、今回も土日で夕方移動宿泊のプランで宇都宮泊。天気予報で午後は大気が不安定で山間部では雷雨の可能性があるとのことから、朝早く宇都宮から新幹線で新白河から南下するコースにすることとした。
新白河駅を出発し、まずは白河の街へ。レトロな駅舎の白河駅から街中を抜け、南湖の横から県道76号伊王野白河線に入る。
天気は上々なので、早めに先へ進むことにする。会津地方でよく見かける赤茶の屋根の家をこの辺りでも多く見かけた。
白河から10kmほどで白河の関跡に到着。「白河の関」は奈良時代から平安時代に存在した国境の関で、江戸時代の調査でここの場所が特定できたとのことだ。
関跡の隣にある白河関の森公園で一休みして出発。県境までは緩やかな水田地帯を上る。
田植え直後で蛙の声を聞きながらのんびりと走るが、道路を横断する毛虫がたくさんいた。
関跡から約2km、白河からは標高差100mほどで明神峠に到着した。ここで福島県から栃木県に入る。
栃木県側も緩やかで直線的に下る道が続く。道沿いにいくつか義経の伝説の案内板がある。
やや向かい風で少し寒く感じたが、下るに従い暑くなってきた。伊王野の街からR294に合流するとすぐに大きな水車のある道の駅東山道伊王野に着く。
ここからは天気次第で近くの駅にエスケープする予定。県道72号線、旧奥州街道で那須町から那須塩原市、那珂川を渡って大田原へ行く。
大田原で昼食。天気もまだ持ちそうなので、まだまだ先に進むことにする。
旧奥州街道の続きとなる県道48号を淡々と南下していくと、西側の那須高原は完全に雲に隠れてきた。
空を眺めながら、時に携帯で雨雲のチェックしていくが、まだなんとか大丈夫そうだ。
氏家駅からもう一駅行くことにして、田んぼの中の道を抜けて宝積寺駅に到着。
輪行準備を終えると遠くから雷鳴が轟いた。