11/10/08 アルプス展望道路
10/08(土)晴 西条駅-麻績村-旧大岡村-松代駅 57km ルート図
今回は信州への帰省がてらのサイクリング。1日目は長野県道12号線、アルプス展望道路を中心にしたルートを計画した。
新幹線で長野駅に9時前に到着して在来線に乗り換え、快速「リゾートビューふるさと」に乗車する。この列車はハイブリッド気動車でディーゼルエンジンで発電してモータで走る。スイッチバックで有名な姨捨駅でしばらく停車するので、乗客も皆ホームに出て日本三大車窓風景の善光寺平の景色を堪能する。
姨捨駅で「リゾートビューふるさと」を見送り、後続の普通電車で西条駅まで移動。今日はここからスタートする。
西条からはR403に平行する善光寺街道の旧道を行く。坂北駅から青柳宿へ、坂道に連なる宿場で特筆するところは用水路が石垣の下を通っていること。一戸一戸、数十cm高さが違うので、各家の石垣に穴が空いていて水が流れ落ちていく。
そして宿場の先は大小二つの切通しで山を越える。
聖高原駅(旧麻績駅)、麻績宿で善光寺街道から分かれ、今日のメインルート県道12号線アルプス展望道路で北上する。しばらく上り坂が続くが、だんだんと視界が開けてくる。
道は集落を結び、上ったり降りたり、展望の良い場所もあれば、森の中を抜けることもある。麻績村から筑北村へ、そして長野市(旧大岡村)へ。標高は1,000m弱だが、高原といった感じではなく、よくあるような山間の集落の風景。
さらに北へ進み、尾根まで上ってくると、数条の山々の更に奥に北アルプス連山が姿を表した。今日は空気が霞んでいてくっきりと見ることは出来なかったが、それでもツーリングマップルのおすすめだけあって、交通量も少なく、とても気分よく走れる道だ。
特異な造形の芦ノ尻の道祖神が鎮座する展望台で一休憩。地形はやや平坦となり、田畑、集落が転々と続く。
13時になり、昼食場所に予定していた北アルプス展望公園に隣接するカフェテラスモモに到着。ベジバーガーとピザをいただく。
ここから進路は北東へ向かう。アップダウンを繰り返し、大岡温泉、芦沼池、大花見池を過ぎると、この先は下り道になる。緩くやや冷たい北風で冷えてきたので上着を着る。最深部の山も北アルプスから戸隠、飯綱へと変化していく。下り下って最後に鳥坂峠から稲荷山へ、善光寺平へ戻ってきた。
今日は実家の須坂まで行くが、来春廃線となる長野電鉄屋代線(旧河東線)へ向かった。次の列車の時間まで1時間ほどあったので、線路伝いに先へ進む。古い駅舎や、今は使われていない朽ち果てたホームが印象的だ。陽がだいぶ傾いてきて松代駅でゴールとなった。