12/04/30 新潟から浦佐
4/30 曇 新潟駅-新津駅-五泉駅-村松-蒲原鉄道跡-栃尾-石峠-入広瀬-浦佐駅 123km ルート図
さて2日目。今日は走れるところまで走って帰るのだが、乗り換えが楽になる新幹線の駅だと、浦佐駅が120km程の距離にあるのでゴール予定地とした。ただし、平地の長岡経由ではなく、南のR290をベースとする山側のルートとである。
ホテルの朝食を食べ、7時半に新潟駅をスタート。まずは県道5号で新津へ、休日の朝なので交通量も少なく、追い風でいい調子で新津駅に到着。ちょうどばんえつ物語号が新潟駅へ回送するところだった。駅横の新津車両製作所を除いてみると、普段見慣れているE233系の車両が見えた。
新津からは県道7号に入り、磐越西線五泉駅から真南へまっすぐに進む。ここからは20年以上前に廃線となった蒲原鉄道のルートを辿ることにした。
県道を進んでいくと2両の電車が現れた。かつて蒲原鉄道で走っていた車両が保存されている。その先の旧村松駅舎はバスターミナルとなっている。
村松の街中を通って廃線跡の農道へ。緩やかなカーブと僅かな上り勾配だが向かい風の中を淡々と進む。のどかな田畑の真ん中を進む。今日は天気予報では晴れのはずで、もともと予報が良かったので新潟に来たのだけれど、太陽は余り顔を出さず曇り空が広がっている。ちょっとモチベーションも下がり気味だ。
農道から県道に変わり先へ進むと、小さなスキー場があり、電車と機関車が保存されていた。そして旧七谷駅跡では2本のホームと駅舎が残っていて、駅の雰囲気が今でも感じられる。
蒲原鉄道はここから北上し加茂へ向かうので、線路跡と別れて南へ向かう。徐々に山中に入り、いくつかの小山を越え、「道の駅漢学の里しただ」に到着。
R290で結構な数の自転車の人とすれ違ったり追い越されたりしながら、やがて栃尾の街中に入る。昨日居酒屋で食べたあぶらげで有名になりつつある地。何件かあぶらげの看板を出している店を見かけた。
「道の駅R290とちお」で昼食にしようと思っていたが、混雑していたので長岡らーめんのおみやげを買って峠に向かうことにした。
R290で峠へ。上るにつれて道端の畑に雪が残ってきた。栃尾では桜はもう時期が過ぎていたが、標高が上がるにつれてしだれ桜が満開になっていった。
標高360mまで上って石峠トンネルに着いた。トンネルに入ると奥からとても冷たい風が吹いてくる、下り坂なのだが風の冷たさに負けてスピードが出せない。
トンネルを抜けると残雪が一気に増えた。天気も一気に良くなり陽が出て雪が眩しい。守門温泉を横目に下っていく。
平地まで降りると只見線上条駅に到着。只見線は昨年の豪雨で不通区間があり、小出からは大白川までとなっていて1日4往復だけだ。県道に入って行ったら雪で行き止まりだった。
R252で小出へ向かう。只見線の鉄橋がいい感じで雪の中の桜も満開である。花見には寒いけど。
小出から浦佐へ、残りわずか。今日は補給が足りずにエネルギー切れで最後は辛かった。ようやく浦佐駅に到着して前回見そこねた角栄さんの銅像、駅そばのラーメンを食べて新幹線で帰路についた。