12/01/08 八重山ツーリング3日目
1/8(日)曇り時々雨 石垣-石垣空港…与那国空港-西崎-東崎 38km ルート図
今日は今回のツーリングで一番楽しみにしていた日本最西端の与那国島に渡る。
飛行機の時間まで余裕があるのでまずは石垣港を散策してから朝食はA&Wのハンバーガー+ルートビア。朝方は時々日差しが出るくるような天気だったので街から石垣空港までは自走で向かったが、途中から雲が厚くなってきて空港到着間近で雨に当たってしまった。でも、この時期のこの地域の気候の変化がだんだんと理解できるうようになった気がしてきた。
石垣空港から与那国島へ。石垣島から与那国島までは124km、飛行機だと35分の距離だ。離陸して水平飛行となる時間がほんの数分、雲の隙間から見えた景色を後から写真から解析したところ、小浜島の港と西表島のどこかがちらりと見えていた。
そしてすぐに降下を開始する。すっかりと厚くなった雲の下に出ると、そこに与那国島が見えてきた。飛行機は島の北側を東から西に、島の全容を見せるがごとく飛行してから旋回して着陸した。
与那国空港はとてものどかな空港。タラップを降り、雨上がりでわずかに湿っている敷地を100m位歩いてターミナルビルへ移動する。
BD-1を展開しるうちに乗客は出迎えの車に乗って去っていき、空港は静寂に包まれた。準備を整えて与那国空港からスタート。ここから反時計回りに島を周る。空港の横を抜けて進んでいくと、サトウキビ畑と牧場に包まれ、道端には繋がれたヤギが出迎えてくれた。
空港から5kmほどで日本最西端の街、久部良地区に到達。港からは西崎が見える。その岬の高台に昇って日本最西端の地に到達である。記念写真をと思ったら、強い風と雨となった。(^_^;)
西崎から島の周回道路に戻ると道路に大きな溝が、これはテキサスゲートと言い、牛や馬は通り抜けができないように作られているらしい。自転車では乗ったまま通過するのはかなり難しい。
南牧場に入ると馬や牛がぽつぽつといる。しばらく進むと黒牛が数頭道路上にいて道が塞がれていた。角のある親牛もいるのでどうしたものかとしばらくにらめっこ。車が通れば逃げてくれると思うのだが、その時通る車もいなかったので、すこしずつ近づいて行ったらまず子牛が逃げてそれに連れて親牛も逃げていってくれた。
南牧場、開け放たれた牧場とゴツゴツした岩の雰囲気に、最果ての島に来たことを感じる。
牧場抜けると島南部の町、比川地区に入る。まずは「わかなそば」で八重山そばをいただいた。食後は近くの比川浜・ドクターコトー診療所を外から見学して、島の中央部を横断。今日の宿、アイランドリゾート与那国にチェックイン。
チェックインして少し休憩。身軽になった後半は島の東側を時計周りで向かう。まずは祖納地区、ここは与那国島の中心街、役場、郵便局、商店、居酒屋が並ぶ。そしてここには島唯一の信号機もあった。
街を抜けると畑の中、また雨が舞ってきた。道なりに進めば東崎、風力発電の横を抜け、岬の展望台へ。灯台周辺が牧草地になっていて、与那国馬と牛がのんびりとしている。与那国馬は近くにいても悠然としている。おとなしくてあまり食べなくても、とてもよく働く馬とのことだ。
東崎からは島の南岸へ、まずサンニヌ台展望台。
次が立神岩だが、到着直前にそこそこ雨が降ってきた。展望台でしばらく雨宿りする。島の南側はかなり急峻な地形になっている。
島東部を周り終え、島中央部の道を再び北上して16:30にホテルに到着した。雨にあたって濡れてしまったが、ありがたい事に入口にはダイバーさんのためのタオルが置いてあるので、水分を拭き取らせていただいた。
部屋で休憩しながら明日の予定を考えた。今日で島を一周したので、明日は高速半潜水船海底遺跡を見ることとし、明日の宿は連休はずれの日程となって格安となった小浜島の「はいむるぶし」を予約した。
ホテルで夕食と、そして部屋に帰ってからもオリオンビールを堪能した。